「ケータイを購入する際に重視する機能」の1つとして「画面の見やすさ」を挙げる人は多い。メール、ブラウザ、ワンセグなど、ディスプレイはすべてのコンテンツの土台となる重要な部分。シャープが誇る最高の技術が注がれた、W62SHのディスプレイの秘密に迫る。
シャープ製ケータイのイメージの1つとして「液晶の美しさ」を挙げる人は多いだろう。液晶テレビ「AQUOS」で培った技術を取り入れているだけあり、シャープ端末の液晶の美しさや、画像・映像の描画力には定評がある。「W62SH」は、このディスプレイ周りがさらに強化されており、ワンセグ、メール、ブラウザ、カメラなどを快適に利用できる。
auの2008年夏モデルの中で最高の解像度を誇る3インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)表示に対応したNewモバイルASV液晶――W62SHは、高精細かつ高画質なディスプレイの恩恵を存分に享受できるモデルだ。上下左右から覗き見を防止する「新ベールビュー」も備え、公共の場でも安心してケータイを使えるよう配慮されている。
画質面での向上はあるのだろうか? また、新ベールビューの使い勝手は? 従来モデルから大きく進化した、W62SHのディスプレイの実力を徹底チェックした。
従来のシャープ製au端末では、W61SHの240×400ピクセル表示に対応した2.8インチワイドQVGA液晶が最高解像度だったが、W62SHでは480×854ピクセル表示が可能な3インチのフルワイドVGA液晶へと大幅にスペックアップした。フルワイドVGA液晶はauケータイでは初搭載である点にも注目したい。
ワイドQVGA液晶(240×400ピクセル)やワイドVGA液晶(480×800ピクセル)では、アスペクト比(画面の比率)が16:9のワンセグ映像を全画面表示すると、一部が欠けるか、もしくは上下に黒い帯が現れてしまっていた。W62SHのフルワイドVGA液晶ならワンセグ映像を横画面でフル表示できるので、ワンセグをよく見る人にはうれしい仕様だといえる。
もちろん解像度が高くなり、画像や文字を精細に表示できるようになったのが大きなメリットであるのは言うまでもない。待受画面、メニュー画面、au oneガジェット、メール、電話帳、写真、PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアー、EZナビウォーク、カレンダーなどはVGA対応のフォントや解像度で美しく表示される。
EZwebやLISMO Player、モバイルSuicaやau one カレンダーなど、一部アプリはQVGAサイズを拡大表示している場合もあるが、日常的に使う機能やコンテンツはほぼVGA化されていると考えてよい。
W62SHは新プラットフォームの「KCP+」に対応しており、複数の機能を同時に起動できる「マルチプレイウィンドウ」を利用できるようになった。メールとカレンダー、EZナビウォークとEZwebなど、組み合わせによっては2つの機能を上下に2分割表示できるのが大きな特徴だ。2画面表示だと表示できる範囲が狭かったり、文字が見づらくなるのでは、という心配があるが、文字の視認性に優れたフルワイドVGA液晶なら、従来のワイドQVGAクラスの液晶と比べ、「中」「やや小」などある程度小さい文字サイズでも違和感なく利用できる。
このフルワイドVGA液晶の搭載により新たに追加された機能が「拡張エリア情報表示」だ。フルワイドVGA液晶の最上部、480×54ピクセル分に、EZニュースフラッシュの天気、占い、今日のトピックス・PRなどがテロップ表示される。このほか、新着メールを受信した際にその旨を知らせるメッセージを表示したり、LISMO PlayerでBGM再生中に曲が切り替わったときに「曲名」と「アーティスト名」をテロップ表示する機能もある。
拡張エリアはメニュー画面、メール、アドレス帳、カレンダーなどの操作中にも画面最上部に表示され、TVキーを短押しすると、拡張エリアにカーソルが移動、その際に決定キーを押すとEZニュースフラッシュにアクセスできる。手軽に天気や占いなどの情報が収集できる機能として覚えておきたい。
なお、メニューの「設定」→「画面表示」→「ディスプレイ」→「表示情報設定」→「ニュースフラッシュテロップ」を「OFF」にして待受画面にEZニュースフラッシュを表示させないよう設定すれば、待受画面でも拡張エリアを活用できる。ただしこの際、待受画面で普通にTVキーを押すとワンセグが起動してしまうので、表示内容にアクセスしたい場合は従来どおり上キーを押してニュースフラッシュのテロップを表示してからアクセスする。
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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年8月31日