1台目のケータイとして使える、シャープのAndroid搭載スマートフォン「LYNX 3D SH-03C」(1/2 ページ)

NTTドコモにも、ついに日本のケータイユーザーの利便性に配慮したシャープ製Android搭載スマートフォン「LYNX 3D SH-03C」が登場する。このモデルは本当に1台目のケータイとして使いやすいのか、改めて検証する。

» 2010年12月01日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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 シャープが日本市場のユーザーのために、日常の使い勝手に配慮し、“1台目のケータイ”として利用できることに主眼を置いて開発したAndroid搭載スマートフォンが「LYNX 3D SH-03C」だ。これまでのハイエンドケータイとは一線を画し、OSにはAndroid OSを採用。3.8インチの大画面はフルタッチパネル仕様で、さらに裸眼で立体視ができる3D機能も備えるなど、先進のスペックをふんだんに盛り込んだ。

 一方で、これまでケータイを使ってきたユーザーが、安心してスマートフォンに乗り換えられるよう、日本ではポピュラーな赤外線通信機能やワンセグ、おサイフケータイなどを標準搭載しているのももう1つの特徴だ。海外メーカー製のAndroid搭載スマートフォンとは大きく異なる、独自の魅力を持った製品となっている。

 そんなLYNX 3D SH-03Cだが、はたして普段使いのケータイとして実用的なのか、全部入りのハイエンドケータイから乗り換えても問題はないのか、といった点が気になっている読者も多いことだろう。SH-03Cのおサイフケータイ機能は、モバイルWAONが発売時から対応しているものの、Edyは2011年1月対応予定、モバイルSuicaは2011年度上期対応予定となっており、買ってすぐには使えないサービスもあるなど、注意を要する点もある。以下で、SH-03Cのケータイとしての使い勝手を検証していこう。

PhotoPhoto ボディカラーはFairy Blue、Pure White、Ink Blackの3色。いずれもクリスタルのフレームが特徴となっている

タッチパネルでの操作を、ボディに用意されたキーで補助

 SH-03Cは、フルタッチパネルタイプの端末ということで、シンプルな構成の板状のボディにいくつかのボタンを配置し、ボタン操作を補助的に利用しながら、タッチパネルを操作して利用する。

 タッチパネルの操作性は、これまでの端末よりもチューニングが進んでいる印象で、スクロールや選択、文字の入力などもスムーズに行える。

 ボディの表面には、Android搭載スマートフォンではお馴染みの「MENU」「ホーム」「戻る」の3つのキーと、それに並んで「電源」キーを用意する。これらのキーをタッチパネルの操作と組み合わせ、補助的に活用することで、快適な操作性を実現している。ボディの右側面にはボリュームの上下が行えるキー、「検索」キーと大きめのシャッターキーも備える。

PhotoPhoto ボディの表面には、Android搭載スマートフォンで規定されている「MENU」「ホーム」「戻る」キーに加え、ケータイでおなじみの「電源」キーを用意する点が独特だ。右側面にはボリュームキー、「検索」キー、シャッターキーを備える

 スタンバイ状態から復帰させるには電源キーを押し、画面を点灯させ、ここからロックを解除すると利用可能になる。ロック画面でも時刻は確認可能だ。電話が着信した際には、応答する場合は左側の緑色のアイコンが付いたボタンを右にスライドし、保留する場合は右側の赤いアイコンが描かれたボタンを左にスライドする。

PhotoPhoto 画面が消えた状態ではキー類はロックされており、復帰させるには電源キーを押す。ここで鍵を鍵穴に差し込むとロックが解除される。電話の着信時には応答するか保留するかが選べ、ロック解除作業をすることなく電話に出られる

 右側面の検索キーは、どんな場面からでも検索機能が呼び出せて便利だ。ここでアプリ名を入力すれば、アプリを探す手間を省いて起動できるし、その場でGoogle検索を利用することもできる。検索は1文字入力するごとに候補が絞り込まれるインクリメンタルサーチになっているので、すべての文字を入力せずとも目的の結果にたどり着ける。音声検索にも対応しているので、キーワードを発声するだけで検索することも可能だ。

PhotoPhoto ボディ右側面に用意された検索キー

独自のUIを搭載し、使いやすいデスクトップ

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 基本的なユーザーインタフェース(UI)は、Android OS標準のものに一手間加えられており、Androidに関する知識がない人でもあまり迷わないように配慮されたものを搭載している。まずロック画面からして、鍵を鍵穴に差し込んで開けるという、分かりやすい絵柄を採用しており、スマートフォンになじみのないユーザーがつまずきやすい、「そもそも最初のロックを解除できない」という問題に対処している。

 ロックを解除したあとのホーム画面も、最もよく使うであろう電話、spモードメール、ブラウザの3つを、常時表示される画面下部に配置。通話とメールとインターネットという基本機能にはいつでも簡単にアクセスできる。

 デスクトップには、アプリをダウンロードするためのAndroidマーケットへのショートカットやNTTドコモの独自マーケットとなるドコモマーケットへのショートカット、そしてシャープのメーカーサイト「GALAPAGOS SQUARE」へのリンクも用意。GALAPAGOS SQUAREには、新着情報があると“NEW”アイコンが現れるのでお得な情報を見逃さない。おサイフケータイの初期設定アプリもここにあるので、購入したらまずこれらのアイコンを順に開いていくといいだろう。

 そのほか、手軽にSH-03Cの3D液晶のすごさが体験できる3Dコンテンツの一覧も「内蔵3D」として用意されている。個々に収録されている映像や写真を開くと、瞬時に裸眼で立体視できる3Dの世界が楽しめる。インパクトは絶大なので、友達にSH-03Cを見せるときにも役立つだろう。

 ホーム画面は5画面用意されており、右側には3Dコンテンツへのショートカットやカメラなどへのショートカットを用意。さらに一番右の画面にはmixi for SHアプリやメディアプレーヤー millmo for SH のウィジェットなどを配置している。左側にはTwitterアプリやEvernote、トルカ、スタートアップガイドのショートカットがあり、一番左側の画面は空きスペースになっている。デスクトップは画面を左右にフリックすると簡単に切り替えられるほか、画面下部のインジケータに触れると表示される各デスクトップのサムネイルに触れることで、端から端まで瞬時にジャンプすることもできる。

PhotoPhotoPhotoPhotoPhotoPhoto ホーム画面は電話、spモードメール、ブラウザが固定で画面下部に表示され、上部は5画面を切り替えて利用できる。画面下部の5つの「・」に触れると5つの画面のサムネイルが表示され、任意の画面にジャンプできる

 ウィジェットは、ロングタッチすると一瞬端末がブルッと震え、好きな位置に移動可能。画面上には4列×4行で最大16個のアイコンを配置できる。

 ちなみにSH-03Cは、ホーム画面でもアプリケーション画面でも端末を横向きにするとメニューが3D表示に切り替わるので、この方法でも3Dコンテンツがすぐに楽しめる。先に紹介した内蔵3Dのほかに、熱帯魚が泳ぐ水槽を鑑賞できる「3D SAKANA+」、地球を侵略すべく攻めてくる敵と戦う3Dアクションゲーム「地球防衛軍3 mobile」、3Dのコースをラウンドできるゴルフゲーム「ゴルフレ!」、3Dのバースデーケーキ作りが楽しめる「ハピデコ3D for SH」などを収録。またカメラやビデオカメラ、3D写真が撮影できるカメラ、3D対応のギャラリー、ワンセグなどもここから呼び出せる。いずれも3Dを手軽に楽しめるのがポイントで、「3Dを楽しむなら横向き」と覚えておきたい。

PhotoPhoto 端末を横向きにすると3Dメニューが呼び出せる。この画面から各種3Dコンテンツや3D写真撮影機能などにアクセス可能だ。3Dを楽しみたければ、まずは端末を横にしてみるといい

 なお、デスクトップに配置されていないアプリは、画面左下の○の中に▲が描かれたアイコンを押して一覧を呼び出して起動する。一覧はデスクトップ上で指を下から上にフリックしても呼び出せるので、慣れたらこちらの操作でもいいだろう。一覧画面は一般的なAndroidのように縦にどんどんスクロールしていく仕様ではなく、1画面あたり16個アイコンを配置できる複数の画面で構成されている。アプリはジャンルや好みのカテゴリー分けで配置でき、必要に応じてページ数は増やせる。ページを増やすには、最も右の画面からアイコンをさらに右にドラッグすればよく、簡単にページの追加が可能だ。閉じるときは、○の中に▼が描かれたアイコンを押すか、画面を上から下にフリックすればいい。

PhotoPhotoPhoto アプリ一覧は画面の左下にある▲のアイコンにタッチすれば呼び出せる。この画面は横に順次スクロールしていける仕様で、必要に応じて画面は増やせる。アイコンにロングタッチすると移動できるようになる。アイコンを一番右の画面でさらに右側にドラッグすると、画面が1つ追加される
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月28日