噂の新ザウルス「MI-E21」発売直前！ プレ速攻レビュー！――動画・音楽機能編（1/3）

いよいよ発売となる新ザウルス「MI-E21」。昨日のキーボード編に引き続き，今日は注目の音楽・動画再生機能をチェックしよう。

【国内記事】

2001年9月6日更新

　いよいよ発売が9月7日に迫ったザウルス「MI-E21」。昨日のレビューに続いて今回は，「MI-E21」の動画再生および音楽再生機能について見ていこう。ただし今回テストしたマシンはあくまでもテスト機であり，製品版とは音質や画質の部分で違いが出てくる可能性がある。そのため音質や画質の詳細については製品発売後にレビューする予定だ。

直接録音できる機能「カード録音」は便利なのか？

　「MI-E21」では周辺機器として「ビデオレコードカード CE-VRC1」 (2万4000円) が発売される。このカードを使うとライン出力機能のあるオーディオから出力した音声データを，MP3準拠のデータとして直接SDメモリカードに録音できる。

録音はオーディオのライン出力にケーブルをつないで録音ボタンを押すだけだ

　録音するにはビデオレコードカードを本体のCFスロットに挿し，接続ケーブルをカードとオーディオのライン出力に結線する。あとは「REC」ボタンを押すだけだ。

　この「カード録音」を経由して録音したデータはSDカードスロットに記録され，「MI-E21」以外では再生することができない。

音楽再生「__ZAURUSU」は効くのか？

　「MI-E1」では，MP3ファイルの転送については付属のソフトをPCにインストールして別売りのPC接続キットを介して書き出す方法を推奨している。しかし既にPC上に入っているMP3データを再生したいという場合にはメモリカードに「__（アンダーバー2つ）ZAURUSU」という階層を作ってMP3ファイルをメモリカードに移せばファイルを再生可能だ。

このように名前を付けたフォルダの中にMP3データを移動する

　同じ方法で「MI-E21」にデータ移動を行うと，問題なく再生することができた。使用したのはグリーンハウス製の128Mバイトコンパクトフラッシュカードだ。この中に「__ZAURUS」というフォルダを作成し，PC上に既に入っているMP3ファイルを転送する。そしてこのCFカードをメモリスロットに挿入し，「MUSICプレーヤー」を起動すると再生リストにファイルが表示されるので再生すればいい。ちなみにSDカードでもこの方法は有効だ (東芝製128MバイトのSDカードで確認) 。

再生リストにメモリカードの中に入れた音楽データが表示される

　PCで音楽データを既に管理していたり，インターネット上からMP3ファイルをダウンロードして楽しみたいというユーザーは，この方法で利用すればいいだろう。

新搭載の機能「カード録画」の気になる点

　次に動画の録画について検証してみよう。

　「カード録画」という機能が搭載された「MI-E21」は，ビデオレコードカードを使ってテレビ番組を録画できる。まず先に解説した「カード録音」と同様にカードをスロットに挿入し，ケーブルをテレビもしくはビデオなどの映像出力端子に接続すればいい。あとはカードに付いている「REC」ボタンを押すか，「カード録画」画面で「録画」ボタンを押せば録画が開始される。

オーディオと同じようにテレビやビデオもケーブルでつなげる

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