News | 2000年10月16日 09:46 PM 更新 |
ソーテックの大辺創一社長は10月16日,米Transmetaの「Crusoe」を搭載したノートPCを来年初頭に製品化することを明らかにした。現在,ソニー,富士通,ならびに日立製作所などがCrusoe搭載マシンの製品化を公式に表明。ソニーについては,初のCrusoe搭載ノートとして「バイオC1」が今月7日に発売され,秋葉原ではなかなかの人気となっている(10月12日のショッピング記事参照)。
ソーテックは同日,A4タイプのオールインワンノートPC「WinBook U370TRX4B」を発表(別記事参照)したが,大辺社長はWinBookシリーズのロードマップについて,「今後,WinBookシリーズではB5タイプを投入し,ラインアップの強化を図る。CPUにはTransmetaのCrusoeを採用する」と述べた。
また,ソーテックで総合企画室マネージャを務める木村弘志氏によれば,B5サイズのWinBookでは,Crusoeだけでなく,米Intelが計画を前倒しして投入する超低消費電力型のモバイルプロセッサ(10月12日の記事参照)も採用する計画だという。なお,WinBookのラインアップには,Crusoe搭載機が1モデルだけ追加される見込みだ。
ソーテックは,ローエンドのノートPCとして「e-note」を展開しているが,木村氏によれば,e-noteでCrusoeを搭載する予定はないという。「Crusoe搭載機は,上級者向けのWinBookで採用する。また,製品の性格上,機能を削って価格を抑えることはしない」(同氏)
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