聞きやすく話しやすいだけじゃない──「SH705iII」の真の実力(1/2 ページ)

聞きやすさ、話しやすさを重視して開発された「SH705iII」だが、その機能はベースとなっている「SH705i」を踏襲しており、ワンセグや7シリーズでもっとも高解像度なカメラなど、基本機能も充実している。

» 2008年04月22日 10時00分 公開
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 周囲の騒音が大きかったりして、相手の声が聞き取りにくい、あるいは自分の声が相手に伝わりにくい状況でもクリアな音声で通話が可能なトリプルくっきりトークを搭載したシャープのFOMA端末「SH705iII」。ケータイの「聞きやすさ」「話しやすさ」にこだわって開発された同端末だが、その基本性能は、機種名からも分かるとおり2008年春モデルとして発売された「SH705i」を踏襲しており、携帯電話としての機能も充実している。

 幅48ミリ、高さ106ミリ、厚さ16.1ミリのコンパクトなボディに、2.8インチワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応のモバイルASV液晶を搭載するSH705iIIは、ワンセグ、320万画素のCMOSカメラ、FeliCa、3G国際ローミング(WORLD WING 3G)など、最近の携帯電話に必要とされている機能を一通り備えるほか、シャープ端末ならではの名刺リーダーやコミックコンテンツ対応のマンガ・ブックリーダーなども搭載。多くのユーザーが満足できる仕様が盛り込まれている。

PhotoPhoto SH705iと比べるとシックなイメージのSH705iII。ボディカラーはPrime BlackとPrime Whiteの2色

ワンタッチでワンセグ起動、録画予約も可能

Photo ワンセグは十字キーの右上にある[TV]キーで簡単に起動できる

 SH705iの大きな特徴の1つだったワンセグ機能は、SH705iIIでも同様に利用可能だ。右上ソフトキーが、他のシャープ製FOMA端末のように[カメラ]キーではなく、[TV]キーとなっており、キーを短押しするだけでワンセグが起動できる。またテレビ画面の縦位置と横位置の切り替えは決定キーで簡単にできるので、テレビの全画面表示とデータ放送付きの表示とを手軽に切り替えられる。

 またワンセグ視聴中の画質は「鮮やか画質モード設定」で、より明るく鮮やかに表示する初期設定の「ダイナミック」のほか、ややおとなしめの表示になる「ノーマル」と、暗いところを明るく表示する「映画」にも変更可能。映像や好みに合わせて設定を変えられるので、快適に視聴できるのも魅力の1つだ。

 録画機能も備えており、視聴中に[iモード]キーを長押しすれば番組をmicroSDに録画できる。録画を停止するには[iモード]キーを短押しすればいいが、オフタイマーを設定しておけば、ワンセグ終了と同時に録画を終了するといった使い方もできる。プリインストールされているGガイド番組表リモコンを使えば、番組表を見ながら気になる番組の録画予約も可能だ。予約をしておくと、録画開始時刻にアラームが鳴り、アンテナを立てて電波状態のいい場所にSH705iIIを設置するよう促されるので、カバンに入れっぱなしで撮り逃した、といった失敗の心配もない。

 お目覚めTV機能も備えているので、指定した時間にアラームの代わりにワンセグを起動することもできる。毎朝チェックするニュース番組や天気予報などを目覚まし代わりに活用するという、一石二鳥の使い方もできるわけだ。お目覚めTV機能は毎日の起動のほか、毎週の設定もできるので、“月曜の朝だけ”といった使い方にも対応する。

ハイエンド機に比肩する320万画素カメラ

Photo 705iシリーズの中ではトップクラスの解像度となる320万画素のカメラを搭載する。AFや6軸手ブレ補正、被写体ブレ補正機能も備える

 705iシリーズのようなミッドレンジモデルでは、カメラの画素数は200万画素クラスに抑えられることも多いが、SH705iIIでは320万画素のCMOSカメラを搭載している。ここも注目しておきたいポイントだ。カメラは前述の[TV]キーを長押しすると起動できる。

 320万画素のカメラは、705iシリーズの中でもトップクラスの解像度だ。しかもSH705iIIは、オートフォーカス(AF)と上下左右および前後方向のブレを補正する6軸の手ブレ補正、被写体ブレ補正を備え、ちょっとした写真撮影にも十分活用できる。メールやブログの更新などであれば、VGA以下の解像度でさっと撮影して送信すればいいが、いざというときにはデジタルカメラ並みの解像度でも撮影できる安心感は大きい。

 撮影機能はシャープ端末に共通のインタフェースを採用しており、カメラ起動中に[iモード]キーを短押しすれば一覧表示画面で設定を確認しながら変更できる。解像度やフォーカスモード、明るさ調整(露出補正)、手ブレ補正のオン/オフ、ホワイトバランス、シーン別撮影のモードなどを状況に合わせて簡単に変えられるので便利だ。

PhotoPhoto カメラは[TV]キーの長押しで起動できる。シャープ製のFOMA端末に共通のインタフェースを備えており、一覧表示される設定を見ながら必要な調整が行える

 高解像度カメラを活用する「ショットデコ」や「名刺リーダー」といった便利な機能も装備している。ショットデコは、手書きの絵や文字をカメラで撮影して、デコメピクチャとして利用する機能だ。SH705iIIには多数のデコメピクチャやテンプレートをプリインストールしているが、それに加えて、自分で紙に絵や文字を書いてメールの内容にあった世界に1つだけのオリジナルデコメピクチャを挿入できる。

 名刺リーダーは、カメラで名刺を読み取り、電話帳に登録できる優れものの機能だ。その認識精度はかなり高く、名前や電話番号、メールアドレス、住所、郵便番号などを正しく認識して、結果を電話帳の対応する項目にあてはめてくれる。凝ったレイアウトだったり、コントラストが低かったりすると認識しにくい場合もあるが、たいていの名刺は修正の手間もなく電話帳に登録していける。SH705iIIには1000件の名前が登録でき、各名前には3つの電話番号と3つのメールアドレスが保存できるので、仕事の名刺管理にも活用できるだろう。

 カメラを拡大鏡代わりに使う「カメラルーペ」機能を使えば、対象物を最大約10倍に拡大表示できる。見にくい文字や細かい地図などを見るときにはぜひ活用したい。出荷時にはショートカットメニューの中央に登録されているので、待受画面で十字キーの上を押し、決定キーを押すだけで呼び出せる。拡大した画面は、決定キーを押して撮影することもできるので、保存しておきたいときにも重宝する。

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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年5月12日