昨日のiモード通信障害はFOMAが原因!?昨日5月31日,全国でiモードがつながりにくいという状況が起こった。この接続障害はFOMA試験サービスと関係していることが明らかになった。
5月31日,全国でiモードに接続障害が発生した。NTTドコモによると故障発生日時は18時06分,回復日時は21時05分となっているが,一部の地域では12時過ぎまでiモードがつながらなかった。 故障発生地は神奈川県横浜市のiモードセンターだが,影響は全国に及んだ。今回の故障で影響を受けたユーザーはNTTドコモによると約2300万人だという。 ドコモホームページ上では原因は「調査中」となっているが,実はこれは5月30日に開始になったFOMA(関連用語参照)が影響している可能性があることが明らかになった。 FOMAとPDCのメールの振り分けに問題「今回の故障は,PDCのiモードメールとFOMAのiモードメールの振り分けがうまくいかなかったのが原因だ。現在ドコモには,現行の携帯電話,つまりPDCのiモードセンターと,新しく始まったFOMAのiモードセンターとが存在しているが,両方とも同じドメイン名を用いている(電話番号@docomo.ne.jp)。これはユーザーの利便性を考慮してのものだが,これが機械の側でうまく識別できなかった」(NTTドコモ) FOMAは当初5月末サービス開始がうたわれていたが,ふたをあければ5月30日に「試験サービス」開始,10月1日に本サービス開始と改められる(バグの修正が原因)など,世界初のサービスだけに技術的混乱がみられる。 試験サービス開始にあたっても,FOMAビジュアルタイプ端末についてはアプリケーションの再調整などが必要となり,モニターへ渡す時期が1カ月遅れるなど災難続きだ(5月25日の記事参照)。 今回の故障は「単純なミスかもしれず,必ずしもFOMAが原因,とは言い切れない」(NTTドコモ)というものの,どうやらFOMAの出航は困難続きといえそうだ。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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