こんな風に賢いルミックス フォンだけど、いろんな被写体を撮っていると、時にはこちらが撮ってほしい明るさと、カメラ側が考えた明るさに差があることもある。そんなときは、タッチフォーカスを使おう。
まず、「ここをしっかり撮りたい」という場所を指で触る。そうするとタッチした部分にピントを合わせ、同時に明るさ(露出)も合わせてくれるのだ。タッチした後は自動追尾が働くので、一度タッチすれば構図を変更することもできる。
タッチフォーカスのメリットを示すために、極端な例を並べてみよう。
これだけ差が出るのだ。従来は「明るさ補正」(露出補正)をしないとできなかった撮影が、画面をタッチするだけでできる。すばらしい機能である。
さらに1つ。タッチシャッターの機能をオンにすると、ピント合わせから撮影まで自動で行ってくれるのでもっと楽になる。特にマクロ撮影時には、このタッチシャッターが生きてくる。
例えば草原で花を撮ることを想像してみよう。ピントを合わせる対象がたくさんある中で、本当に撮りたいところにだけピントを合わせなきゃいけない。そんなときタッチシャッターなら、目当ての花にタッチするだけで撮れてしまう。
ルミックス フォンは、こちらが最低限の指定をしてやるだけで、“こう撮れてほしい”という希望に応えてくれる。そして、こうした調整を行っているのが「Mobile VenusEngine」。カメラを知ってる人ならピンときたかもしれないけど、ルミックスが搭載する画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」の技術をモバイルに応用したもので、ルミックス フォンの高画質を支える技術なのである。
ルミックス フォンの良さは、単にタッチパネルを採用しただけじゃなく、それを生かすユーザーインタフェースを搭載していることにある。よく使う便利な機能がディスプレイ上にタッチボタンとして配置され、すぐに使えるように工夫されているのだ。
タッチパネルはルミックス譲りの使いやすさで、その上にケータイらしい機能を加味している。まず注目なのが、画面の左上にあるパワーLCDのボタン。真昼の屋外などで画面が見づらいと思ったら、これをタッチしてみよう。画面の輝度が上がって見やすくなる。これがすぐ触れる位置にあるのがいい。
右にはタッチシャッターのON/OFFを切り替えるボタンや、動画撮影ボタンがある。そして右上にはズーム系のボタンがまとまっている。ズームはデジタルズームで、画像サイズが3M以下の時は、超解像技術が使われる。超解像というのは、画像劣化を防ぎながらデジタルズームを行う技術だ。
ズーム機能でお勧めしたいのがTele/Wide撮影機能。タッチズーム、オートサイズズームで大きく撮りたいところをタッチすると、そこがグッと拡大される。そして撮影すると、最大ズームの写真と、ズームをかけてない写真の2枚が同時に保存されるのだ。
通常のデジタルズームをかけた写真は、“等倍で見ると”ディテールは多少あれているが、元が13Mという高解像度なので、パソコンの画面で見るといった用途なら問題ない。上の写真を見てもらえば、それが分かるだろう。元の画像サイズが大きいおかげである。
撮影設定を細かく自分で変更したいときは、画面のメニューキーを押して撮影モードをiAから通常撮影モードやシーンモードに切り替える。
通常撮影モードにすると、露出補正やISO感度(ISO1600以上に設定すると画像サイズが3M相当になる)を設定できる。最高ISO25600まで設定可能だ。ちなみに、iA時は最大ISO800まで自動で調整してくれる。
カラーモードを変更すると、より鮮やかに仕上がるヴィヴィッドや、セピア、モノクロも楽しめるし、画像の縦横比も、4:3だけでなく16:9や1:1(正方形)が選べる。そのほかにも、笑顔になると自動的にシャッターが切れる笑顔シャッターや、二人の顔が近づくと自動撮影されるラブシャッター、指定した人数の顔を検出するとセルフタイマーで約3秒後に撮影されるグループシャッターなど、さまざまな機能が用意されている。
こうした細かい撮影機能が増えると、従来のケータイではメニューのさらにサブメニューといった具合に階層化が進んで、機能を見つけるのが難しくなる。けれどルミックス フォンはうまくタッチメニューが並べられており、機能が一目で分かるのがいい。
さて、ここからはお待ちかねの作例集だ。ルミックス フォンの機能を生かした写真をいろいろと撮ってみたので、ちょっと見てほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月27日