「OPPO K13 Turbo Pro 5G」レビュー:空冷ファンや大容量バッテリー搭載で4万円前後、驚異のコスパでXiaomi「POCO」のライバルに(1/2 ページ)
空冷ファンを搭載したスマホ「OPPO K13 Turbo Pro 5G」をレビューする。このファンによってスマートフォンの放熱能力を非搭載の機種比較で20%増加させ、ゲームなどを長時間楽しめるとしている。7000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、ゲームを長時間楽しめる。
中国ではし烈な競争を続ける5万円台の「高性能なスマートフォン」日本でもXiaomiの「POCO F7」といった機種が話題になるが、中国ではさらに個性的な製品が登場している。今回は4万円前後でも「空冷ファン」を搭載したスマホ「OPPO K13 Turbo Pro 5G」の実機を利用できる機会があったので、レビューしてみよう。
防水×空冷ファンの衝撃 エヴァっぽいカラーリングも鮮烈
OPPO K13 Turbo Pro 5Gは3色で展開されている。ブラックやシルバーに加え、今回はゲーミングデバイスを意識した「初号紫」をチョイスした。まるでエヴァンゲリオン初号機を連想させるかなり派手な見た目、色味のスマートフォンとなっている。本体は樹脂製のフレーム、バックパネルを採用。艶消し仕上げのため安物感を感じさせない質感を得られる。
OPPO K13 Turbo Pro 5Gの最大の特徴は、本体に内蔵された空冷ファンにある。このファンによってスマートフォンの放熱能力を非搭載の機種比較で20%増加させ、ゲームなどを長時間楽しめるとしている。
このような空冷ファンを備えるスマートフォンは過去にいくつか存在したものの、今ではかなりの少数派。現行製品では、ゲーミングに特化した「nubia REDMAGICシリーズ」が空冷ファンを備える製品として著名だ。
そして、この空冷ファンを備えながら、OPPO K13 TurboシリーズはIPX6、8、9の噴水、水没に耐える防水等級を取得している。ファンの吸排気口という物理的な「穴」があるにもかかわらず、高い防水性能を備えていることは驚異的と評価したい。
OPPOはこの「防水機構を持つ空冷ファン」の開発に4年の歳月を費やし、実用レベルのものに仕上げたとしている。ファンのブレードは最薄部0.1mmに仕上げ、毎分最大1万8000回転(1万8000rpm)する。独自開発のファンは防水だけでなく耐衝撃性能も確保した。
空冷ファンの動作は比較的静音だが、静かな空間ではその音は比較的目立つ印象だ。動作モードはインテリジェント(自動調整)と最大回転で固定の2つがある。この他に、冷却機構として、面積7000mm2の大型ベイパーチャンバーも搭載しており、空冷ファンと合わせて端末を素早く冷却できるとしている。
Snapdragon 8s Gen 4+7000mAhの大容量バッテリー搭載 カメラは潔い割り切りも
OPPO K13 Turbo Pro 5Gの中国での価格は1999元(約4万円)から。この価格帯では高性能な点にも注目したい。画面サイズはやや大きめの6.8型、解像度は2800×1280ピクセルで、120Hzのリフレッシュレートに対応する。
画面輝度がピーク時1600ニト、常用で600ニトと、POCO F7(中国向けはREDMI Turbo 4 Pro)などの競合と比較してやや性能で劣るところはあるものの、必要十分な性能といえる。また、ディスプレイ内指紋認証も備えている。
プロセッサは現行の上位グレードとなるSnapdragon 8s Gen 4を採用している。このプロセッサはCortex-X4とCortex-A720による「オールビッグコア」構成を採用し、2024年のフラグシップ機に採用されていたSnapdragon 8 Gen 3に相当する性能を持つ。日本で発売された機種では、POCO F7や「Nothing Phone (3)」でも採用されている。
フラグシップのSnapdragon 8 Eliteには劣るものの、基本性能はかなり高く、高負荷なゲームも高画質設定でこなせる。
実際に幾つかゲームで遊んでみると、高いパフォーマンスを求められる原神や崩壊スターレイルなどは快適に動作した。原神は120fpsのフレーム補完機能、アップスケーリング(高画質化)機能も利用できるなど、ゲーミンググレードらしい高い性能と最適化を発揮する。空冷ファンによる排熱性能が優秀なため、POCO F7よりも長時間快適に遊ぶことができた。
バッテリーは7000mAhと大容量なのでスタミナは良好で、ゲームで遊んでも他社の製品より明らかに持ちがよかった。さらに、本体は80Wの急速充電にも対応しており、大容量のバッテリーを素早く充電できる。急速充電は、大容量バッテリーを備える機種には必須の機能だ。
高い性能をもつ一方で、コストの兼ね合いからか、カメラは割り切った構成に仕上がっている。5000万画素のメインカメラと200万画素のモノクロカメラというシンプルな構成で、メインカメラには光学式手ブレ補正を備えている。これは事実上のシングルカメラ構成であり、ゲーミング特化ゆえの仕様だろう。インカメラは1600万画素となる。
何枚か撮影したが、カメラ自体は価格を考えれば十分キレイに撮れる。画角が換算26mmと一般的なスマホよりやや望遠よりの構成となっている。
また、OPPOのスマートフォンらしく「OPPO AI」機能が利用できる。AI消しゴムやAIブレ補正、AI反射除去機能を利用できるため、ギャラリーアプリの機能はかなり豊富だ。このあたりは上位のFindシリーズに引けを取らない。
関連記事
回転式の空冷ファンを搭載したOPPOのゲーミングスマホ「K13 Turbo Pro」
OPPOからもファン搭載スマホが登場しました。独断と偏見で選ぶ2025年の「ベストバイスマホ」5選 薄さと3つ折りに衝撃、フォルダブルが豊作の1年だった
2025年も多くの機種が販売された。今回も筆者の独断と偏見で選ぶ、購入してよかった「ベストバイなスマートフォン」を、ランキング形式で5つ紹介したい。フォルダブルで衝撃を受けた3機種がランクインした。Xiaomiが「POCO F7」発売 コスパ追求、Snapdragon 8s Gen 4や6500mAhバッテリー搭載で5万4980円から
Xiaomi Japanは7月8日、サブブランド「POCO」のフラグシップクラスであるFシリーズから、新型スマートフォン「POCO F7」を発売した。デザイン性やコスパを追求した。Snapdragon 8s Gen 4を日本市場で初搭載し、価格は5万4980円からとなっている。「REDMAGIC 10 Pro」日本で発売 スペックの限界に挑戦したハイエンド Snapdragon 8 Eliteで12万2800円から
Fastlane Japanは1月23、「REDMAGIC 10 Pro」の先行販売を開始する。REDMAGICのハイエンドモデルで、価格は12万2800円(税込み、以下同)からとなっている。REDMAGIC 10 Proはパフォーマンスやディスプレイに力を入れたモデルだ。スマホのバッテリーが大容量化を果たした3つの理由 今後は1万mAh超えのバッテリーも現実的に?
スマートフォンが搭載するバッテリーの大容量化が進んでおり、最近は5000mAh超えが当たり前になりつつある。この背景には、ユーザーの使用スタイルの変化と、それに対応する技術的な進化がある。今後は容量1万mAhクラスの機種が今後2年以内に出てくるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.