新しい時代の快適仕事術! 「ビジネス×スマホ」使いこなし術(2/2 ページ)
テレワークが広がる中、それにまつわる困りごとも増えている。その解決方法の1つとして、スマートフォンを活用してみるのはどうだろうか。ビジネスに最適化された機種なら、より一層便利に使えるはずだ。
ビジネスに最適化なスマホ「arrows BZ01」
昨今、個人が持つ携帯電話といえば基本的にスマホである。そのようなこともあり、企業が従業員に支給する携帯電話もスマホが増えている。ここで、法人が導入するスマホはどういうものがよいのか考えてみたい。
今回の記事の執筆では、富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)の法人向けスマホ「arrows BZ01」を利用した。SIMロックフリーでどのキャリアの携帯電話回線でも使えることが特徴で、OSはAndroid 10がプリインストールされている。
このarrows BZ01は、法人が従業員に支給するスマホとして重要なポイントをしっかりと押さえている。そのポイントを大きく3つに分けて紹介しよう。
ポイント1:「Wi-Fiハンドオーバー」「sXGP」対応
arrows BZ01は「Wi-Fiハンドオーバー」と「sXGP」に対応している。「それって何?」という人もいると思うので、簡単に解説しよう。
- Wi-Fiハンドオーバー
Wi-Fiハンドオーバーの「ハンドオーバー」とは、無線通信機器が通信相手の基地局(アクセスポイント)を切り替えることを指す。Wi-Fiハンドオーバーは、Wi-Fi(無線LAN)で行うハンドオーバーということになる。
最近は、オフィス内にWi-Fiアクセスポイントを張り巡らせ、スマホを内線電話として使えるようにしている企業も少なくない。一般的なスマホでは、Wi-Fiを移動しながら使うことを想定していないため、移動しながらWi-Fi内線電話を使うと、ハンドオーバーがうまくいかず、通話が突然切れるも多い。
その点、arrows BZ01では移動中も通信するWi-Fiアクセスポイントをシームレスに切り替えられる仕組みを搭載している。移動しながらWi-Fi内線電話を使っても、通話が切れにくいのだ。通話が突然途絶えることは、思った以上にストレスになる。arrows BZ01のWi-Fiハンドオーバーを使えば、そのようなストレスを大幅に軽減できるはずだ。
なお、arrows BZ01はSIMカード抜きでWi-Fiのみで運用することもできる。純粋な「オフィス用内線電話」としても活用しやすい。
- sXGP
sXGPはTD-LTE方式のモバイル通信をベースにした自営通信向けの通信規格であり、「プライベートLTE」とも呼ばれる。Wi-Fiよりも少ない基地局で広いエリアをカバーできるので、広い工場や大規模なオフィス、病院などに導入されることが多い。
オフィスや病院に絞って話をすると、従来はこのような用途では「自営PHS」を使うケースが多かった。一般向けのPHS(公衆PHS)のサービス終了に合わせて、自営PHSシステムの置き換えにsXGPが使われることもある。
arrows BZ01なら、Wi-Fiや通常のLTE/3Gネットワークに加えてsXGPでも通信できる。sXGPネットワークが構築された企業や施設でも便利に使えることは魅力だ。
ポイント2:過酷な環境でも使える丈夫さ
arrows BZ01は、MIL規格(MIL-STD-810G)に定める23項目の耐環境/耐衝撃試験をクリアしている。落下試験については、MIL規格よりも厳しい「高さ1.5mから26方向でコンクリートに落下」という条件でも、画面が割れないことが確認されている。これは無故障・無破損を保証するものではないが、万が一の落下、振動や衝撃などがあった場合にも壊れる心配が少ない。落下を防ぐ観点では、ストラップを付けるための「ストラップホール」が用意されていることもポイントだ。
とりわけ、屋外で作業する仕事に従事する人は、携帯電話を不意に落としてしまうことも少なくない。後述する防水性能や防塵(じん)性能と合わせて、屋外作業員に支給するスマホとしても最適だ。
防水性能はIPX5/8等級、防塵性能はIP6X等級を確保している。限度はあるが、比較的強い雨が降っている場所、あるいはホコリの多い場所でも安心して利用できる。
さらに、arrows BZ01のボディーは耐薬品性能も備えており、1%の次亜塩素酸ナトリウム、99.5%のエタノールや、99.7%のイソプロピルアルコールで拭き取ってもボディーに変性が生じないことが確認されている。昨今の個人向けarrowsスマホと同様に、泡ハンドソープや薄めた液体洗剤を使って端末の丸洗いもできる。
新型コロナウイルスの感染拡大もあり、最近は端末の清潔さを気にする人も増えている。本体を清潔に保ちやすいことは、そのような不安を解消する上で役立つだろう。もちろん、病院など医療機関への導入にも適している。
ポイント3:手厚いサポート体制
法人が導入するスマホは、サポート体制や導入(展開)の容易さも重要なポイントとなる。arrows BZ01は、これらのポイントもしっかり押さえている。
企業によっては、機密保持や情報漏えいを抑制する観点から「カメラ機能の無効化」「スクリーンショットの禁止」「アプリの追加/削除の制限」といった措置を取りたいだろう。また、「企業のオリジナルアプリをあらかじめインストールした状態で配布したい」といったニーズもあるだろう。
この点、arrows BZ01なら企業の要望に合わせたカスタマイズをあらかじめ施した状態で購入することもできる。キッティング(設定代行サービス)も利用可能だ。設定のカスタマイズやアプリのインストールについては、ファームウェアレベルで書き込むことも可能で、端末を初期化しても保持できるため、「初期化して制限を解除しようとする試み」を阻止することも容易だ。
企業によっては、動作の安定性を重視する観点から「新しいOSにバージョンアップしたくない」というニーズもある。arrows BZ01では、オプションでOSバージョンアップを抑制するサービスも利用できる。この場合でも、最新のセキュリティパッチは提供されるため、安全性に問題は生じない。
さらに、技術トラブルが発生した際に、専門の技術者からサポートを受けられる体制も整備されている。端末の運用で困ったことが発生した場合に適切なアドバイスを受けられることは心強い。端末の長期運用を想定して、メーカー保証を1年間から3年間に延長できるサービスも提供されている。
スマホが普及した昨今において、スマホに求められる役割は「通話」だけではなくなっている。ビジネス向けスマホとして、arrows BZ01には通話以外の機能もしっかりとこなせるように工夫が凝らされている。
USBケーブルでarrows BZ01とデジタルカメラをつなぎ、Web会議ツールを使って映像を伝送することで工事に関する指示をその場で受ける――そんな使い方をしている企業もあるという。大規模な装置を導入せずとも、工夫次第で「作業効率の向上」と「コストの削減」を両立できるのだ。
ノートPCでのテレワークに慣れた今だからこそ、次はスマホも含めた“効果的な”テレワークについて考えてみてほしい。
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提供:富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2021年3月16日
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