IIJmioでは、定期的にスマホ大特価セールを実施しており、これを利用することで安価に端末を入手できる。例えば、2023年3月1日時点ではセールによって「OPPO A55s 5G」は他社からの乗り換えでなんと500円で入手可能だ。参加者の3人もこうした情報はよくチェックするという。
吉澤さんは実際、IIJmioで特価販売されていた「OPPO Reno5 A」や「moto g52j 5G」を、MNPで契約して購入したという。「どちらもいい端末です。OPPO Reno5 Aは本体が軽く、背面の指紋センサーも使いやすい。普段使いにはこれで十分ですね」
「やはりサイトトップに表示される情報は確認しますね。自分が持っていない端末だとそそられます」(SKさん)
「私も試しことがない端末はセールだと買おうという気になります。ただ、友人などと話をしていると、『ここまで安くて本当に使えるの?』とかえって不安になる人もいるみたいです(笑)」(吉澤さん)
「実はわれわれも、本当はここまで安くしたくないんです(苦笑)。大手キャリアさんが端末を安く展開されるので、競争のために“頑張らせていただいている”というのが実情ですね」(永野氏)
なお、こうしたセールを狙いやすいのが2〜5月の新生活シーズンだ。また11月〜1月の年末商戦期にもセールが開催されることが多い。お得に端末を入手したい人は見逃さないようにしよう。
周辺機器の中で特に人気なのがモバイルWi-Fiルーターだそうだ。永野氏は「今はキャンペーンを実施していて、Wi-Fiルーターも売れています」とその人気ぶりに胸を張る。
例えば、NECの「Aterm MP02LN SA」は一括3980円で入手可能だ。対象の回線契約が伴えば、同機を30円で入手できるキャンペーンも実施しており見逃せない。
IIJでは光回線サービス「IIJmioひかり」も提供している。こうしたインターネット環境を安価にそろえた上で、ノートPCやキーボードなど、固定回線に必要な機器を購入できる流れが整っていることも特徴だ。こうした機器についても、基本的にはコストパフォーマンスの高さを重視している。
「IIJmioのギガプラン(モバイル回線)と光(固定回線)を一緒にご利用いただくお客さまも多いので、スマートフォンだけではなく、光回線と一緒に使っていただけるノートPCやタブレットを提供できるのは、競合他社とも差別化できる強みだと思っています。」(永野氏)
最後に、IIJmioのラインアップとして展開してほしい機種などについてうかがった。吉澤さんは「ストレスなく持ち運びやすいものがいい」と話す。
「個人的には、XiaomiのRedmi Note 11のように、薄くて軽くてコスパの良い端末が増えてくるとうれしいですね。私の知人にはモバイルバッテリーを持ち歩くている人も多いので、ラインアップとしては充電持ちを意識していない端末もアリだと思います」(吉澤さん)
「年配者のスマホデビュー用に持たせやすい端末が欲しいですね。私が父や母などに持たせられるような端末が欲しいですね。ドコモでいう『らくらくホン』的な位置の機種があると、それもラインアップの強みになるかも」(SKさん)
「実は、まだらくらくホン的な端末がオープンマーケット向けに展開されていないんです。ただ、専用のUI(ユーザーインタフェース)を搭載した端末はないですが、AQUOSなど、簡単に操作するための画面に切り替える端末は用意しています」(永野氏)
今回の座談会では参加者から忌憚(きたん)のないさまざまな意見が出た。IIJの永野氏・久保田氏は、今後の展開について次のように語り、座談会を締めくくった。
「いろいろなメーカーが楽しく使っていただけるスマホを出しているので、そこは応援したい。幅広いランナップを届けていくという方針は今後も継続したいと思います。あとは、本日ご意見いただいたように、それをどういった方々に、どう届けていくのかが課題。オンライン販売で直接お伝えすることが難しいですが、購入後のワクワクをイメージしてこの端末が欲しい! と思っていただけるように売り方、伝え方は工夫していかなければいけないですね」(永野氏)
「GalaxyやAppleなど、まだ全てのユーザーの方にご満足いただけるレベルで取り扱いができていないブランドもありますので、われわれとしてはそこを埋められるように努力したいですね。UIの改良や、選び方についての啓もう活動も頑張りたいと思います」(久保田氏)
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