“スマホの強み”を生かした高性能ナビ――「カーナビタイム」の実力を試す

クラウド型カーナビゲーションサービスの草分けにして、トップランナーと言えるのが、ナビタイムジャパンの「カーナビタイム」。同アプリは何がすごいのか。実際の走行テストも踏まえながらリポートしていきたい。

» 2015年04月20日 10時00分 公開
[神尾寿PR/ITmedia]
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 あらゆるクルマ移動における快適さ・便利さを左右するのが、“カーナビゲーションの性能”といっても過言ではないだろう。とりわけドライブ旅行のように初めて訪れる土地を走る場合や、道路が複雑な大都市を走る際などはなおさらだ。優れたカーナビを使えば、ドライバーの負担は軽減され、目的地まで迅速かつ効率的に到着することで同乗者の満足感も高くなる。

 では、優れたカーナビとはどのようなものか。

 2015年において、そのキーワードとなるのが「クラウド型」である。インターネット上のサーバーに地図やナビゲーションエンジン、各種施設情報やリアルタイムコンテンツを置くクラウド型カーナビは、従来型カーナビ以上の渋滞情報をプローブという形で収集し、新設された道路や施設にも即座に対応する。かつてのカーナビにとって最大の難点だった“情報が古くなる”ということがない。

 このクラウド型カーナビゲーションサービスの草分けにして、トップランナーと言えるのがナビタイムジャパンの「カーナビタイム」である。これはナビタイムジャパンが提供するもうひとつのクラウド型カーナビサービス「NAVITIMEドライブサポーター」の上位版という位置づけであり、これまでのカーナビ専用機を上まわる性能・使いやすさをスマートフォンアプリという形で提供したものだ。月額600円(税込)※の有料会員サービスではあるが、その価格以上の実力と品質を誇っている。

※月額600円はGoogleウォレット決済とiTunes決済の場合。クレジットカード決済は月額500円(税別)。Androidの年額コースは年額5700円(税込)、iOSの180日チケットは3400円(税込)、365日チケットは4800円(税込)。

 無料・有料のさまざまなスマートフォン向けカーナビアプリが乱立する中で、カーナビタイムのどこがすごいのか。実際の走行テストも踏まえながらリポートしていきたい。

photo iOS向けカーナビタイムでテスト走行した

直感的に分かる使いやすいデザイン

 カーナビタイムを起動してすぐ気づくのは、そのデザインがとても秀逸で分かりやすいということだ。NAVITIMEドライブサポーターは、トータルナビサービスのNAVITIMEとの親和性が重視された“ケータイナビ”っぽいデザインなのだが、カーナビタイムは違う。本格的なカーナビの雰囲気を持ちつつ、先進的で使いやすいデザインになっている。

 その基本テイストは「円形」をモチーフにしたもの。基本メニューから個々の機能ボタンまで円形や扇形のボタンが多用されており、直感的に分かりやすいように配置されている。ボタンサイズも4.5〜5型のディスプレイで使った時に最適になるよう調整されており、「スマートフォンだから画面が小さくて使いにくい」と感じることはない。

photophoto カーナビタイムのメニュー画面では、各機能が分かりやすいアイコンとともに扇形で表示されている(写真=左)。指をなぞらせながら回すと、各項目を選択できるようになっている(写真=右)

 また実際に使うと実感するのは、このデザインが指の動きが最小になるように考え抜かれているということだ。例えばメインメニューでは、よく使う機能が中央の円形部分に扇形ボタンとして集中的に配置されており、慣れればボタン位置や機能名をほとんど確認せずに目的のボタンを押すことができる。ほかにも、地図上で地点設定する画面では、「ここへ行く」「周辺検索」という機能ボタンが中心点のすぐ近くにバルーン状に表示されるため、指をほとんど動かさずに目的の機能が選べる。ルート案内中に別の地点を検索して「ここに行く」を押せば、同じくバルーンボタンで「目的地」か「経由地」かを選べるなど、とにかく最小かつ少ない指の動きで操作できるようにUIデザインが練り込まれているのだ。

photophoto 目当ての地点をタップして「ここへ行く」を選ぶと、「目的地」や「経由地」に設定できるようになる

 地図の見やすさも秀逸だ。カーナビタイムの地図は2D/3Dの選択ができるタイプで、どちらも道路と区画が見やすくなるようにカーナビ用として作られている。また特筆すべきはスムーズな地図スクロールだ。旧来の据え付け型カーナビやPNDでは地図スクロールがぎくしゃくとしたものがあるが、カーナビタイムの地図は滑らかにさくさくと動く。地図を直接動かす時も指に吸い付いたかのようにスクロールし、とても気持ちいい。

photophotophoto 地図の向きは2Dや3Dを選択できる
photophoto 地図の拡大・縮小もとてもスムーズだ

 また交差点やジャンクションでは、通常の地図に加えて、拡大された案内ポイントが表示される。この拡大表示では交差点の車線構造などが分かりやすく表示されるほか、高速道路では音声ガイダンスで推奨走行レーンについての案内もあり、初めて走る場所でも戸惑わないようになっている。

photophoto 拡大された案内図が画面右上に表示される(写真=左)。高速道路走行中に分岐点、パーキングエリア、サービスエリアの側道、インターチェンジ、ジャンクション、料金所に近づくと、推奨レーンを音声で案内する機能も搭載している(写真=右)

 さらに地図上に表示するリアルタイム情報は、渋滞情報や駐車場の満車空車情報、ガソリンスタンドの価格情報などが選べる。渋滞情報はオンデマンドVICSに加えて、カーナビタイム/ドライブサポーターが独自に収集したプローブ渋滞情報※にも対応。ここ数年で「カーナビタイム/ドライブサポーターのユーザーが急増し、特に商用車ユーザーが増えたことでプローブ渋滞情報が劇的に増えている」(ナビタイムジャパン)という。

※プローブ渋滞情報とは、道路を走行する自動車から送信されるGPS測位データを収集・分析することで道路状況を推測し、生成する交通情報です。ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリ利用者の同意のもと、ユーザーから送信されるGPS測位データを活用し生成されるものです。

オフライン機能からルートバリエーションまで、充実のナビ機能

 カーナビタイムの機能面に目を向けると、まず大きな特徴になっているのが、通信圏外でも利用できるオフライン機能が充実していることだ。従来、スマートフォン向けのカーナビアプリはクラウド上のサービスを使うのが大前提であり、翻せばそれは「通信圏外では利用できない」という弱点になっていた。

 しかしカーナビタイムでは、地図とナビゲーションエンジンをアプリ側にも持つことで、クラウドにアクセスできない通信圏外でも基本的なカーナビ機能は利用可能だ。例えばルート案内中に山間部に入り、一時的に通信圏外になっても、問題なくルート案内が継続する。さらにAndroid OS版では一部の地点・施設情報もアプリ内に収録され、通信圏外でも目的地検索が利用できるようになった。これらのオフライン機能は、地方郊外を走ることの多いアウトドア派に注目の部分といえるだろう。

 ルート計算の部分でも、カーナビタイムの高機能さが際立つ。まず目的地までのルートバリエーションは、一般的な「推奨ルート」を含めて最大7つが用意されている。その中には効率性を重視したルートだけでなく、景観がよい道路を率先して選ぶ「景観優先ルート」などもあり、ドライバーがその時のニーズや気分に合わせて選べるようになっている。

photophoto 推奨ルート、高速道路優先ルート、無料優先ルート、距離優先ルート、ECOルート、景観優先ルート、第2推奨ルートなどを選べる

 さらにカーナビタイムでは最大8カ所の複数経由地設定に対応している。経由地の設定方法も簡単だ。トップメニューの「ルート検索」画面で+ボタンを押すことで追加できるだけなく、最終目的地が設定された状態でも追加で目的地検索を行い、地図上から「経由地」として設定することもできる。

測位やルートの「精度の高さ」にも注目

 筆者は今回、平日・休日問わず1カ月以上にわたりカーナビタイムを毎日使用してテストした。高速道路を使ったロングドライブはもちろん、都内の日常的な移動でもカーナビタイムを使い、そこで感じたのが「精度の高さ」である。

 まず測位精度だが、カーナビタイムはGPS信号だけでなくスマートフォンの各種センサー情報、そしてマップマッチング技術を用いて、とても正確な測位を行う。屋内駐車場を出た時などの測位補正も素早く、自車位置を長時間ロストしてストレスがたまるといったことがない。GPS信号がまったく取れないトンネル内でも、それまでの走行データとセンサー情報を使用してトンネル内予測走行を行い、きちんと自車位置が動くようになっている。

photo GPSを取得できないトンネル内でも、予測走行ができる

 さらにiOS版では、カーナビタイムアプリがiPhoneのハードウェアに合わせてチューニングされた。これにより、一般道と高速道路が併走する区間でのIC乗降の検知精度改善や、トンネル内分岐への対応も実現した。これらは車速パルス情報が取得できる据え付け型カーナビと比較して、スマートフォン向けカーナビアプリの弱点とされていた部分だが、それがかなり改善されているのだ。これは都内など大都市部のユーザーにとってうれしいところだろう。

photo iPhone 6/6 Plusでは、気圧センサーを用いることで、ICの乗降判定の精度が上がる
photophoto スマートフォンのジャイロセンサーを使うことで、より高精度なトンネル内の分岐判定が可能になる。左がジャイロセンサー発動前、右が発動後GPSで位置情報を取得できないトンネル内でも、分岐の判断が可能になっている
photo 実際にトンネル内で利用している様子

 そしてもうひとつ、渋滞予測・渋滞回避といったルート精度の高さも、カーナビタイムの強みである。ナビタイムジャパンの調査によると、30分以内のルート計算の場合、目的地到着予測時間の誤差は±5分以内に収まることが9割を超えるという。筆者自身が1カ月以上使い続けた結果でも、目的地到着予測の精度はすこぶる高く、±5分でほぼ収まるという結果だった。これは「渋滞が発生しても回避ルートが取りやすい都市部で顕著に現れた傾向」である。

 また、道路環境の変化によるルート案内の精度も高い。今回、筆者がテストしている時期に首都高速中央環状品川線が開通したのだが、それ以降、カーナビタイムの提示するルートががらりと変わったのだ。具体的には、中央環状品川線の開通によって浜崎橋ジャンクションをはじめ中央環状線の内側エリアの渋滞が激減する一方で、中央環状線の大橋ジャンクションから熊野町ジャンクションの渋滞が激増するという変化があったのだが、カーナビタイムではこの状況変化に対応して、中央環状線の大橋ジャンクション〜熊野町ジャンクションを通るルートをぱったりと案内しなくなった。

 他方で、渋滞が激減した中央環状線の内側や都内の一般道を縫うようなルートを提示するようになり、新設道路によって発生した渋滞の回避にきちんと対応している。据え付け型カーナビの多くがいまだに中央環状品川線の新設道路の地図対応すらできていないことを考えれば、即日で新設道路に対応し、それによって発生した渋滞環境の変化に応じて提示ルートを変えてくるカーナビタイムは「すばらしい」と言ってもいいだろう。

有料サービスも納得のクオリティ

 GoogleやAppleの地図アプリがクルマ向けナビゲーション機能も備えるようになり、カーナビの世界にも「無料化」の流れは確かに押し寄せている。しかしカーナビタイムの高い精度と豊富な機能は、使えば使うほど手が離せなくなるものだ。日本の道路環境を熟知し、運転中の使いやすさとは何かを分かっている開発陣が、スマートフォンに徹底的に最適化して作り上げたものなのだ。これだけの品質であれば「月額600円でも安い」と、実際に使ってみれば感じるだろう。

 春から夏にかけて格好のドライブシーズンが訪れる。そこでのお供にカーナビタイムを使ってみてはいかがだろうか。

カーナビタイム for Smartphone
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提供:株式会社ナビタイムジャパン
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月30日

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