レビュー

3COINSで550円の二刀流タッチペン「2WAY TOUCH PEN」はiPhoneやiPadで使いやすい? 実物を試してみた(2/2 ページ)

手書きではなかなかうまくいかない描画を、それなりに上手にできるようにしてくれるのがタッチペンだ。今回は、3COINSで販売している「2WAY TOUCH PEN」を紹介する。果たして550円のタッチペンは使えるのだろうか。

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導電繊維タイプは端末を選ぶかも

 まずはAndroidスマートフォンのGalaxy S25で試した。一部のGalaxyで使えるSペンの代わりになるだろうか。


Android端末やiOS、iPadOSなどの端末で試した

 試し書きに使ったアプリは、Galaxy標準アプリの「Notes」だ。サクッと手書きするのに重宝している。

 ディスクタイプのペン先で描いたものと導電繊維タイプのペン先で描いたものがこちらだ。ディスクタイプではペン先を動かした通りに描画できている。導電繊維タイプはペン先が太いので、大きな文字しか書けないのが玉にきずだが、線が途切れるということはなかった。

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「Notes」アプリに手書きでメモをとってみた。左がディスクタイプのペン先、右が導電繊維タイプのペン先で書いたものだ

 Sペンを搭載しているGalaxy S23 Ultraでは、「ギャラリー」アプリで写真への書き込みはできたものの、「Notes」アプリへの書き込みはできなかった。Notesアプリでは専用ペン入力を優先してタッチ操作を無効化しているからだろう。


Galaxy S23 UltraのNotesアプリでは2WAY TOUCH PENで手書きできなかったが、写真を見たり簡単に編集したりできる標準の写真ビュワー「ギャラリー」アプリでは書き込めた

 iPadでも試してみた。高価なApple Pencilの代わりになればこれほどありがたいことはない。利用したのは「Sketches」というイラスト専用アプリと、「MetaMoJi Note」という手書きノートアプリだ。

 Sketchesアプリでは、どちらも同じようにイラストを描くことができた。ただ、小さい描画領域では、線が途切れがちになる。


Sketchesアプリでは、どのツールを選んでもほぼ途切れることのない線を描画できた。ただ、イラストの上に書いた文字のような小さい領域に書き込もうとすると途切れ途切れになってしまう

 MetaMoJi Noteアプリの場合、導電繊維タイプでは線が途切れることがあったが、ディスクタイプではほぼ問題なく文字を書けた。


速記でもしない限り、ディスクタイプペン先では問題ないレベルだと感じた。もちろん、Apple Pencilほどの正確さがあるわけではない

こちらはディスクタイプペン先を使って線画をしてみたもの。ペン先がよく見えるので、線と線をつなげたり、余分な箇所を消したりするのが容易であった

 iPhone 16のメモアプリで2WAY TOUCH PENを使って手書きメモを使ってみたところ、導電繊維タイプのペン先では、線が途切れてしまった。しかし、ディスクタイプでは、指で書くより細かな文字が書きやすかった。


iPhone 16のメモアプリでは、「指で書くよりはまし」という程度の使い勝手だ。

バッグの中や玄関に1本置いておきたい

 SペンやApple Pencilのような精度は期待できないものの、ディスクタイプのペン先では、小さめの文字も書けるし、自然な速度での運筆にも描画が追い付いていた。こうした汎用(はんよう)的に使えるペンは「ひと昔前は3000円弱くらいしたのになぁ」と感慨深い気持ちになった。

 汗まみれの指先でスマホ操作をしたくない人、荷物受け取り時にもう少しスマートにサインしたい人、小さい子供のお絵描き用などに、数本用意しておいても良いのではないかと思えるようなできであった。


スマートフォンでゲームをするのにも向いている。
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