初代Simejiさん、テレビCM、顔文字大賞――Simejiのプロモーション戦略を聞く(2/2 ページ)

» 2016年12月21日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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2016年の締めくくりは「顔文字大賞」

 2016年のプロモーション企画を締めくくるのが「顔文字大賞」だ。2014年から始めて今回で3回目。初回はWeb企画だったが、2015年からタレントやマスコミを集めてイベントも行っている。

 先日発表された2016年の漢字は「金」だったが、「顔文字大賞」はこの「今年の漢字」にちなんで生まれた。「知名度の低いSimejiが、少ない予算でできることを考えたすてきなアイデア」(岡本氏)で、顔文字=Simejiだと認識してもらうことが目的。だから今後も毎年行っていく予定だ。

 顔文字の選定は、まずSimejiチームと広告会社から成るキャンペーンチームが利用統計を見ながら25個の顔文字を選ぶ。ただ、使用頻度で選ぶとシンプルな定番顔文字になるので、ありきたりの顔文字は取り除いて選んでいるという。そしてユーザーには25個の中から「今年らしい顔文字」に投票してもらう。2015年は約2000ユーザー、2016年は1万4000ものユーザーからの投票があり、着実に顔文字大賞は定着していっている。

 2016年の大賞に選ばれたのは「(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ」」。2016年によく見かけた単語「パリピ(パーティーピープルの略)」を始め、乾杯のとき、楽しいときなどによく使われ、ハロウィンなどのイベントで日本が盛り上がった世相を反映した顔文字として選ばれた。

Simeji 2016年の顔文字大賞は「(☝ ՞ਊ ՞)☝ウェーイ」

みんなの「コミュニケーションインフラ」になりたい

 こうした各種プロモーションの効果は、数字にも表れているという。Simejiのダウンロード数は2016年で約540万を積み上げた。また、バイドゥが重視しているDAU(ディリーアクティブユーザー)も好調に推移。特にテレビCMを流した7月、8月の伸びが大きかったという。

 DAUが好調に推移し、評判も上がっているというSimejiだが、ユーザープロフィールに偏りがあることが少し悩みだ。10代〜30代のユーザーのうち、女性が7割に上る。10代、20代では女性が5割を超えており、男性はまだまだといったところ。OS別ではiOSユーザーが6割、Androidユーザーが4割となる。女性はiPhoneユーザーが多いことを反映しているのかもしれない。

 Simejiの一番の人気機能はきせかえキーボード。かわいらしさ、面白さを求める機能なので、やはり若い女性に人気だが、壁紙を設定するのと似た感覚で使えるので、男性や年配にも響くはずだ。

 「仕事でイヤなことがあったときに子供の写真を見て元気を出す、というのは誰にでもありますよね。きせかえキーボードは幅広い層に受け入れられるポテンシャルがあります」と岡本氏は考えており、きせかえキーボードをフックに、各ユーザー層に向けて的確なアピールをしていきたいと意気込む。

 幅広いユーザーを獲得し、「究極的には、みんなに使ってもらえるコミュニケーションインフラになりたい」という強い思いがある。若い人たちだけでなく「いろんな人の好きな気持ちを喚起させたい」ので、今後もさまざまなプロモーション企画を検討しているそうだ。

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提供:バイドゥ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月27日

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