MVNOの中でも多彩なスマートフォンを扱うことに定評のあるIIJmioから、モトローラの最新折りたたみスマートフォン「motorola razr 50 ultra」が登場した。最大の特徴は、閉じても開いても大きなディスプレイを利用できること。IIJmio限定の「ホットピンク」を試したので、その魅力をお伝えしていこう。
MVNOの中でも多彩なスマートフォンを扱うことに定評のあるIIJmioから、モトローラの最新折りたたみスマートフォン「motorola razr 50 ultra」が登場した。IIJmioでは、2023年に発売された先代の「motorola razr 40 ultra」も国内MVNOでは独占販売してきた。
今回のmotorola razr 50 ultraはメインメモリやプロセッサなどの性能が向上したことに加え、motorola razr 40 ultraが対応していなかったおサイフケータイにも対応して、より完成度の高いフラグシップスマートフォンに仕上がった。IIJもMVNOとしてはいち早く販売開始する他、IIJmio限定カラーも用意している。そんな本機の魅力をお伝えしていこう。
最大の特徴は、閉じても開いても大きなディスプレイを利用できること。閉じた状態では4型のアウトディスプレイを利用でき、ほぼ全てのアプリを操作できる。開いた状態だと6.9型ディスプレイが現れ、SNSや動画を快適に利用できる。

メインディスプレイには2つ折りで曲げられる有機ELを採用。生体認証は側面の電源キーに内蔵されている指紋認証センサーと、顔認証の両方に対応する(写真=左)。背面の上部に4型アウトディスプレイを搭載。ホットピンクの場合、下半分はヴィーガンスエードを採用しており、手のひらで保持しやすい(写真=右)4型のアウトディスプレイでは、通知やメッセージの確認だけでなく、小さい画面ながらも多くのアプリを利用できる。閉じたときは15.32mm、開くと7.09mmという薄さに加えて、ハイエンド機ながらも約189gと軽いのもうれしい。小型スマホとして携帯でき、胸ポケットにも入れやすい。
motorola razr 50 ultraは、「普段は大画面で操作したいけど、持ち運ぶときはコンパクトな形状がいい」という相反した要素を両立させたモデルに仕上がっている。
気になるカラーだが、IIJmioではホットピンクを数量限定で販売しており、標準のミッドナイトブルーを含む2色から選べる。モトローラのrazrシリーズのピンクといえば、フィーチャーフォン時代からの伝統的かつクールなカラー。人目を引きつつも上質さを感じさせるので、男性にもぜひおすすめしたい。
先述の通り、motorola razr 50 ultraでも最も注目すべきポイントは、motorola razr 40 ultraの3.6型から0.4型大きくなった、4型(1272×1080ピクセル)の有機ELアウトディスプレイだ。
閉じたままでもアプリを操作できる。動画を再生したり、高画質ゲームを動かしたりできる。よく使うアプリをメニューに登録しよう。また、このスタンドスタイルや、逆向きに置いたテントスタイルで時計や写真を表示することもできる背面のサブディスプレイといえば、時刻や着信、メッセージなどを確認する簡易的な用途をイメージする人が多いかもしれないが、motorola razr 50 ultraのアウトディスプレイは“サブ”ディスプレイではなく“メイン”ディスプレイと呼んでも差し支えないほど幅広い用途で使える。
というのも、このアウトディスプレイでは、インナーディスプレイと同様に、ほぼ全てのアプリを操作できるからだ。新着メッセージや着信の確認はもちろん、予定や株価、天気のチェックの他、徒歩ナビや音声レコーダー、音楽プレーヤーの操作にも役立つ。このアウトディスプレイはリフレッシュレートが最大165Hz、ピーク輝度2400ニトと表示が滑らかな上に屋外でも見やすい。これにより、後述する屋外でのカメラ撮影機能も使いやすくなっている。
アウトディスプレイは正方形に近いので、一般的なスマートフォンの縦長ディスプレイとはアスペクト比が異なるが、写真やテキストはしっかり表示でき、文字の入力も行える。いわば、小型スマホとして活用できてしまうのだ。縦長の大きなディスプレイに慣れている人ほど、このサイズ感はとても新鮮なので、ぜひ体感してほしい。
motorola razr 50 ultraを閉じたときのサイズは高さが約88.09mm。開いたときの高さ約171.42mmから半分近く小さくなり、手にすっぽりと収まる。昨今、スマートフォンはディスプレイの大型化に伴って本体サイズも大型化する傾向にあり、小型スマホは絶滅寸前といえる状況だが、motorola razr 50 ultraなら「小さいスマホが欲しい!」というニーズにも応えてくれるはずだ。
本体を開けば、アスペクト比が22:9の6.9型フルHD+(1080×2640ピクセル)有機ELディスプレイで動画やアプリ、SNSなどを快適に利用できる。リフレッシュレートは最大165Hz、ピーク輝度は3000ニトを確保しており、屋内外を問わず滑らかな操作ができる。Dolby Atmosに対応するステレオスピーカーを搭載しており、ゲームや動画配信なども迫力ある音声で楽しめる。
アウトカメラは、5000万画素の広角カメラと、光学2倍ズームに対応した5000万画素の望遠カメラで構成されており、インカメラは3200万画素を搭載する。motorola razr 50 ultraでは折りたためる機構とアウトディスプレイを活用することで、高画質なアウトカメラでの自撮りや、撮影台に置いての自撮りも簡単にこなせる。
中でも面白いのが、撮影の外部ディスプレイ表示だ。本体を開いて撮影する際にプレビュー画面がアウトディスプレイにも表示され、被写体となる相手も撮影内容を確認できる。プレビュー画面の代わりにアイキャッチのアニメを表示する機能もあるので、目線が欲しいときに活躍する。
動画撮影時には、本体を曲げてビデオカメラのように横持ちで構えるとカムコーダーモードが起動。指1本で録画やズーム操作を利用できる。しっかりと構えて動画を撮りたいときに重宝する。
撮影処理にオンデバイスAIを活用することで、解像感の向上や高画質ズームを実現している。この他にも、動画撮影時に被写体を追尾するフォーカストラッキングや長時間露光撮影など、多くの撮影機能を搭載する。実際に撮影してみたところ、やや派手だがより撮影者のイメージに近い写真を撮りやすいという印象を受けた。ほぼ補正なしにSNSへ投稿できる写真を撮れるのはうれしい。
上から標準カメラ、光学2倍カメラ、光学2倍の5000万画素を生かした4倍デジタルズーム撮影。4倍ズームでもシャープに撮影できる。15時に撮影したところ、一般的なスマホのカメラだと午前中の青っぽく色温度が高めの雰囲気になりがちだが、実際の見た目に近い夕方かのような色温度低めの表現になったCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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