ITmedia Mobileで、スマホの新機種が出る度にカメラ機能のレビュー記事を執筆している荻窪氏には、OPPO Find X2 Proで撮影した写真を紹介しつつ、OPPOのカメラ機能の特徴を解説してもらった。
ハイエンドスマホのカメラは2019年、トリプルカメラが当たり前になり、2020年はそこにプラスされる機能が注目された。各社とも行っているのが、一番よく使うメインカメラの画素数を増やして、写真の画質を上げることだ。「これは各社ともやっています。どれも画素数が多く、夜間の撮影にも強く、ピントも速く合う」(荻窪氏)。それにプラスする形で、どこに注力するかで各社の特徴が出ているという。
OPPOはOPPO Find Xで超広角カメラを強化したが、OPPO Find X2 Proでは、超広角カメラがメインカメラと同じ4800万画素になり、クオリティーが格段にアップした。それに加え、望遠カメラの品質も上がった。
「たいていのメーカーは3つカメラのうち2つに注力して、残りの1つは従来モデルとあまり変わらないということが多い。OPPO Find X2 Proも望遠カメラのスペック自体はあまり変わらないのですが、画像処理技術の進歩ですごくレベルが上がりました」(荻窪氏)
最近は広範囲を取れる超広角カメラがトレンドになっているが、荻窪氏が注目したのはこの望遠カメラだ。「街を歩いていて猫を見つけたら撮るんです。その際に望遠カメラの品質がすごく影響する。この写真は5倍ズームで撮った猫ですが、近寄れない猫もサッと撮れちゃう。このクオリティーがすごく上がっています」
背面の四角いレンズが望遠カメラだ。ペリスコープ構造は潜望鏡と同じく、レンズの中にプリズムが入って光を90度曲げている。つまりレンズはスマホ本体上部に横向きに配置されている。ペリスコープ構造はコンパクトデジタルカメラで採用されたものだが、コンデジ市場が縮小している中、「まさかスマホで復活するとは」と荻窪氏も驚いたという。
OPPO Find X2 Proでは、夜間撮影(ナイトモード)も強化された。ナイトモードは各社とも搭載しているが、多くのスマホはメインカメラで強化している。ところがOPPO Find X2 Proでは3つのカメラ全てで「ウルトラナイトモード」が効く。
「3つのカメラのどれでも、暗さを生かしたまま明るいところが飛びすぎないように、きれいに調節してくれます。特に望遠カメラは使っている部品の関係上、どうしても暗いところに弱いのでナイトモードは難しいのですが、使って見るときっちりナイトモードが効いて、夜でもブレがなくてきれいな写真が撮れます」(荻窪氏)
さらに動画は電子式手ブレ補正を強化。特に「Ultra Steady」を荻窪氏は高評価している。「電子式手ブレ補正は、強くすればするほど、実際の写る範囲が狭くなるんです。でも、Ultra Steadyでは超広角カメラを使って手ブレ補正がかかるので、広めの画角を保ったまま、超強力な手ブレ補正が効きます」
片手で持って歩きながら撮影しても滑らかだ。「目の付け所がいい。手ブレ補正を超強化したモードを用意し、それをボタン1つで切り替えて使えるのがすごくいいです」(荻窪氏)
OPPOが得意とする「AIビューティー」機能もナチュラルで、「これはさすがだなと思いました」(荻窪氏)。太田氏も「ビューティーモードは本当にきれい。逆に、最近はビューティーモードがないカメラで撮るのは厳しいなって感じです(笑)」と太鼓判を押す。
以下からは、OPPO Find X2 Proで撮影した写真を荻窪氏に講評してもらった。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2020年9月13日