Amazon.com，EZwebに上陸

携帯電話コンテンツ業界はグローバル化していくらしい。Amazon.comは8月9日，EZweb上でのサービスを開始した。

【国内記事】

2001年8月9日更新

　Amazon.comは8月9日，EZweb公式サイトとして日本語サイトAmazon.co.jpをオープンすると発表した。8月31日まで，送料無料サービスを実施するという。なお今年4月にはiモードサイトがオープンしている。

　これは約220万タイトル以上の和書，洋書，CD，DVD，ビデオなどからいつでも注文，商品情報の検索できるサイト。1時間ごとにTOP25ランキングが更新されるほか，ユーザーによるカスタマーレビューなどのコンテンツが用意されるという。

これがランキング。カーソルを合せれば見えない部分もスクロールして見えるようになる

　Amazon.comへのアクセス方法は「EZインターネット」-「ショッピング」。

グローバル化する？モバイルコンテンツ

　Amazon.comのビジネス部門であるAmazon anywhereは現在，世界で携帯電話ならびにサービス・プロバイダー12社と提携しているという。同社によれば，このEZwebでのサービスにiモードサービスを加えると，モバイル・コミュニケーション・マーケットにおけるリーチ率は80％以上に達する。ほかにも欧米では50万人以上のユーザーを抱えており，フランス語サイトやドイツ語サイトなども用意されているという。

　日本からもインデックスが中国市場でのコンテンツ配信を発表するなど（7月23日の記事参照），携帯電話コンテンツ業界もグローバル化が進んでいる。

　8月1日にWAP2.0の規格が発表され，iモードとEZwebの両方が閲覧できる携帯電話が実現する方向にある（8月2日の記事参照）ように，世界のコンテンツの規格は統一に向かっている。そうすれば1つのコンテンツを作ることで，簡単に各デバイスに対応させられるようになる。そうなれば，もはやモバイルコンテンツに国境はなくなるのかもしれない。

[杉浦正武，ITmedia]

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