シティフォン【してぃふぉん】
NTTドコモの携帯電話の1種で,通話料は安いが使用エリアが限定されているもの。 シティフォンとは,NTTドコモ(中央)とNTTドコモ東海,およびNTTドコモ関西が提供している1.5GHz帯を使う携帯電話の名称である。ちなみにNTTドコモ関西では,「シティオ」と呼ばれる。800MHz帯のPDCとは基地局も異なるため,東名阪を中心とする都市部など一部の地域でしか使えないが,通話料/基本使用料が安いのが特徴。ショートメールの送信料も安く,普通の携帯電話が1回5円からなのに対し,シティフォンは1回2円からとなっている。 オプションで,料金プランAに対応したデータ通信またはFAX通信を,全国一律の料金でできる「データレート」サービスがある。なお,iモードには対応していない。 加入者の増加によって,800MHzの周波数帯域に空きが少なくなってきたことから,新たな周波数帯域として用意されたのが1.5GHzだ。この帯域は,携帯電話市場に新規参入したJ-フォン,ツーカーグループが利用している。一部の電話機で,J-フォンとNTTドコモの契約を入れ替えることができたのも,実はこうした共通点があるからだ。 シティフォンは,料金の安さよりエリアの狭さが嫌われたのか,結果的にはそれほどの契約を取ることができず,商品開発も800MHz帯に比べ遅れを取ることになってしまった。その顕著な例がiモードである。都市部であれば少しでも契約料の安いiモード端末は魅力的なはずだが,800MHzにしかiモードは投入されていない。これはパケット網そのものが800MHz帯で構築されているからである。また,ドッチーモ,PCカード型DoPaなど,いずれも800MHz帯の製品ばかりだ。 2001年6月時点でのNTTドコモ(中央)の通話料/基本使用料の比較(一部を抜粋)。
(注)「-」の部分は対応する料金プランが存在しない
[監修:江戸川,ITmedia] 関連リンク Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |