コンパクトでスタイリッシュなボディに、PRIMEシリーズに匹敵するほどの充実機能を盛り込んだ「SH-02C」。今回はケータイを使う上で特に利用頻度の高い、コミュニケーション機能と実用機能に焦点を当てた。
ドコモSTYLEシリーズの「SH-02C」は、背面パネルを縁取るビビッドなカラーと大きいカラーサブディスプレイがスタイリッシュなシャープ製ケータイ。コンパクトでありながら、防水・防塵性能を備え、カメラは960万画素CCDを採用するなど、PRIMEシリーズに迫るスペックを誇る。
さらに、簡単にデコメールを作成できる「かんたんデコメ」や、個性的なフォントでメールを送れる「フォントチェンジ」、デコメ素材を気軽に自作できる「ショットデコ」など、コミュニケーションを楽しくする機能や、使いやすさに定評のある、シャープ製端末ならではの便利機能も充実している。今回は、さらに進化したコミュニケーション機能と、知っておくと便利に使える機能を中心に紹介しよう。
「かんたんデコメ」は、メール本文の内容から予測される絵文字やデコメ絵文字が自動的に入力され、文字の色やサイズ、背景色を変更できる機能。メール本文を入力後、ワンプッシュでデコメに変換できるので、自分で装飾する手間を省ける。
SH-02Cでは、このかんたんデコメの変換パターンを「女性向け」か「男性向け」に設定できるようになった。女性向けで変換されたデコメールは色合いも動きも派手でにぎやか。一方、男性向けで変換すると、絵文字はシンプルで色合いや動きも控えめだ。「便利だけど、アレンジがかわいすぎて恥ずかしい」など、使うのをためらっていた男性も、これなら違和感なく使えるはずだ。変換パターンは、メーカーサイトの「SH-MODE」からダウンロードして追加することも可能だ。
凝ったデコメールを作らなくても、フォントによってメールの印象もずいぶん変わるもの。ただ、フォントはケータイの機種に依存するので、送信側が「このフォントで読んでもらいたい」と思っても、機種が異なると受け手側はどうすることもできない。そこで利用したいのが「フォントチェンジ」。この機能を使うと、本文のフォントが画像化されるため、ケータイの機種に関わらずメールの受け手にも送信側と同じフォントでメールを読んでもらえる。いつものメールとは、ちょっと違った雰囲気のメールを送れるというわけだ。
フォントチェンジ用には、「カカシボーイ」「ベイビィ」「メタ坊」3種類のフォントが内蔵されており、こちらもメーカーサイトのSH-MODEからフォントの追加ダウンロードできる。
もっとオリジナリティあふれるデコメールを作りたければ、「ショットデコ」がお勧めだ。絵や文字をカメラで読み取って、デコメピクチャやデコメ絵文字を自作できる人気の機能だが、SH-02Cではパワーアップし、動きを加えたデコメ素材も簡単に作れるようになった。
画像のサイズは、ピクチャ大(240×92ピクセル)、ピクチャ中(128×48ピクセル)、ちびデコサイズのピクチャ小(120×20ピクセル)、絵文字(20×20ピクセル)の4種類。ピクチャ中はサブディスプレイにぴったり合うサイズになっており、電話やメール着信時に表示される画像に利用できる。作ったデコメ素材をメールで送るだけでなく、自分で見て楽しむこともできるのだ。
文字を入力して端末を左右に振ると、文字が浮かび上がる「ナイトスイングトーク」は、SH-07Bで初めて採用された機能だが、SH-02Cにも継承されている。背面パネル中央部でライン状に光るLEDライトを利用して文字が現れる仕組みで、特に暗い場所ではっきり読める。
ナイトスイングトークは「便利ツール」から利用できる。「文字入力」で、全角10文字までの好みの文字を入力。本体を閉じると背面のLEDが60秒間点滅するので、その間、端末を左右に振り続けよう。端末の周囲に文字が浮かび上がってくるのが見えるはずだ。メッセージをきちんと伝えるのにはコツがいるが、遊べるコミュニケーションツールとして、入力した言葉を当てるなどして楽しむことができそうだ。
SH-02Cが採用している日本語入力システムは「iWnn」。現在時刻に連動した変換候補を表示でき、時間帯や月から予測された単語を変換候補として表示する。また、「**(ワイルドカード)予測」にも対応。単語の先頭の文字を入力した後、残りの文字数分だけ右キーを押すと、その文字数に一致する単語が変換候補として表示される。
SH-02Cではさらに、「メール文章履歴引用」機能も追加した。メール本文入力時の設定で「メール文章履歴」をオンにして送信すると、本文内の文章を学習し、次の入力時に変換候補として表示する。これまでのシャープ製端末同様、かな入力時に数字を入力すると、時刻や日付の変換候補が現れる仕様も健在だ。過去のシャープ製端末で「ケータイShoin」に慣れていた人でも、快適に文字入力ができるだろう。
メール管理についても新機能が追加され、受信メールにフラグを付けることが可能になった。フラグをオンにすると、タイトルの前に「!」マークが付くので、目当てのメールを簡単に探し出せる。また、メールを検索する際にも、フラグのオン/オフを条件にして探すことができる。大事な予定の日時が記載されたメールや、何度も読み返したいメールなどにフラグを付けておくといいだろう。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月9日