“遊べる”お手軽タブレット「AQUOS PAD SHT21」はこう使え!:IGZO、軽量、防水だから利用シーンが広い(2/3 ページ)
7インチの「IGZO」ディスプレイを採用した防水タブレット「AQUOS PAD SHT21」は、タブレットならではの大画面と細身で薄いボディを両立させ製品だ。その魅力を詳しく解説しよう。
専用手袋はいらない! いつもの手袋でサクッとタッチ
IGZO液晶の良さはまだある。とくにこれからの季節に嬉しいのが「手袋をつけたまま操作できる」という点。タッチパネルに触れたときの反応がどれだけ正確か、というのはタブレットに限らず、スマートフォンでも気になるところだ。一般的には「サクサク反応する」端末、例えば高性能なCPUや大容量のメモリを搭載した端末が有利に思われがちだが、そもそもタッチパネル自体の性能がタッチの精度を大きく左右している。大雑把にフリックやスクロールをして画面を動かすだけでなく、キーボードのボタンを間違いなく押す、小さな文字列を選択しコピーする、リンクを正確にタップする、そういったときにタッチパネルの差がハッキリと現れる。何度も誤入力が起きるような場合には、この点を疑ったほうがいい。
ではIGZOを搭載したAQUOS PADはどうかというと、前述の通り、画面の書き換えが不要な場合は電流をオフにすることができるため、ノイズが少なくなり「タッチ」への反応がより高精度になる。どれだけ反応しやすいかというと「手袋をしていても操作できる」ほどだ。
もちろん分厚い手袋では難しいが、薄手の手袋なら付けたままでも操作が可能だ。最近はタッチパネルを操作するための手袋も発売されているが、そういった専用の手袋ではなく、普通の革手袋などでOK。すべてを試したわけではないが、ゴムのような電気を通さない生地で作られていない限り操作できる可能性は高い。また指先で反応しなくても指の腹側で、あるいはその逆といった風に少し押し方を変えるだけで操作できる場合もある。これは生地の厚さが違うためだろう。
あくまで筆者の持っていた手袋の場合だが、薄手の手袋を2枚重ねても操作することはできた。細かいタッチとなるとさすがに難しいものの、画面をスクロールする、アイコンをタップするくらいなら問題ない。さらに3枚重ねてみたが、これでもタッチに反応するのだから驚く。ただ反応が遅れたり、反応しないこともあるので実用的ではない。そもそも分厚い手袋ではしっかり端末を握れない可能性もあるので、薄手の手袋で操作できれば問題ないだろう。
利用シーンを問わない軽さ、細さ、防水
7インチタブレットの中でもとくにスリムなAQUOS PAD。狭額縁設計なので7インチのディスプレイを維持したまま本体サイズを小さくすることに成功している。このサイズになるとカバンへの入れやすさは手帳やペンケース、長財布に近い印象だ。ちょっと書類が多くても、ノートPCが入っていても、隙間にサッと入れられる。そもそも入れるカバンを選ばない。女性の小さなハンドバッグにも入るし、小めのショルダーバッグにでも入れられる。これが10インチのタブレットになると、入れられるカバンはどうしても限られてくる。寒い時期ならコートの大きなポケットにだって入る。本当にスマートフォン並に持ち歩きやすい。
もちろん手で持って歩いてもいい。これこそ手帳感覚だ。しっかり握れるうえ、背面がマットな質感になっているため、滑って落としそうな不安が一切ない。側面も丸みを帯びているので手のひらで掴んでいるときもフィット感があり、安心して持ち歩ける。
安心という点で考えると水回りで使えるのも大きなメリットだ。IPX5/IPX7相当の防水、IP5X相当の防塵仕様(※)なので日常、レジャーで使っていて不安になることがない。タブレットでは電子書籍を読む人が多いと思うが、半身浴をしながら電子書籍を読む、というのもAQUOS PADでは平気。もちろんメールチェックや動画視聴、Webサイトの閲覧といったことも可能だ。
濡れた手で操作できるのか?という疑問を持つ人もいるだろうが、前述のとおりIGZOはタッチへの反応が抜群によい。濡れた手で操作してもバッチリ反応してくれる。電子書籍であればページめくりも難なくこなす。ゆっくりめくっても大丈夫。文字入力も可能だ。ただしあまり画面が濡れていると水滴のせいで誤反応も起きるので、画面がびしょぬれの状態で操作するのはやめた方がいいと思うが、手袋を付けて操作するよりも指で直接触れているぶん、操作はしやすいというのが筆者の評価だ。
もちろんレシピを見ながらキッチンで料理、あるいは暖かくなったらハイキングやキャンプに持っていくのもいいだろう。地図を見たり、周囲のスポットを検索したりするのに便利だし、ちょっと空き時間ができてしまったら読書……というのもいいだろう。スタミナがあるだけに充電環境がない場所に行くときにも心強い。
タブレットではFeel UXの良さがさらに発揮される
シャープ製のAndroid端末に搭載されている独自のUI「Feel UX」は、シャープ製スマートフォンではすでにおなじみのUIだ。AQUOA PADにもFeel UXが採用されているが、タブレットの大画面に合わせてUIを最適化している。
まずはロック画面にあたる「ウェルカムシート」。壁紙は5枚設定可能で、切り替えられる。時計部分は「インフォエリア」と呼び、年月日と曜日、そしてバッテリー残量を表示。ここをフリックすると、事前に設定した地域の天気、株価を表示する。
ここまではスマートフォンと一緒だが、ロックボタンに触れるか、上にスライドするとカメラ、auスマートパス、に加え「書(かく)」ノートが表示される。「Pen Flow」と呼ばれる機能で、AQUOS PADに収納されているスタイラスペンで手書き入力をするためのもの。カレンダーとノートに書き込みができる。手書きをしたいときは、画面下中央にあるペンのボタンをタップすればよい。「書」ノートだけでなく、どの画面でもペンのボタンを押せば、画面に手書きをすることができる。
ペン操作は、シャープが「Zaurus(ザウルス)」などのPDAを手がけた時のノウハウが生かされており、今回のIGZO採用によるペン対応の静電容量式タッチパネルでは、操作はすべて指とペンで同じように行える。また、実際に使ってみるとペン先と画面とのズレが少ないことにも気がつく。ニュースサイトなどでWebページを閲覧中に、多数のリンクが並んでいる画面で、自分が押そうと意図したものと異なるリンクが反応してしまった経験がないだろうか。AQUOS PADならそうした“事故”がなく、しっかりと目的のリンクが押せるはずだ。
ペンでの入力が快適にできるのもIGZOのおかげで、書き心地の滑らかさを実現している。
ウェルカムシートからロックを解除すると3ラインホームの画面に移る。実はこれがほかのAndroidタブレットにはない大きなメリットとなっている。というのも、3ラインホームはホーム画面とアプリメニューを融合したことで、アプリ、ウィジェット、ショートカットを左右にフリックするだけでシームレスに切り替えられる。各アイコンやウィジェットは上下のスクロールで選択する。
その結果、7インチという縦に長いタブレットにも関わらず、手はずっと同じ位置で握ったまま指を動かすだけでよい。指を画面の上にもっていく、あるいは手の握る位置を変える、という操作が実に少ない。
多くのAndroidタブレットでは、ホーム画面とアプリメニューの画面が分かれており、さらにアプリメニューのアイコンが画面上部にあるなど、操作中に持ち方を頻繁に変えなければならない。とくにタブレットは画面が大きいので、ウィジェットもアプリのアイコンもホーム画面に大量に配置できるはずなのだが、初期設定ではホーム画面がスカスカという場合も少なくない。AQUOS PADならウェルカムシートで待受画面(壁紙)をしっかり見られるうえ、ウィジェットとアプリが無駄のない操作で選べる。
また画面下にあるバック、ホームといったボタンも指のすぐに近くにあり、例えば左側にあるホームボタンを、本体を両手で持ったまま右手の親指で押す、といったことも自然と行える。これはスリムな本体のおかげだろう。
提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2012年12月31日
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