AQUOS R6の写真の描写力は本物だが、あくまでも「スマホ」であることもまた事実だ。持ち歩いてサッと出せるスマホとしての実用性も、AQUOS R6は最高峰のものをそろえている。
その中でもディスプレイの進化は象徴的だ。シャープのAQUOSスマホではおなじみのディスプレイ技術「IGZO」が、有機ELディスプレイへ初搭載されたのだ。
AQUOS R6のディスプレイ「Pro IGZO OLED」は、有機ELの得意とする画面の明るさや黒色の表現力に加え、IGZOの特徴である細やかな制御が可能となった。
すぐに分かる変化は画面の明るさ。ディスプレイの最大輝度は2000nitと、従来のAQUOS Rシリーズはもとより、現行の有機EL搭載スマートフォンのほとんどを上回る。テレビAQUOSの技術を応用した高画質エンジンを採用し、色再現性は良好だ。
写真を撮るだけでなく、その場で編集や共有、保存までのフローを完結できるのは、スマホならではの強みだ。写真編集においては、ディスプレイの性能も重要となるのは言うまでもない。
AQUOS R6のディスプレイは大画面かつ色再現性にも優れており、プリインストールされている「Adobe Photoshop Express」のような写真編集アプリも快適に操作できる。輝度の高さも特筆すべき点だ。夏空の晴天下の撮影でも、ディスプレイをちゃんと識別できるほど明るく表示できる。ディスプレイサイズは6.6型と大きいため、写真編集アプリの操作も快適に行える。晴天や白熱灯などの環境光に特化して、適切な色味を再現する機能もある。
ディスプレイはもちろん、4K HDR動画の表示もサポートしている。コントラスト比は2000万:1と非常に高く、明暗差のある動画でもくっきりと表示できる。
さらに、最近のハイエンドスマホのトレンドとなりつつある、ディスプレイの“倍速駆動”こと120Hz駆動もしっかりとサポートしている。120Hz駆動はブラウザやSNSアプリなどのスクロール表示で特に有効で、滑らかな動きで目への負担を軽減できる。実は、倍速駆動はシャープのAQUOSスマホでは数年前から搭載しているものだ。IGZOディスプレイの場合、この120Hz駆動を画素単位で制御できるため、電力消費も抑えられる。
バッテリー容量は5000mAhと十分な容量を確保している。では実際にどれだけ持つのか。常時テザリングをオンにした状態で、途中に1時間ほどPCでYouTubeをフルHD再生したり、デジカメで撮った400枚ほどをAQUOS R6に取り込んでAdobe Lighroomのクラウドストレージにアップロードしたりと、ハードに使い込んだ。トータルで3時間ほどは画面を表示した状態で、SNSアプリなどを利用。途中、本体で30枚ほどの写真も撮影している。
その結果、10時にフル充電の状態からスタートして、6時間後の16時に電池残量を使い切った。USBストレージで大量の写真を取り込んだ際には本体温度が高くなったが、処理が止まることはなかった。例えば旅先など、モバイル通信を大量に使いがちなシーンでも、AQUOS R6にデータ通信を任せつつ、1日活動できるだけの余裕は十分あるといえる。
指紋センサーは新たに「画面内指紋センサー」が導入された。これまでのAQUOS Rシリーズではホームボタン兼用の指紋センサーを備えていたが、AQUOS R6ではQualcommが開発した最新の超音波式画面内指紋センサー技術「Qualcomm® 3D Sonic Max」を導入。物理キー型と遜色ない速度で認証できる。
指紋センサーの認識領域が広く、登録も一瞬で完了するストレスフリーなものとなっている。2本指の組み合わせを登録してセキュリティを高められるのも特徴だ。
指紋センサーを機動的に活用するための新機能「Payトリガー」も見逃せない。これは、指紋センサーに指を当て続けると特定のアプリを起動できるショートカット機能だ。名前の通り、スマホ決済アプリを素早く起動するためにも活用できるが、例えばカメラアプリを割り当れば、撮りたいときに瞬時にカメラを起動するといった使い方もできる。
AQUOS Rシリーズとしては初搭載の「テザリングオート」は、モバイル機器をアクティブに使う人に重宝する機能だ。内容は至ってシンプルで、「特定の場所から出たとき(または入ったとき)にテザリングを有効にする」というものだ。例えば家を出たときにテザリングをオンにして、職場に着いたらテザリングをオフにするといったような自動化が可能となる。
AQUOS R6で最も注目すべきはカメラ機能だが、スマホとしての性能も折り紙付きだ。チップセットは最新のSnapdragon 888を内蔵し、メモリは12GBと潤沢に搭載する。ストレージは128GBで、最大1TBまでのmicroSDXCによる容量の追加にも対応する。
ゲームではQualcommの認定制度「Snapdragon Elite Gaming」をサポート。グラフィックス表現が豊かなゲームもサクサクと動かせる。ゲーム向けでは「240Hz駆動」もサポートしており、120Hzディスプレイのフレーム間に黒画像を挿入して、残像を低減できる。
オーディオはステレオスピーカーを内蔵する他、3.5mmイヤフォンジャックを装備する。ドコモ向けモデルはFMラジオチューナーも搭載しており、「radiko+FM」アプリでFM放送とインターネットラジオの両方を聴取できる。
充電機能の「インテリジェントチャージ」は特にスマホゲームをプレイする人には注目に値する。ACアダプターに接続時に「画面オンなら給電のみ」と設定できる機能で、充電ICの発熱によるパフォーマンス低下やバッテリー劣化を抑えることができる。
スマートフォンAQUOSは誰にでも使いやすいブランドとして浸透してきたが、AQUOS R6はその領域を脱し、一歩踏み込んだ先進性を兼ね備えている。1型のカメラセンサー、有機ELのIGZOディスプレイ、超音波式指紋センサーといった技術のどれもが最先端かつ画期的な技術となっている。
もちろん、スマホとしての堅実な機能向上もしっかりと果たしている。最新のフラグシップにふさわしいパフォーマンスを備えた上で、防水仕様やおサイフケータイなど、日本のニーズにも対応している。
そしてなんと言っても、AQUOS R6最大の特徴はカメラだ。ライカの監修と1型センサーの搭載による進化は、単なる画質の向上にとどまらない。その写真からはライカ独特の味わいを得られる。日常の中で“写真”を楽しむ人にとっては、使いこなしたくなる歯ごたえのあるモデルに仕上がっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2021年8月3日