Xiaomi 15とOPPO Find X9の画作りを徹底比較 「エモさ」のライカか、「リアリティー」のハッセルブラッドか(3/3 ページ)
ハイエンドスマホのカメラ競争はスペックから色表現や体験といった個性の競い合いへ移行している。ライカ監修のXiaomi 15とハッセルブラッド監修のOPPO Find X9は対照的な描写性能を持つ。両機の作例比較を通じて情緒的なライカと忠実なハッセルブラッドという独自の方向性が浮き彫りになった。
ライカ、ハッセルブラッドの独自撮影モードも面白い
ライカのXiaomi 15、ハッセルブラッドのOPPO Find X9と、それぞれが独自の撮影モード、フィルターを用意しているのも面白いところだ。
Xiaomi 15の場合、先に触れたLeica VibrantモードとLeica Authenticモードの他、ライカ由来のフィルターを使って写真の仕上がりを変更できる。ライカの代名詞といえる、モノクロ写真風のフィルターが数種類用意されているため、手軽にライカらしさをスマートフォンから楽しめる。
OPPO Find X9もフィルターから画質の調節ができる他、ハッセルブラッドのパノラマカメラを再現した「XPANモード」も利用できる。65:24という独特なアスペクト比になっており、かなり横長の写真になるため、一般的なスマートフォンカメラとは懸け離れた仕上がりになるものの、広く風景を収めたいシーンや、高い建物を撮影するシーンで重宝する。
また、マスターモードはハッセルブラッドの「Hasselblad X2D」に近い色表現ができる撮影モードとなっており、コントラストの強い、雰囲気のある写真の撮影ができる。手動でシャッタースピードやISO感度の調節も行えるので、カメラ愛好家も使っていて楽しいのではないだろうか。
コンセプトがはっきりと分かれるスマートフォンカメラの楽しさ
冒頭でも触れたように、Xiaomi 15とOPPO Find X9にてどちらが優れたカメラを搭載しているというわけではなく、そもそものコンセプト、チューニングに大きな方向性の違いがあるため、あくまでどちらが好みかが重要になる。
2機種を使い比べ、それぞれの特徴を一言でまとめるなら、エモーショナルな雰囲気作りがうまく、構図がハマった状況での仕上がりは息を飲むほど美しくなるXiaomi 15のライカカメラと、リアルな色表現を得意とし、3つのカメラで安定して精細な写真が撮影できるOPPO Find X9という印象だ。
「スマートフォンの機能向上は頭打ち」「カメラの数字ばっかり競っている」といわれることもある中で、それぞれカメラブランドと協業し、数字以外の要素で差別化を図るようになっているのが、1ユーザーとしても、1ライターとしても素直に喜ばしく思う。
カメラはあくまでスマートフォンを構成する1要素でしかないが、その一部を切り取ってもこれだけコンセプトに違いが出るのが、現代のハイエンドモデルだ。スマートフォンの購入時には、スペックシートにとらわれず、それぞれの機種が持つ個性、コンセプトに着目して吟味してみると、長く愛せる相棒と出会えるはずだ。
(製品協力:Xiaomi Japan、オウガ・ジャパン)
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