新次元のカメラとディスプレイを搭載 生まれ変わった「AQUOS R6」徹底レビュー(1/2 ページ)

シャープのフラグシップスマートフォン「AQUOS R6」が発売された。目玉は、スマートフォンとしては最大級(※2021年5月17日時点のシャープ調べ)の1型センサーを搭載したカメラだ。ディスプレイは「Pro IGZO OLED」を初搭載しており、画質とスタミナを両立させた。5Gスマホの最新モデルとして画期的な進化を遂げたAQUOS R6の魅力をお伝えしよう。

» 2021年07月28日 10時00分 公開
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 シャープのハイエンドスマートフォン「AQUOS R6」がNTTドコモとソフトバンクから発売された。目玉は、スマートフォンとしては最大級(※2021年5月17日時点のシャープ調べ)の1型センサーを搭載したカメラだ。カメラの名門「ライカ(Leica)」とのタッグで、これまでのスマホカメラの常識を覆す製品となっている。

AQUOS R6 シャープの新フラグシップスマートフォン「AQUOS R6」

 さらに、ディスプレイは「Pro IGZO OLED」を初搭載。有機ELを採用しながら、シャープの象徴ともいえるIGZO技術をも取り込んでいる。5Gスマホの最新モデルとして画期的な進化を遂げたAQUOS R6の魅力をお伝えしよう。

ライカ全面協業のカメラを洗練されたデザインに融合

 携帯電話メーカーとしてのシャープは、25年に渡る歴史を持つ古株のメーカーだ。その長い歴史の中で、カメラ付きケータイの先駆けとなる「J-SH04」や、狭額縁スマホ「AQUOS CRYSTAL」など、未来を先取りした技術を取り入れた製品を多く手掛けてきた。

 AQUOS R6の革新性はそうした象徴的な製品とも比肩しうる。カメラとディスプレイという、スマホに欠かせない2つの要素でチャレンジングな技術を取り入れているのだ。

 まずは外観をチェックしよう。ディスプレイは6.6型で、シャープ製のIGZOディスプレイでは初の有機EL「Pro IGZO OLED」を搭載する。後ほど詳しく紹介するが、明るさと表示の滑らかさ、それに省電力性というディスプレイに求められる要素は全てそろえている。

AQUOS R6 スマホでは異例の1型カメラがトレードマークだ

 背面を見ると、1型センサーを搭載したアウトカメラが強い存在感を放っている。約9.5mmの本体厚に対して、カメラ部分は実測で約2.3mm突き出した形状となっている。このカメラ部分の出っ張りはデザインにうまく取り入れられており、片手持ちしたときに指を支える起点となる。また、机に置くと、やや手前向きの角度で安定して配置される。

 AQUOS Rシリーズとしては初めて側面がカーブした形状のディスプレイを備えているが、背面も同様に側面にかけて緩やかなアーチを描いている。すべすべとしたガラス素材の背面は手へのなじみがよく、フラグシップにふさわしい高級感の演出にも一役買っている。

AQUOS R6 キー類は右側面に集約されている。上からボリュームキー、Google アシスタントキー、電源キーだ
AQUOS R6 左側面。表裏両面のカーブ形状の採用により、側面フレームは実測で約3.6mmという細さになっている
AQUOS R6 上部にnanoSIM/microSDトレイを装備。凹形状のフレームはAQUOS Rシリーズのデザイン哲学を引き継いでいる
AQUOS R6 下部にUSB Type-C(USB 3.1接続対応)、3.5mmイヤフォンジャックを装備する

1型センサー×ライカ画質でスマホカメラの新次元へ

 AQUOS R6のカメラは、従来のスマホとは異なるアプローチで画質を追求している。アウトカメラは1基のみというシンプルな構成で、あえて複眼カメラのトレンドとは異なるアプローチを取っている。

 しかし、その“一眼”が突出している。イメージセンサーのサイズは1型で、スマホとしては大きなものを備えている。1型ものセンサーは本来、高級コンパクトデジタルカメラに搭載されるものだ。さらにそのレンズには近代カメラの祖、ライカからロングセラーの光学レンズと同じ「SUMMICRON(ズミクロン)」のブランドが与えられている。

AQUOS R6 7枚のレンズから構成される「SUMMICRON 1:1.9/19 ASPH.」を搭載

 AQUOS R6の写真がまとう風合いは、これまでのスマホのカメラとは一線を画する。被写体の質感を浮き彫りにし、光の差し方や風の流れまで写し取るかのような、重厚な写真を届けてくれる。このスマホが描くふわっとした光学ボケは、センサーサイズの小さいスマホでは本来実現しえなかったものだ。これまたスマホらしからぬ周辺減光は、自然な階調で被写体を引き立ててくれる。

AQUOS R6 逆光下の難しいシーンながら、樹木が黒つぶれしていない
AQUOS R6 晴れ空に照らされた葉の透き通った葉の抜け感に注目
AQUOS R6 薄暗い雨空の元で撮った写真だが、金属の重厚感がしっかり表現できている
AQUOS R6 樹皮の質感を鋭く捉えている。ボケも自然だ
AQUOS R6 花びらの周囲がしっかりとボケており、水滴もリアルに描写している

 マニュアル撮影モードで「色合い」を0にしてモノクロを撮ってみると、そのこだわりの一端を感じられる。色をなくしたがゆえに、カメラの真の表現力がしっかりと伝わってくる。退屈な日常もこのカメラを通して撮ると、特別なものに感じられる。普段は目にも止めないような、路傍の花まで記録したくなってくる。日々の生活の中で“写真を撮る”行為を楽しむ人にとって、このスマホは新たなインスピレーションを与えてくれる。

AQUOS R6 初期設定の画角は35mm換算で24mmと、近くの物を撮る際に使いやすい画角設定だ。画角アイコンをタップして「0.7倍」の広角(19mm相当)、「2.0倍」の望遠(48mm相当)に切り替えられる
AQUOS R6 マニュアルモードの「色合い」を0にして撮ったモノクロ写真。コントラストを高めて雲の流れを捉えてみた

 AQUOS R6ではデジタルカメラの技術を取り入れつつ、スマホのカメラの得意とするアプローチもしっかり継承している。夜景専用のモード「ナイトシーン」では、街灯のような薄明かりの元でも手持ちでくっきりとした写真が撮影できる。超解像技術により、最大6倍(152mm相当)のズーム撮影も可能となっている。

AQUOS R6 1つのセンサーで複数の画角を賄うため、超広角でも夜景が美しく撮影できる
AQUOS R6 マニュアルモードで色合いを強調して道路の質感を引き立たせてみた

 AQUOS R6の進化は写真だけではない。動画撮影においても、1型センサーの性能が存分に発揮されている。強力な手ブレ補正機能を備えており、水平感を安定させる仕組みを導入することによって、手持ちで撮ってもブレをほとんど感じさせない、見ごたえのある動画が撮影できる。

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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2021年8月3日

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