ドコモ,月々400パケットを無料化──迷惑メール対策ドコモは限定的な無料化を含む,迷惑メール対策に乗り出す。これまで有料であった「iMenu」を無料化するほか,ショートメールを使った迷惑メールも拒否できるようにする。
NTTドコモは6月18日,増加する迷惑メールに対して以下の4つの具体的対策を打ち出した。
毎月400パケット,120円相当まで無料にこれまでは迷惑メールであっても,メールの受信は有料だった。今回から毎月400パケットまでパケット通信料を無料とすることで,迷惑メール受信料を相殺する措置がとられる。 400パケットは「迷惑メールに換算して,月100通程度の受信に当たる」(ドコモ広報部)という。金額にして120円程度となるが,迷惑メール対策を既に行っているユーザーに対しては,実質的には値下げとも考えられる。 また,同時に「iMenu」を表示するのにかかるパケット料も無料化された。迷惑メールを拒否したり,メールアドレスを変更する際には,「iMenu」−「オプション設定」−「メール設定」−「メールアドレス変更」とiモードのメニューをたどっていく必要がある。これまで,「オプション設定」以降は通信料無料であったが,「iMenu」を表示するためには約1.7円ほどの通信料がかかっていた。 今回の無料化により,一切通信料を必要とせず,メールアドレスの変更や,メールの受信拒否の設定ができるようになる。 メールアドレスの英数文字化は7月9日から既に発表済みのiモード初期メールアドレスの英数文字化だが(5月25日の記事参照),今回実施時期が発表された。7月9日以降にiモード契約を行った場合,初期メールアドレスが,これまでの「電話番号@docomo.ne.jp」から「複数のランダムな英数字@docomo.ne.jp」に変更される。 また,ショートメールからiモードへのメールについても受信拒否が設定可能になる。これまでiモード端末にショートメールを送信した場合,センターでiモードメールに変換されて送信されていた。メールの受信拒否設定には,受信を拒否するメールアドレスを指定する必要があるが,ショートメールにはメールアドレスが存在せず,受信拒否ができない形になっていた。 迷惑メール送信者には法的措置もドコモでは,増加する迷惑メールのために,正常なメールの利用も滞る可能性があるとし,iモードセンターなどの電気通信設備の増強を図っているという。さらに今後は“一定の基準”を定め,大量なメールについては抑制できるような準備を進めていく。さらに大量の迷惑メールの送信者については,裁判所に対して送信を控える旨の仮処分を申請するという。 ただし大量のメールであっても,迷惑メールなのかそうでないのかを見分けるのは難しく,“一定の基準”についても現在検討中であるという。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |