「spモード™」対応+エコシステム拡大で機が熟した ドコモ「Xperia™」を再評価する神尾寿が詳しく解説!(2/2 ページ)

» 2010年09月13日 10時00分 公開
[神尾寿,PR/ITmedia]
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堅実だが、着実に進化したPOBox Touch 3.0

 spモード開始と前後して、Xperia本体のソフトウェアもアップデートされた。こちらも見てみよう。

 既報のとおり、今回のアップデートはXperiaの機能改善を目的としたもので、その柱は日本語入力システムの進化だ。具体的には「POBox Touch 2.0」が「POBox Touch 3.0」となり、基本機能からUIまで大幅に進化している。

 この進化の中でも、特に注目なのがQWERTYキー入力レイアウトの変更だ。XperiaのPOBox Touchは以前から日本語入力に特化し、ローマ字入力時はドラスティックに文字サイズや色を変化させて「押し間違いが少ない」「入力しやすい」ソフトウェアキーを実現していた。これがさらに改善されて、数字キーのサイズが変更され、予測変換のスピードや精度も向上。これまで以上に気持ちよく日本語入力ができるようになっている。

 POBox Touch 3.0の快適さは実際に使うとすぐに分かる。通常、フルタッチパネルで大型液晶を搭載したスマートフォンは、文字入力時に押し間違いによるストレスを感じやすいが、Xperiaに関してはそれがほとんどない。他社製のフルタッチパネル型スマートフォンと比べて日本語入力の扱いやすさと変換精度の高さは明らかであり、メール作成からTwitter™でのコミュニケーション、ブログ作成まで違和感なくできるだろう。

 また今回のPOBox Touch 3.0はカスタマイズ機能が充実したのも特長だ。定型文やアドレス帳データなどとの連携や、日本語入力アプリ「Simeji」との連動機能も実装されており、スマートフォンに詳しいユーザーならば、より自分好みにカスタマイズして使える。

PhotoPhotoPhotoPhoto POBox Touch 3.0では、記号呼び出しキーを長押しすると定型文入力などの機能が利用可能になっている。数字と記号はShiftキーで切り替えることで、大きなキーで入力できるように改良している

 スマートフォンは「グローバルであること」ばかりが注目され、日本語入力システムのように日本独自の部分は軽視されがちだ。しかし、日本のユーザーが日常の道具として使うならば、もっとも大切なのは「日本語が快適に扱えるかどうか」であろう。Xperiaはこの日本語の部分において、従来型のケータイに勝るとも劣らないこだわりを持っており、しかも堅実かつ着実に進化しているのだ。

高い基本性能とインフラ力がアプリの可能性を引き出す

 Xperiaが発売されてから、半年あまり。spモードへの対応や本体ソフトウェアのアップデートでXperiaの機能は進化したわけだが、もう1つ忘れてはならないことがある。Xperiaを取りまくアプリやサービスの利用環境だ。

 2010年前半を振り返ると、スマートフォンで「Twitter」や「YouTube™」「Evernote」などのネットサービスを使うというニーズが飛躍的に高まった。これらのサービスへの対応は、Xperiaの本体機能や豊富なAndroidアプリで実現されているが、他社のスマートフォンと比べて“Xperiaならでは”の優位性がある。それは高い基本性能と充実したドコモのインフラによって裏付けされた快適な利用環境だ。

 Twitterの例で見てみよう。

 周知のとおりTwitterは、AndroidやiPhone向けに豊富なクライアントアプリが用意されており、それらを使えば、Twitterの基本である「140文字のコミュニケーション」は問題なく行える。しかし、Xperiaならば先述のPOBox Touchにより日本語入力がサクサクと快適になり、約810万画素のカメラにより、美しい写真や動画をTwitterでのコミュニケーションと連携させられる。さらに写真や動画の投稿(アップロード)であまり待たされることがないのもメリットだろう。これはXperiaがドコモの高速データ通信サービス(HSDPA/HSUPA)に対応しており、ドコモのインフラ力が優れているからだ。とりわけ、この「インフラ力の違い」を実感するのが、都市部の屋内や住宅密集地、地方郊外である。ドコモのインフラの強さが、ネットサービスやアプリの使い勝手を快適なものにしているのである。

 同様のことが、YouTubeの視聴時やEvernote利用時などでも言える。

 XperiaでYouTubeを見る場合、他キャリアのスマートフォンと異なり、3G利用時も高画質モードで再生ができる。またXperiaで撮影した動画の投稿(アップロード)もスムーズだ。

 一方、Evernoteでは、ノートブックのサムネイル画面の表示やPDFファイルの選択から表示までの時間がすばやい。筆者は紙やWeb上の資料をPDFとして取り込んでEvernoteで管理しているのだが、Xperiaだとこれらのデータが、どこでもサッと読み込んですばやく表示できるので非常に快適だ。PDFや写真をたくさん管理するようになると、このインフラの速さの恩恵は大きい。

PhotoPhoto 左はTwitterクライアントのtwiccaから写真をアップロードして、今まさにツイートしようとしているところ。HSUPA対応のXperiaなら、写真のアップロードも高速だ。右の画面のようにEvernoteへのアップロードや同期、サムネイル画面の表示なども快適に利用できる

 そのほかにも、Google マップ™やGPSナビゲーションサービスなど、地図を扱うアプリも通信速度の速さを実感しやすい分野だろう。スマートフォン向けのアプリやサービスというと、とかくその数が注目されがちだが、実際に使うとなれば「快適に使えるかどうか」も重要だ。Xperiaでは対応アプリやサービスが増えているだけでなく、ドコモのインフラでそれらが利用できるという点も大きな魅力である。

アクセサリー&周辺機器も増加 楽しめるスマートフォンへ

 Xperia本体の進化に直接関係はないが、その“エコシステムの拡大”という観点では、本体ケースやBluetoothヘッドセットなどアクセサリー類が増えていることも注目である。

 まず本体カバーだが、Xperia発売後、専用ケース市場は着実に拡大しており、デザインに凝ったものも多数登場している。Xperia自体のデザインは「Luster White」と「Sensuous Black」の2色であり、クールな印象の造形だが、ケースを付ければさまざまなデザインが楽しめる。ファンシーなものからアートっぽいもの、標準デザインよりもさらにクールな路線まで思いのままだ。量販店には専用コーナーが用意されているところもあるのでチェックしたい。

PhotoPhotoPhotoPhoto Samantha ThavasaやSamantha Vegaとコラボレートしたパネルなども用意されている

 東京・有楽町にあるドコモ スマートフォンラウンジでは、ドコモ スマートフォンの最新機種が体験できることはもちろん、ブランドとのコラボモデルなど、多数のXperia用ケースを実際に展示しているので、興味があればのぞいてみるといいだろう。spモードを実際に体験できるコーナーやスマートフォンに関するさまざまな相談にも乗ってくれる。

Photo ソニー・エリクソンのBluetoothステレオヘッドセット「MW600」

 一方、周辺機器はBluetoothのヘッドフォンやヘッドセットなどが、ソニー・エリクソンほかから種類が発売されている。またそれ以外にもスマートフォンブームを受けて、多数のBluetooth製品が販売されており、その多くがXperiaにも対応している。ニーズに合わせて、機能やデザインから最適な組み合わせを選ぶといいだろう。


成熟期だからこその魅力

 高級輸入車は、新モデル発売後もユーザーからのフィードバックを受けてコツコツと製品を改良していくので、発売から時間が経ってからのほうが、モノとして熟成して魅力的になると言われる。

 スマートフォンも形は違えど、そういった部分があると筆者は思う。新製品発売直後のワクワク感はすてきだが、一方で、スマートフォンは発売後もソフトウェアやサービスが進化し、対応アプリやアクセサリーが増えていくので、発売後半年程度たった成熟期には魅力が増しているのかもしれない。今回のspモード対応と基本機能のバージョンアップを受けたXperiaは、クルマでいえばビッグマイナーチェンジが施されて成熟した状態にあると言える。spモード対応によって、ケータイからの乗り替えもしやすくなった。スマートフォンに興味があるけれど、まだ手を出しかねているという人は、一度ドコモショップやドコモスマートフォンラウンジで、Xperiaを試してみてはどうだろうか。

※iモードには対応しておりません。

※iモードの各種サービスはご利用になれません。

※iモードの解約とspモード契約を同時にお申込の場合、iモードパスワード、メールアドレス、迷惑メール対策設定は、spモードへ引き継がれます。

※「Xperia」はspモード対応機能バージョンアップが必要です。

※「Xperia」は、ソフトウェアのアップデートや搭載されているアプリケーションのご利用によって大きな容量のデータを送受信し、通信料が高額になりますので、「パケ・ホーダイ ダブル」のご利用を強くお奨めいたします。なおパケット定額サービスご契約の場合、短期間で上限額に達します。「パケ・ホーダイ ダブル」などのパケット定額サービスをご契約され海外でのご利用などにより従量制対応アクセスポイントに設定変更されたまま帰国されますと、通信料が高額になる場合がありますので、必ず帰国前にスマートフォン定額対応アクセスポイントに設定変更してください。

*「Xperia」「POBox」は、Sony Ericsson Mobile Communications ABの商標または登録商標です。

*「Android」「Gmail」「YouTube」「Google マップ」は、Google Inc.の商標です。

*「Twitter」はTwitter,Inc.の登録商標です。




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