スマホの未来形がさらに進化――クリスタルディスプレイ搭載「AQUOS CRYSTAL X」登場(1/2 ページ)

フレームレスデザインが衝撃を与えた「AQUOS CRYSTAL」の発売から約4カ月。このAQUOS CRYSTALの性能を底上げしたスマートフォン「AQUOS CRYSTAL X」が登場。グリップマジックやエモパーも搭載し、カメラもパワーアップした。その詳細をレビューしよう。

» 2014年12月18日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 2014年夏に登場したシャープの「AQUOS CRYSTAL」は、ディスプレイの額縁を極限までなくすことを追求したフレームレス構造を採用し、まるで画面だけを持っているような驚きと感動を味わえる端末だ。ただ、グローバル展開される製品なので、ワンセグやおサイフケータイといった日本仕様の機能が省かれていた。また、普段使いには十分とはいえスペックは標準的で、それまでハイスペック端末を使ってきた人にとっては、物足りなく感じたかもしれない。

 2014年冬に登場する「AQUOS CRYSTAL X」は、ワンセグやおサイフケータイにも対応し、日本ユーザーのために開発されたスマートフォンだ。AQUOS CRYSTALよりも大きく高解像度な5.5インチフルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載し、カメラも13メガピクセルと大幅に機能アップ。今回は、フレームレス構造によって実現したクリスタルディスプレイを改めて紹介しながら、ディスプレイやエモパーだけにとどまらないAQUOS CRYSTAL Xの魅力を明らかにしよう。

photo フレームレス構造と呼ばれる技術を採用し、ディスプレイの狭額縁化を実現したAQUOS CRYSTAL X。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色

より狭額縁な液晶と前面パネルのレンズ効果で実現

 シャープは「EDGEST」デザインを採用した端末を提供するなど、従来からディスプレイの狭額縁化に取り組んでいるが、AQUOS CRYSTAL Xのクリスタルディスプレイは、画面だけを持っているかのように感じるほど、額縁が細い。このディスプレイは、液晶の額縁を極力細くする技術と、前面ガラスの端を斜めにカットしたことによる光学的なレンズ効果という、2つの技術によって実現している。シャープはこれを「フレームレス構造」と呼んでいる。

photo ディスプレイの額縁を極限までなくすことを追求した液晶と、前面パネルのレンズ効果という2つの技術によるフレームレス構造を採用

 額縁自体はもちろん非常に細いが、ディスプレイが点灯すると、前面パネルのレンズ効果によって表示が浮き上がってくるように見え、フレームを感じなくなる。このレンズ効果を得るために、あえて通常よりも厚みのあるパネルを採用。端のカットの角度を変えてたくさんのサンプルを作り、見え方を検証したという。

photo 前面パネルの端を斜めにカットすることでレンズ効果が生まれ、表示がパネルの端まで見えることでフレームを感じなくなる

 狭額縁により5.5インチの大画面でありながら、全体のサイズはコンパクトにまとまっており、持ちやすいのもメリットだ。5インチディスプレイ搭載モデルと同様の感覚で使え、ジャケットの胸ポケットにもスッキリ収まる。なお、この細い額縁でありながら、本体を握るだけでディスプレイが点灯したり、着信音を抑えたりする「グリップマジック」を搭載している。持ちやすいだけでなく、使い勝手もいい端末だ。

photophoto 5.5型の大画面ディスプレイを搭載しながらコンパクトなボディを実現。また、グリップマジックによって、さまざま操作が自動になって快適に使える(写真=左)。本体側面にセンサーを搭載し、端末を持つとさまざまな操作が可能になる「グリップマジック」。持つだけでバックライトが点灯したり着信音量を小さくしたりできるほか、画面消灯中に握るとバイブで不在着信が分かる、電話の着信中に本体を持つまで相手の名前を表示しない、といった気の利いた機能が豊富だ(写真=右)
photo カラーは定番のブラック、ホワイト、レッドの3色。細部にもこだわり、背面のパネルは新たに開発した細かいパターンが施されている

フレームレスだから楽しめる「Swipe Pair」と「Clip Now」

 フレームレスだからこそ楽しめる「Swipe Pair」は、ぜひみんなで試してほしい機能だ。2台のAQUOS CRYSTAL Xを並べて1つの大きなディスプレイを作り、写真を大画面に映すことができる。2台の端末を並べても、フレームがここまで細くなければ楽しめない。

 まず、2台でSwipe Pairのアプリを起動し、並べて画面をなぞってペアリングする。次に、どちらかのアルバムアプリから写真を選び、ペアリング相手の画面にドラッグ&ドロップする。そうすると、2台の画面を使って1枚の写真を大きく表示できる。面白いのが、端末が少しずれている場合。ずれていても、互いの位置関係を認識し、1画面として表示する。

photophoto 2台のAQUOS CRYSTAL Xをペアリングし、2つの画面を1つの大画面にして写真を表示できる

 メールやSNSで写真を共有したり、テレビ画面に映して楽しむことは一般的になったが、画面をつなげて大画面にして共有することは、フレームが限りなく細いAQUOS CRYSTAL Xでしかできない新しい楽しみ方。ペアリング方法も非常に簡単で、みんなでわいわいと楽しめそうだ。

 また、画面を切り取れるようにスクリーンショットが撮れる「Clip Now」は、フレームレスの楽しさと便利さを兼ね備えた機能だ。本体上部の縁をなぞるとスクリーンショットが撮れる機能で、Webページの場合はURLも一緒に保存される。マナーモードに設定していれば撮影時に音が出ないので、静かな場所でも気兼ねなく撮れるのがうれしい。

 スクリーンショットで撮った画像は、画面上部を撮る場合と逆になぞればすぐに確認できる。わざわざアルバムを起動して探さなくてもいいのが便利だ。

photophoto 「設定」の「便利機能」にClip Nowのなぞり動作設定メニューがあり、スクリーンショット撮影と撮った画像を表示するビューア起動のなぞり方を選べる
photophoto 画面をなぞるだけでスクリーンショットを撮れる
photophoto ディスプレイ上部の角を指でなぞるようにして動かすと、画面が切り取られるようにスクリーンショットが撮れる(写真=左)。スクリーンショットのときの逆向きに画面をなぞると、保存したスクリーンショットを確認できる。Clip Nowで撮った画面は上下のピクトエリア部分はカットされる(写真=右)

気の利いた言葉を話しかけてくれる「エモパー」が楽しい

 AQUOS CRYSTAL Xは、声や表示でさまざまな情報をさりげなく教えてくれる「エモパー」も搭載している。このエモパーは、シャープの家電に搭載されている人工知能「ココロエンジン」をベースに、スマートフォン向けに新たに開発された機能。ユーザーがいる場所を認識してくれ、自宅にいるときは、端末を置くだけで気の利いた言葉を話しかけてくれる。例えば、就寝前に普段とアラームの設定が違うときは「明日のアラームがオフになっています。大丈夫ですか?」、通勤前には「そろそろ出かける時間です」といった具合だ。

 エモパーの話す機能を有効にするためには、位置情報のモードを「高精度」に設定する必要がある。また、使用する環境によっては動作が異なる場合がある。

 外出先では勝手に話しかけることはなく、ウェルカムスクリーンにテキストを表示する形でニュースやご当地グルメ情報などのお役立ち情報を伝えてくれる。エモパーの声を聞きたくなったときは、ロック画面で本体を2秒以上振ればよい。「わぁー、びっくりした」などと話してくれるので、飲み会や食事会などで使えば、盛り上がること間違いなし。自宅にいるときでも、端末を振れば必ず話してくれるので、エモパーの声が聞きたくて、ついつい端末を振ってしまう……なんて人も多いのではないだろうか。

photophotophoto エモパーの声は、「えもこ」「さくお」「つぶた」の3人から選べる(写真=左)。エモパーに読んでもらえる自分の名前、自宅や職場の場所などをあらかじめ設定できる(写真=中)。エモパーが教えてくれる話題も事前に設定可能だ(写真=右)
photophotophoto 端末を振ると、ちょっとした雑談を話してくれて楽しい
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2014年12月31日

関連リンク

「AQUOS CRYSTAL X」の商品特長、スペック詳細情報を掲載。

楽しさとサポートを提供するメーカー公式サイト。