ローカル5Gを提供する事業者は数多くあるが、実証実験で高い評価を得ているNTT Comのローカル5G。その強みを鵜澤氏は3つ挙げている。
1つは実証実験で培ったローカル5Gの技術と、MVNOとして蓄積してきたモバイル通信の知見だ。
2つ目は、ネットワークサービス(有線・無線)、クラウドサービスなど、さまざまな企業向けのサービスをエンド・ツー・エンドで展開していること。ローカル5Gの構築、運用、監視までトータルで提供でき、さらにデータ収集によって企業のDXを推進するサービスやソリューションまで提供できることが強みだ。
3つ目は、長年通信業界に携わったことで、「通信キャリアグレードで有線・無線問わず企業ニーズを満たせるネットワークをご提案できることです」(鵜澤氏)と自信を見せる。
実際に、企業や自治体がローカル5Gを導入し、運用できるまでには通常4カ月程度かかるという。
「一番時間がかかるのは免許申請で、総務省の総合通信基盤局への事前説明も含め、現状ではおおむね3〜4カ月かかります。機器の構築は免許申請と並行して行いますので、今からご検討を開始されても、早ければ今夏にはSub-6帯のローカル5Gをご利用いただけると考えています」(鵜澤氏)
今からでもSub-6、SAのローカル5Gが夏には利用可能になるわけで、パブリック5GのSAよりも早く展開されそうだ。実証実験でローカル5Gの運用実績を積み、データ利活用のソリューションも充実、ネットワーク品質は安心のキャリアグレード。NTT Comのローカル5Gは、導入の第1候補となってきそうだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月22日