コラム

異例の「iPhone Air」投げ売りはなぜ起きている? 定価29.5万円の1TBモデルが、いま18.4万円で買える3つの理由(1/2 ページ)

Appleの「iPhone Air」が、Amazon.co.jpのセールで異例の大幅割引となっている。定価29万4800円の1TBモデルが18万3500円で販売される背景には、日本独自仕様による過剰在庫など複雑な要因が絡み合っている。その市場のゆがみを読み解く。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Amazon.co.jpで開催されている「プライム感謝祭」の先行セールで、Appleの「iPhone Air」が大幅に値引きされていると話題だ。Apple製品、とりわけ発売から1年程度しか経過していないiPhoneが定価から10万円以上値引きされて販売されるケースは極めてまれである。なぜここまで安く売られているのか。その理由は“Air”ならではの仕様と製品コンセプトにあると考えられる。


今なら安く手に入る「iPhone Air」

各容量と価格の比較に見る「容量の逆転」現象

 現在のAmazon.co.jpにおけるセール販売価格とApple Storeの定価を比較してみると、その異常さが際立つ。

256GBモデル:14万9800円(定価18万9800円)/差額 -4万円(21%オフ)

512GBモデル:17万1600円(定価22万4800円)/差額 -5万3200円(24%オフ)

1TBモデル:18万3500円(定価29万4800円)/差額 -11万1300円(38%オフ)

 このように全モデルがApple Storeの定価を大幅に下回っている。とりわけ大容量の1TBモデルの割引幅が最も大きく、値引き額は11万1300円、割引率は38%という驚異的な水準だ。これはApple Storeにおける最小構成である256GBモデルの定価(18万9800円)より6300円も安い。

advertisement

 ストレージ容量が4倍もある最上位モデルが、公式の最下位モデルよりも安価に購入できるという異常事態だ。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.