GLIDiC AI +u BudsのAI機能についてもチェックしていきたい。
スマホアプリへ転送された録音データは、クラウド上で文字起こしが行われる。話者分離にも対応しているため、誰がどの発言を行ったかをひと目で把握できる。
さらに、「会議メモ(進捗共有会議)」「会議メモ(アイデア創出会議)」「相談/通話メモ(相談者側)」「音声メモ」「キーポイント」「講義・セミナー」など、プリセットされた14種類の要約テンプレートにより、要点のみをまとめることができる。
GLIDiC AI +u Budsが革新的なのは、単なる「議事録まとめ」で終わらず、録音内容を多角的に分析して論理的なアドバイスをする「コーチ」と、人間力を高めるアドバイスをする「バディ」という2種類のアドバイス機能を搭載することだ。
録音データに対してチャット形式で知りたいことをたずねる「Ask AI」や、音声対話の「Talk AI」(後述する有料プラン加入者限定)も用意されている。
例えば、移動中に「先週のミーティングで、どんなタスクがあるって言われていたっけ?」とテキストや音声で質問するだけで、AIが過去の録音から該当箇所を検索して要点を回答してくれる。わざわざスマホの小さい画面で、議事録を延々とスクロールして、該当箇所を探さずに済むので、時短になるし、移動時間を振り返りの時間に変えることができるのだ。
GLIDiC AI +u Budsは、イヤフォンから流れてくる音声と、マイクが拾う音声のどちらも録音対象にできる。
試しに、録音ボタンを押した状態で動画の音声を流し、自分でも発話してみたところ、どちらもきちんと録音していた。また筆者が試してみた限り、「相手の声は録音されているのに、自分の声が入っていなかった」、またはその逆の現象は起こらなかった。
社内の1on1ミーティングであれば「あの時の話ってなんでしたっけ?」と、相手に気軽に質問できるかもしれないが、取材先や商談相手に「あの時の録音が取れていなかったので、もう一度話してもらっていいですか?」というわけにはいかない。失敗の許されない場面でこそ、威力を発揮するアイテムだと感じた。
カード型レコーダーを「iPhone 16」の背面に取り付けてスピーカー通話してみたところ、電話口の声をしっかり拾って録音できた。これなら緊張のあまり聞き漏らしていたことも記録できる。後日、相手から「伝えていたあれはどうなっていますか」と尋ねられたとしても慌てなくて済みそうだ。
仕事柄、筆者はオンラインやオフラインで記者会見や説明会に出ることも多い。今回は、オンライン取材をGLIDiC AI +u Budsのイヤフォンで録音して文字起こしをして、さらにはAIによるアドバイスをもらうことにする。
この取材は1時間37分と長いもので、聞き手は筆者1人ということもあり、質問事項や記事に含めるべき聞きたいことを漏らさないようにと必死であった。そのため、取材対象者に何度も同じことを質問したり、説明を繰り返してもらったりしていた。
バディにアドバイスを求めると、「よかったのは……逐語で追うより、人に渡せる形に近い聞き方をしてる」と、内容全体から筆者の姿勢をほめつつ、改善すべき点のアドバイスももらうことができた。
一方、コーチに切り替えてみると「どこから着手する話なのかが途中でぼやけやすい構成になってしまったので、固有の細部を追うほど全体が散りやすいので、骨格を先に取る聞き方をするように」というアドバイスが表示された。また、次回以降、何を気をつけるべきか尋ねたところ、「聞き手側が骨格を取って回収するように」というコーチングを受けることができた。
もちろん、ピンポイントで録音内容への質問を行うことも可能だ。これにより、生成された要点に含まれていないことでも内容を即座に把握できるだろう。
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