AQUOS PHONEはレスポンスが速く、指でなぞるだけで画面がオンになる「Sweep ON」、持っている間は画面が消えず、机などに水平に置くと速やかに消灯する進化した「Bright Keep」などの機能も搭載され、とても使いやすいが、SHL23ではさらに便利な機能が追加されている。
そのうちの1つ、「グリップマジック」は、本体を持つだけで画面表示をオンにできる機能だ。本体下部の左右側面にタッチパネルなどと同様のセンサーが搭載されており、手に持ったときに反応してディスプレイが点灯する。本体を持つだけで自動的に画面がオンになるので、いちいち電源キーの位置を確認して押す手間がなく、素早く操作できる。また、着信時は本体を握るだけで着信音やアラーム音が最小になり、同時にバイブレーションがオンになる。静かな場所で大きな音を鳴らし続けて気まずい思いをしなくて済む。さらに、持っている間は画面が縦向きから横向きに回転しないので、寝転がって使っても余計な画面回転がなくイライラしない。
……と、説明を聞く限りは“小さな便利機能”という印象を持たれるかもしれないが、ディスプレイの点灯は毎日何度も行うことを考えると、持つだけで点灯することのインパクトは大きい。着信音を下げる・画面の自動回転を防ぐ設定も、使えば使うほど、その利便性を実感できるはずだ。
AQUOS PHONE独自のUI「Feel UX」も見やすさ、使いやすさがアップしている。画面オンで表示される「ウェルカムシート」(一般的なロック画面に当たる)は、従来の写真とインフォエリアが上下に別れる表示から、写真が画面全体を表示するように変わり、大画面で写真を楽しめるようになった。
別のアプリを使いながら小さなウィンドウで起動できる「アナザービュー」は、履歴キーのタップで表示される「クイックランチャー」に統合された。表示できるアプリも増え、ウィジェットの表示も可能になった。画面下に表示されるので、片手での操作もスムーズに行える。また、ステータスパネルが履歴キーの長押しでも表示できるようになったのも、片手操作をするのに便利だ。
アプリ、ウィジェット、ショートカットの3画面構成になっている「3ラインホーム」には、アイコンを大きく、機能をシンプルにした「シンプル」モードが用意されており、スマートフォン初心者でも迷わず使えるはずだ。また、逆にアイコンを小さくして画面切り替えを最小限にして機能を選べる「5列レイアウト」も用意されている。好みや習熟度で選んで設定したい。
非常に細かい部分だが、電話アプリのどの画面からもアドレス帳が呼び出せるようになって利便性が向上。また、電話アプリにお気に入りタブが追加され、よく電話する人を簡単に呼び出せるようになった。ちょっとしたことだが、使いやすさは格段によくなっている。
AQUOS PHONE SERIE SHL23は、美しくも省電力なIGZO液晶ディスプレイや大容量バッテリーで長時間使えるという、SHL22で好評だったコンセプトを引き継ぎ、さらに進化させたハイエンド機にふさわしい高機能モデルだ。一方で、電話やホームUIの細かい部分まで改善するなど、きめ細やかな配慮が感じられる。これまでAQUOS PHONEを使ってきた人なら確かな進化を感じられるだろうし、初めてスマートフォンを使う人にも優しいモデルだ。携帯電話の買い替えを考えている幅広いユーザーにおすすめしたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2013年12月5日