ビジネスの現場で必須アイテムになりつつあるAIレコーダーにも課題がある。複数ツールの利用によるデータ管理の複雑化、文字起こしと要約を生成して何かを成し遂げた気持ちになってしまうというものだ。ハードとソフト両面でそれらの課題を解決する「GLIDiC AI +u Buds」を紹介する。
生成AIの急速な進化に伴い、音声の文字起こしや自動要約サービスはビジネスの必須ツールとなりつつある。
しかし、「対面会議でスマホを堂々と向けにくい」「オンライン会議ツールとスマホ通話で録音手段がバラバラのため、どれで録音したのか探すのが大変だ」「録音したデータの整理や復習が追いつかない」といった課題に直面しているビジネスパーソンは少なくないはずだ。
そうした課題にハードウェアとソフトウェアの両面からアプローチする注目モデルが、SB C&Sのオーディオブランド「GLIDiC」から登場した、「GLIDiC AI +u Buds(グライディック エーアイ プラスユー バッズ)」だ。
本製品は「耳元に相棒を」をコンセプトに掲げ、オープンイヤー型イヤフォン、薄型AIレコーダー、そして高度なAI処理アプリをシームレスに融合させている。これにより、単なる「記録ツール」を超えて、ビジネスパーソンの成果最大化を支援することや、スキルアップのサポートを実現している。
クラウドファンディングで先行販売されたGLIDiC AI +u Budsだが、このほど「トレテク!ソフトバンクセレクション」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」およびソフトバンクショップでも販売が始まった。希望小売価格は2万9800円(ソフトバンクショップ販売分はプロプラン1年利用権付きで4万2048円)だ。
その“実力”を、実務シーンを想定した検証を通じて深掘りしていきたい。
GLIDiC AI +u Budsの最大の特徴は、「オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤフォン」と「薄型レコーダー」「充電ケース」の三位一体で構成される点にある。
従来のAIボイスレコーダーの中には、対面録音をする際に専用端末を使う必要があるものも存在する。さらに、オンラインミーティングや商談の通話などでは、録音方法を使い分けなければならないという課題があった。突発的な電話では特にそうだろう。
しかし、GLIDiC AI +u Budsは、「イヤフォン録音」「レコーダー録音」に加えて「スマートフォン(アプリ)録音」の3WAY録音に対応しているため、シーンに応じて自在に使い分けることができる。
装着したイヤフォン本体のボタンをワンプッシュするだけで録音をスタートできる。オンライン会議や通話を録音したい場合に便利だ。
ワンタッチで着脱可能なケース背面のカード型レコーダーを利用して録音する。
テーブルの上に設置すれば対面録音、MagSafe対応スマホ(あるいは付属のMagSafe対応ステッカーを貼り付けたスマホ)での通話録音に対応する。
専用アプリを起動したスマホで直接録音する。GLIDiC AI +u Budsが手元にない状態でも録音可能だ。
文字起こしは録音後クラウドで行う仕様となっているが、手元でステータスを確認しながら記録したいシーンで重宝する。
突発的にかかってくる音声通話に対応するには、普段からイヤフォンを耳に(スピーカー通話時はレコーダーをスマホに)装着しておく必要がある。レコーダーはともかくとして、耳に装着しておくのであればイヤフォンの音質や見た目にはこだわりたい。
GLIDiC AI +u Budsのイヤフォンは、ホワイトを主体としたカラーリングのオープンイヤー型イヤフォンだ。クリップ部はマット仕上げ、ハウジング部には適度な艶感があり、所有欲をしっかり満たしてくれる。
スピーカーはダイナミック型12mmドライバーユニットを搭載しており、再生周波数帯域は人の耳が聞き取れる限界の音をカバーする20Hz〜20KHz、インピーダンスは16オームで、特に低音部をパワフルに鳴らせる。ノーマルの他、3種類のプリセットと2種類のカスタムイコライザーを備えるので、好みの音や音源に合わせた音に調整することもできる。
無線接続はBluetooth 5.4規格に準拠しており、接続プロファイルは「A2DP」「AVRCP」「HFP」を用いる。音声のコーデックは、標準的なSBCとAACに対応している。
Androidスマホと組み合わせて使う場合は「Google Fast Pair」を利用可能で、充電ケースを開けるだけで最初のペアリングを開始できる。
連続駆動時間は、音楽再生で最長8時間(ケースを併用すれば最大32時間)、録音ではイヤフォンが最大6時間(左右でそれぞれ録音する場合)、レコーダー利用が最大20時間である。満充電までイヤフォンは約1.5時間、レコーダーは約2時間、充電ケースは約2時間かかるが、10分の充電で約1.5時間再生可能な急速充電に対応している。
イヤフォンもレコーダーもIPX4相当の防水性能を備えている。
イヤフォン片側の質量は約9.2gと軽く、突発的な通話に対応するために長時間装着していても疲れることはないだろう。オープンイヤー型なので、耳孔を圧迫せず、周囲との自然なコミュニケーションも取りやすい。
レコーダーは実測サイズが35.5(幅)×57(奥行き)×6(高さ)mmで、クレジットカードの半分以下の大きさだ。デスクの上に置いても圧迫感がないのが良い。逆に小さすぎて見失いそうになるので、スマホの背面に取り付けて録音を開始するという運用もありだろう。
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