NTT Comのローカル5Gを導入するメリットとは? 強みは「技術力」と「品質」にあり(2/3 ページ)

» 2021年03月11日 17時30分 公開
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高評価を得た実証実験、成果と課題

 では、高評価を得られたという実証実験と、その成果について紹介しよう。

 2020年5月に、DMG森精機と、無人搬送車に人協働ロボットを搭載した自律走行型ロボット(AGV)の遠隔操作などを行う共同実験を行った。ローカル5Gを活用することで、高精細な位置情報や詳細な稼働情報を取得でき、AGVの自動走行の精度が格段に向上したという。また、エッジコンピューティングを組み合わせてリアルタイム処理の負荷を軽減し、ロボットに搭載する機器の軽減、車体軽量化も実現した。

NTTコミュニケーションズ DMG森精機の工場にて、ローカル5Gを活用して自律走行型ロボットの遠隔操作を行った
NTTコミュニケーションズ LTEやWi-Fiに比べて高精度な位置情報や、詳細な稼働情報を取得できることが分かった

 「DMG森精機様のAGVはWi-Fiでも動くように作られていますが、Wi-Fiは現場で電波干渉が起こる恐れがあります。この実証実験では干渉がなく、非常に高い評価をいただきました。また、位置情報や稼働情報のデータを送る関係上、上り帯域を非常によく使います。ローカル5Gはお客さま占有設備となるため、お客さまの必要とする帯域の確保が容易であり、その点も好評でした」(鵜澤氏)

 その他のパートナー企業と行っている実証実験では、工場における高精細カメラの映像をローカル5Gで収集することにより、センサー類をワイヤレス化する、また多数のセンサー情報を収集し蓄積・分析するといった取り組みも行われている。

 これらの実証実験はローカル5Gという閉じたネットワークの中で行われたが、固定通信サービスなど既存のネットワークにつないで、データ収集することは容易にできるという。将来的にはSmart Data Platformを活用し、5Gのネットワークの帯域を仮想的に分割して利用する「ネットワークスライシング」と合わせて、企業内のさまざまなデータと統合して分析・活用を行うさまざまなユースケースが想定されている。

 「データの収集、蓄積、分析なども含め、トータルソリューションとして提供できるのが強みでもあります。今後、実用フェーズにあたってはローカル5Gのみならず、そういったところまで提案、提供していく形になります」(鵜澤氏)

コストダウンを図る取り組み、免許申請代行も

 技術的には高い評価を得ているNTT Comのローカル5Gだが、課題はコストだ。また、そもそもローカル5Gの導入は技術的なハードルが高い。もちろんNTT Comはコスト低減やサポートに取り組んでいる。

 「今後、導入における工事内容の標準化・統一化によりコスト低減を図ることにも取り組んでいきます。また、ローカル5Gが普及していくことで機器の値段が下がることも予想できます」(鵜澤氏)

 コストとローカル5Gの普及は鶏と卵の関係に近い部分もあるが、コストは徐々に下がっていくはずだ。

 導入に関しては、コンサルティングからエリア設計、ネットワーク設計、さらに一番ハードルが高いといわれている免許申請もNTT Comが代行する。「アンテナ取り付けなどの工事、その後の運用、管理や保守も含めて、ネットワークキャリア品質での支援が可能です。お客さま自身で無線従事者を用意する必要もありません」(鵜澤氏)

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提供:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月22日

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