AQUOSならSIMフリーでも安心！ 防水＆おサイフ対応の「SH-M04」をレビュー（2/2 ページ）

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多彩な便利機能も用意

　この他にも、SH-M04には便利で楽しい機能が充実している。まず、au VoLTEに対応しており、au回線のSIMでも利用できる。SH-M04はKDDIネットワークとの接続性（IOT : Inter-Operability Testing）を確認している。au回線を使ったMVNOサービスの場合、端末がau VoLTEに対応していないために音声通話ができない、テザリングが利用できないなど、ユーザーの期待通りに利用できないケースがあるが、SH-M04なら安心して利用できる。

　また、シャープ端末で人気の音声エージェント「エモパー」は最新のバージョン5.0を搭載。音声で天気やニュースなどの情報を教えてくれたり、予定をしゃべって伝えるとカレンダーに登録してくれたりする。そんな賢くてかわいいエージェントが一段と進化した。ロック画面から声でアラームやタイマーのセットが可能になり、自分のスケジュールを認識して、行き先の天気予報も教えてくれる。また、アプリには当日の予定や行った場所など、日々の行動を振り返ることができる「足あと画面」も追加された。

ロック画面をダブルタップするとエモパーが起動。「7時にアラーム」「タイマー15分」などと話しかけると、アラームやタイマーをセットしてくれる（写真＝左）。SH-M04を持って訪れた場所や登録している予定など、生活の記録をエモパーのアプリ画面に表示できるようになった（写真＝右）

　普段は見えないディスプレイ下部のLEDが、着信時などにディスプレイのアニメーションと連動して光る「ヒカリエモーション」は、他のスマホでは味わえない演出だ。ヒカリエモーションは井出 音 研究所とのコラボレーションでデザインされており、一般的なイルミネーションとは一線を画す美しさが印象深い。

シャープロゴの下にある赤いLEDと、ディスプレイ上を動く赤い光が連動。生き物のように飛び回りながらふんわりと光る様子が美しく、見ていて楽しい

ヒカリエモーションの設定画面。ヒカリエモーションのオン／オフや着信時の点滅パターンを設定できる（写真＝左）。通話相手との関係性で光り方が変わる設定も選べる（写真＝右）

　フィーチャーフォン時代から好評だった簡易留守録機能、いわゆる伝言メモがSH-M04には用意されている。留守番電話機能を契約しなくても、電波が届くところだったら端末内に相手の伝言を保存でき、留守番電話サービスセンターに電話をかけることなく、すぐに確認できる。これもSIMロックフリースマホとしては珍しい機能だが、使い出すと手放せなくなる機能だ。フィーチャーフォン時代から続く機能としては、ストラップホールや「のぞき見ブロック」も継続している。別途、カバーやのぞき見防止シートを購入せずに済むのがありがたい。

ケータイ時代から続く簡易留守録機能。設定の「通話」メニューで設定できる。

　また、ディスプレイの上の縁をなぞるだけで簡単にスクリーンショットを撮影できる「Clip Now」、設定した時刻になると、自動で目に負担となるブルーライトをカットした画面設定になる「リラックスオート」などの機能が用意されており、細かなところまで配慮が行き届いている。

画面の左上部から右、または下になぞるとスクリーンショットが撮れる「Clip Now」。保存した画像はClip Nowアプリから確認可能。Clip Nowを利用すると、画面上部のピクトエリアは省かれた状態で保存される（写真＝左）。リラックスオートは、時刻やリラックスビューの強さを好みで設定できる（写真＝右）

　SH-M04は、長く日本の携帯電話を作ってきたシャープが作り上げたSIMロックフリースマホで、安心して使える。日本人が必要とする機能を漏らさず搭載しながら、買いやすい価格に抑えられている点もありがたい。特に、安価なスマホに物足りなさを感じている人、海外製スマホになじめない人に、ぜひお勧めしたい1台だ。最新のSIMロックフリースマホとして十分な性能に加え、ケータイ時代の懐かしくも便利な機能を見つけて快適に使ってもらえるはずだ。