パケット通信と非接触ICカードでモバイルコマース──ドコモ,ソニーなど3社が実験

ドコモ,ソニー,NTTデータの3社は,非接触ICカードを用いたモバイルe-コマース実験を札幌で開始する。

【国内記事】 2001年6月13日更新

 NTTドコモ,ソニー,NTTデータの3社は6月13日,8月1日より札幌市を中心に携帯情報端末と非接触ICカードを利用したモバイルe-コマースのフィールド実験を行うと発表した。

 これは総務省の認可法人である通信・放送機構(TAO)が進める「モバイルe-コマース」の研究開発において受託企業として3社が内定したのを受けて実施される。携帯情報端末,非接触ICカード,インターネットおよび無線パケット通信網を利用した電子商取引の安全性,即時性,有効性などを検証するのが目的だ。

 実験にあたっては,約300名のモニターに携帯情報端末と非接触ICカードが配布され,以下の実験が行われる。

モバイル環境での電子バリューの購入
札幌市営地下鉄東西線19駅,南北線駅1駅(計66台)で,電子マネーを電子乗車券として利用
指定の自動販売機(8台)での電子マネーによる飲料購入
コンサート会場(SPICAホール)で電子チケットとして利用

パケット通信網と非接触ICカードの組み合わせ

 ユーザーは,携帯端末から無線パケット通信(DoPa)を利用してサーバにアクセスする。認証を行い,サーバから電子マネーが発行されたら,携帯端末内に格納する「チャージ」と呼ばれる作業を最初に行う。その後携帯端末に接続されたカードリーダーを用いて非接触ICカード電子マネーを移し替える。これによりユーザーはクレジットカード大の非接触ICカードを持つだけで,地下鉄の乗車や自動販売機からの商品購入が可能となる。

 携帯情報端末としては,パケット通信機能を搭載したカシオ計算機の「E-707s」(2月5日の記事参照)と専用のカードリーダーを組み合わせたものが,非接触カードにはソニー製のFelica(2000年12月の記事参照)を搭載したものが使われる。

 ICカードは,CPUやメモリ,暗号機能を組み込んだカード。扱える情報量が多く,セキュリティに優れることから電子マネーや会員カードなどへの応用が期待されている。非接触型ICカードは,さらにアンテナと無線機能を内蔵し,ポケットなどに入れたままで外部と通信し,電子マネーなどの決済に利用できる。

「(ICカードは)ゲートシティ大崎などで,電子マネー「Edy!」の実験を行ったときに使用したものと基本的には同じ」(ソニー広報部)

 今回用いられる非接触ICカードの名称は「S.M.A.P.カード」。電子マネーの発行,札幌市営地下鉄での利用,対応自動販売機の提供は,札幌総合情報センターが協力している。

[斎藤健二,ITmedia]

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