次々とスタートした次世代高速通信サービスのなかで、本命中の本命が「LTE」。なかでも料金・エリア・端末ラインアップが評価されているのがイー・アクセスの「EMOBILE LTE」だ。どんな点が評価されているのか、4つのポイントから探った。
オフィスや自宅からノートPCを持ち出すモバイルコンピューティングが当たり前になり、今ではPCに変わってタブレット端末を持ち歩く人も増えている。持ち歩くデバイスに移り変わりはあれども、モバイル環境での通信手段に求められるのは“速くて安い”ことに違いはない。
動画共有サイトやクラウドサービスが普及し、モバイル環境でも大容量のデータ回線が求められるシーンは多い。また、SNSやIP電話などのリアルタイムなコミュニケーションを途切れなくこなすには、モバイルであってもブロードバンドの要素は不可欠だ。ビジネスシーンに注目すれば、仮想化環境を使う機会が増えたことで、よりパフォーマンスの高い通信回線が必要になってきている。
従来にも増して高速化・大容量化が求められているモバイルデータ通信のなかで、大本命と目されている次世代通信サービスが「LTE」(Long Term Evolution)という通信規格だ。特にイー・アクセスが2012年3月15日から開始した「EMOBILE LTE」は、通信速度が受信時最大75Mbps※/送信時最大25Mbps※で、
という4つのポイントが評価され、世のモバイラーから熱い視線が注がれている。それは市場での実績にも現れており、マーケティング会社のGfK Japanが調査した全国家電量販店のPOSデータを紹介するITmedia +D Mobileの「PHS&データ通信端末販売ランキング」でも、EMOBILE LTE対応の「Pocket WiFi LTE(GL01P)」が6週連続で首位を獲得している(GfK Japanが2012年3月12日〜4月22日に集計したデータ通信部門モデル別ランキングの結果から)。上記の4つのポイントをひもときながら、EMOBILE LTEの何が優れているのかご紹介したい。
と、その前に、なぜ次世代高速通信の“本命”がLTEなのか、簡単に説明しておきたい。まず最も分かりやすいのがその通信速度にある。次世代高速通信と呼ばれるサービスには、LTEのほかにもWiMAXやAXGPなどがあるが、現行のWiMAXサービスは通信速度が受信時最大40Mbps/送信時最大15.4Mbps、同じく現在のAXGPは受信時最大76Mbps/送信時最大10Mbpsでサービスが提供されている。AXGPは規格上、受信時の最大速度が110Mbpsだが、まだこの速度でのサービスは行われていない。そういった意味ではLTEも受信時最大150Mbpsまで増速でき、EMOBILE LTEは早期に受信時最大112Mbpsを実現するとしている。実際の実効速度は通信する環境や接続するデバイスによって変動するが、規格上の最大速度ではLTEに軍配が上がる。
またLTEという規格の成り立ちが、既存の3G通信規格の“反省”を踏まえて生まれた点も覚えておきたい。一口に3G通信といっても、W-CDMAとCDMA2000という2つの規格に分かれており、バラバラに高速化の進化を遂げてきた。規格や技術が別々の道を進んだため、デバイスやサービスの価格が下がりづらくなったという経緯がある。
LTEは通信事業者や端末メーカーが協力し、使われている技術を研究段階から世界標準にすることで、サービスやデバイスのコストを下げることを目指した。そのため、現在WiMAXやAXGPを提供している通信事業者も、近い将来にLTEサービスを開始するとアナウンスしている。スタートしたばかりの次世代高速通信が、本命のLTEを中心に普及・発展することは間違いないと言えるだろう。
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提供:イー・アクセス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年6月6日