デザインも、バッテリーも、カメラも――「AQUOS SERIE SHL25」はココが進化した(1/2 ページ)

AQUOS PHONEから「AQUOS」へ。auから登場したシャープの最新スマートフォン「AQUOS SERIE SHL25」。スマホの完成形に近づいた、と思わせるような確実な進化を遂げている。

» 2014年05月08日 13時00分 公開
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 AQUOS PHONEから「AQUOS」へ――。シャープのスマートフォンが一挙にブランド名をチェンジ。KDDIのau向け「SERIE」も、「AQUOS SERIE」へと進化を遂げた。

 「AQUOS SERIE SHL25」(以下、SHL25)はauのシャープ製スマートフォンでは最大となる5.2インチのIGZO液晶ディスプレイと「EDGEST」デザインを採用。そしてバッテリーはさらに大容量化し、定評ある省電力性もアップ。カメラは大きく機能向上が図られた。

 大画面でありながら片手操作への工夫も目立ち、フラッグシップを追求するだけでなく、スペックと操作性のバランスも無視しない。auならではの“タブレットとの2台持ち”も踏まえた新モデルの実力をチェックしていこう。

“EDGEST”デザインは大画面でサイズ抑えめ 省エネ性能もアップ

 SHL25はシャープ独自の狭額縁設計である「EDGEST」ボディに、5.2インチ(1920×1080ドット、428ppi)のIGZO液晶ディスプレイを搭載。画面占有率は約80%というスマートフォンだ。4.8インチのSHL23が画面占有率約68%だから、いかに「めいっぱいの大画面」であるかが分かるだろう。一方で本体サイズは抑えられ、幅は約71ミリ、高さは約134ミリ。SHL23が幅約70ミリ、高さが約140ミリだったため、大画面化を遂げつつ、むしろ本体サイズは小さくなっている。

photophoto カラーバリエーションはピンク、ホワイト、ネイビーの3色。SHL25のサイズは71(幅)×134(高さ)×9.9(奥行き)ミリ。重量は約141グラムとなっており、SHL23よりもサイズを抑え、軽量化を果たした

 またシャープならではのIGZO液晶ディスプレイも、「PureLED(ピュアレッド)」と呼ばれる、新開発のバックライトを採用したことで、さらに省電力で、発色が美しく、明るい表示へと進化した。画像エンジンには定評ある「FEEL artist(フィールアーティスト)」が使われている。

 EDGESTデザインになったことでフレームは細くなり、側面は緩くカーブした滑らかな曲面で手にフィットしやすい。大画面のスマートフォンでありながら操作性にもこだわった仕上がりとなっている。加えて充電やPC接続に使うMicro USB端子がキャップレス防水となっており、小さな変化だがスマートで確実に便利と感じられる工夫だ。

photophoto IPX5/7相当の防水仕様であるSHL25。Micro USB端子はキャップレスの防水設計だ(写真=左)。フレームの縁部分もボディと同色なのがauのSHL25ならでは(写真=右)

 シャープの新AQUOSはKDDIだけでなく、ソフトバンクモバイルからも発売されるが、デザインにそれぞれ特色がある。auのSHL25の場合、液晶画面の縁部分もボディと同色のカラーバリエーションになっているのが特徴だ。

 次にスペック面の進化を見てみよう。OSはAndroid 4.4になり、チップセットには「MSM8974AB」を搭載。プロセッサーのクロック数もクアッドコアの2.3GHzと強化された。メインメモリ(RAM)は2Gバイトである点はSHL23と同じだが、ストレージ容量(ROM)は16Gバイトから32Gバイトへとアップした。

photo 「Bluetoothテザリング」は、「無線とネットワーク」の「その他」から「テザリング」を見ると、追加されているのが分かる

 前述のようにバッテリー容量はSHL23の3000mAhから3150mAhと大型化し、長時間の動画再生も存分に楽しめるようになった。バッテリーの大容量化で気になるのが充電にかかる時間。しかしSHL25は急速充電に対応しているので心配はいらない。もちろん従来からの「エコ技」機能も継承され、ユーザーの使い方に合わせた省電力設定を簡単にカスタマイズできる。

 テザリングも一般的なWi-FiテザリングとUSBテザリングだけでなく、低消費電力が特徴のBluetoothテザリングにも対応した。Wi-Fiテザリングではバッテリー残量を気にして小まめなオン/オフが欠かせなかったが、バッテリー持ちが良いBluetoothテザリングなら、常にテザリングを待機状態にしておくことも可能だ。外出先におけるPCやタブレットとネット接続方法として、SHL25は今まで以上に頼りになる存在となるだろう。

新しいNightCatchにリアルタイムHDR カメラが大幅強化されファインダー機能も!

 カメラはメインカメラが約1310万画素、インカメラは約210万画素で、どちらも裏面照射型のCMOSセンサーを採用している。スペック以上に注目すべきなのが、「撮影に失敗しない」ために追加された機能の数々だ。

 まず暗い場所でも明るく撮れる「NightCatch」は、「NightCatch II」へと進化。例えば薄暗い環境で人物を撮る場合、人物にはフラッシュを有効にし、背景にはフラッシュを無効にした複数の画像を合成する仕組みとなり、画像全体が明るく人物もハッキリと撮るようになった。フラッシュも輝度がアップしたうえ、自然な色調のLEDを採用。SHL23と同じくF値が1.9の明るいレンズ「BrightEye」も搭載している。

photophoto ファインダー画面の「NightCatch」のアイコンをタップして「AUTO」にしておけば自動的に動作する。右は夜景を「NightCatch」で撮影した画像。船やビル、観覧車などはクッキリと鮮明だ

 HDR機能は「リアルタイムHDR」となり、撮影回数が1回だけで済むようになった。従来のHDRは露出を変えて2回撮影し合成していたため、その間に端末を動かすか被写体が動いてしまうと、どうしても画像がズレることがあった。また撮影を終えるのに若干の時間もかかっていた。それがリアルタイムHDRではいつもの撮影と同じ感覚でシャッターを切ることができ、HDR撮影の連写も可能に。もちろん、動画撮影時もリアルタイムHDRを有効にすることができる。

photophoto 「HDR」はデフォルトでAUTOになっており、逆光を自動認識して自動でオンになる。左がHDRをオンにした逆光の東京駅。右はHDRオフ。その差は一目瞭然だ

 さらに「カメラでキレイに撮れない……」と悩んでいる人にうれしいのが「フレーミングアドバイザー」。人物や料理を撮影するとき、画面にガイドとなるフレームが表示され、それに合わせて被写体を撮れば、自然とキレイな1枚が撮れるのだ。

photo 「おまかせオート」のまま、皿にカメラを近付けたところ。緑と白のフレームが表示されている。これに合わせて撮れば、構図に迷わずキレイに撮れるという仕掛けだ

 ユニークな写真が撮れるという点では「全天球撮影(Photo Sphere)」もぜひ使ってみてほしい機能。撮影モードにパノラマ撮影と同じように並んでいる。この機能を有効にすると、足元から頭上まで、上下左右にぐるりと周囲360度の撮影を行って、1枚の画像へと合成する。

 雄大な大自然、ランドマークなどの名所の感動がより伝わりやすくなり、いつも何気なく見ている景色も面白く撮れるだろう。撮影した風景を「アルバム」アプリで見てみると、端末の向きにあわせて撮影した風景の画像も動く。端末を後ろに向けると、撮影時後ろにあった風景が見えるので、実際の景色を見ているかのような体験が可能だ。

photophoto 撮影モードで「全天球撮影」を選び、画面内のポイントに従ってカメラを動かしていくだけで360度を撮ることができる。右が完成画像だ

 連写も、わざわざ設定を変えることなく、シャッターボタンを「押しっぱなし」にするだけでできるようになった。いつも持ち歩くスマホだけに、とっさのシャッターチャンスを逃がすことも少なくなるだろう。

 動画撮影では4K2K(3840×2160ドット)の撮影サイズにも対応し、撮影した動画は再生時にズームして表示することも可能。SHL23でも話題となった「多焦点撮影」「近接撮影」「美ズーム」も引き続き使うことができる。そして約0.5秒という高速オートフォーカスも健在だ。

photophoto カメラで撮影した動画を再生中(写真=左)に、ピンチアウトの操作をするとズームすることができる(写真=右)

 またカメラ関連の機能では「翻訳ファインダー」と「検索ファインダー」が加わった。翻訳ファインダーは、カメラで捉えた英語を日本語にリアルタイムで翻訳する機能で、海外旅行のときに看板やレストランのメニューなどを素早く訳したいときに便利な機能だ。

 検索ファインダーは、カメラを気になる言葉に向け、指でなぞると関連するキーワードや画像、動画などがアイコンとなって画面に多数浮かぶ機能。ブラウザで文字をいちいち入力して検索する必要がなく、気になるアイコンをタップするだけで、詳細を見ることができる。検索機能にビジュアル的な楽しさが加わったものといえるだろう。

photophoto ポスターや看板に気になるキーワードがあったら「検索ファインダー」でなぞる。それだけで画面内にたくさんの関連アイコンが表示。あとは気になるアイコンをタップするだけだ

 ファインダー機能は他にも「NAVITIME」アプリをインストールすることで「周辺ファインダー」も使えるようになり、画面で目的地までの距離、方角を表示できるようになる。拡張現実(AR)を本格的に活用できるのも、SHL25の特徴だ。

photophoto SHL25のカメラはアプリを追加することで新機能が追加できる。例えば「NAVITIME」をインストールすると、付近のお店やランドマークをARで表示する「周辺ファインダー」が利用できる
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2014年5月21日