シャープが得意とする、テレビやBlu-rayレコーダーなどとの連携機能も、見逃せないポイントの1つだ。テレビ好きならぜひ自宅にWi-Fi環境を構築して、「スマートファミリンク」を実現できる。
AQUOSブランドの機器を連携させるこの機能は、対応機器がそろっていれば、ISW16SHの画面を見ながら設定をするだけで簡単に環境が作れる。Smart Familinkアプリを起動して「設定してみましょう」ボタンを押せば、画面に手順が細かく表示されるので、1つ1つ確認しながら作業を進められる。
接続が完了したら、メニュー画面から目的「AQUOSで楽しむ」「録画した番組を見る」「AQUOS PHONEでテレビを見る」を選ぶことで、位置情報を元にした連携機能が簡単に楽しめる。
このスマートファミリンク機能では、ISW16SHで撮影した写真を対応するテレビで見たり、対応するAQUOSブルーレイで録画した番組や放送中の番組をISW16SHに転送して楽しんだりできる。ISW16SHで撮影した動画を、対応のAQUOSブルーレイにアップロードする、といった使い方もサポートする。
また、ISW16SHの画面に表示している写真や動画、ゲームの画面などをそのままテレビの画面などに映し出す「MHL」と「ワイヤレス出力」もサポート。MHLでは変換コネクタとHDMIケーブル経由で、ワイヤレス出力ではWi-Fi経由で、対応機器に画面が出力できる(一部アプリは非対応)。
スマートファミリンクやMHL、ワイヤレス出力の対応機種は、シャープのWebサイトのサポートページで公開されているので確認してほしい。
スマートフォンといえば、ケータイと比べてバッテリーが持たないというイメージがあるかもしれない。実際、ここまでさまざまな機能をISW16SHの特徴として挙げてきたので、電力の消費も大きいのではないかという懸念もあるだろう。しかし、実はこの部分に関してもISW16SHでは改善策が打たれている。
1つは、バッテリー容量の増大。ISW16SHでは3.8V 1800mAhのバッテリーを搭載しており、春モデルまで主流だった1200〜1300mAhクラスのバッテリーよりさらに余裕ができた。
もう1つは、シャープ製のAndroidスマートフォンに共通で搭載されている省電力機能「エコ技」設定だ。「エコ技」には、「標準」「技あり」「お助け」の3つのモードが用意されていて、「技あり」や「お助け」モードは「標準」よりも強力に電源消費を抑える。Androidスマートフォンは、待受中や画面消灯中などにもバックグラウンドで通信を行うアプリが多く、知らず知らずのうちに電力が消費されている。このバックグラウンドで動作するアプリを常に監視し、状況によっては技ありモードへの切り替えを推奨するメッセージを表示したりと、ユーザーが細かな設定をしなくてもバッテリーの消費を抑えられるのがポイントだ。中でも「省エネ待受」では、画面消灯中にバックグラウンドで動作しているアプリを終了させることなく制御し、バッテリーの持ちを延ばす。また「省エネ待受」で節約した時間を解りやすく表示したり、バッテリーの使用状況も確認できたりと、見るだけで楽しめる機能も備える。
合わせてバックライトの制御や画像処理技術も併用して電力消費を抑える「エコバックライトコントロール」も装備。設定をONにしておけば、状況に応じた節電を自動的に行ってくれる。ユーザーが気を遣うことなく、要所要所で節電ができるのは大きな魅力だ。
携帯電話やスマートフォンの買い方が変化し、2年間の継続利用を前提とした割引施策の適用が主流となった現在では、多少高価でもしっかりと長く使える端末を購入するのが得策だ。なぜなら、今なお進化を続けるAndroid OSとその搭載機器は、徐々に新しい技術や仕様に移行していくのが必然であり、今後新しいサービスが登場した際には、スペックの低い機種は対応端末に含まれなくなる可能性がある。価格が安い機種には、コストを抑えるために少し前の技術が採用されているケースもあり、長く使いたいなら、その時の最上位モデルを手に入れるというのが定石だからだ。
その点ISW16SHは、ここまで見てきたとおり、現時点で考え得る最新のCPU、最上の技術と先進の機能を組み合わせている。NFCのような先端技術、WiMAXに代表される高速通信、多彩な機能と使いやすさに配慮したユーザーインタフェース。これらはいずれも、今後多くのAndroidスマートフォンに融合されていく。
ISW16SHは、今使いやすいのはもちろん、2年間しっかり使ったあとでも色あせない魅力を持っているのだ。
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年7月30日