News | 2000年11月21日 09:55 PM 更新 |
11月21日,シャープは新型ザウルスを発表した。最大の特徴は,下部がスライドして現われるキーボードだ。SDカードスロットと,コンパクトフラッシュType IIのスロットも装備し,NTTドコモのPHSカード「P-in Comp@ct」も利用できる。
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全展示機にP-in Comp@ctがささっていた。基本的に新型ザウルスにP-in Comp@ctは“必須”ということらしい |
新ザウルスでは,MPEG4形式の動画を再生できる。「ビデオがモバイルで楽しめる環境をいち早く作っていく」(シャープ)。
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シネマタウンから配信予定の「シックス・デイ」の1コマ。アーノルド・シュワルツェネッガーの顔が分かるだろうか? 字幕もしっかり読める |
シャープの調査によると「80%以上の方が通勤電車の中でテレビやインターネットを楽しみたい」という結果だったという。とくにテレビやビデオを見たいという人が5割を超える。
PCや専用ハードウェアでのMPEG4エンコードに加え,シャープが「シネマタウン」と呼ぶインターネットサイトも開始する。シネマタウンでは,カミングスーンの提供で映画の予告編などをダウンロードできる。
また,マルチメディアキオスク端末も用意し,街角でコンテンツが購入できるようにする。
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下部がスライドして現われるキーボード。両手の親指で入力する |
もう1つの特徴が,コンパクトフラッシュスロットにPHSカードP-in Comp@ctを装着できることだ。これによってザウルスを携帯メール端末として利用できるようになる。
シャープによると,利用者の87.5%が携帯電話のメールへの不満点として「文字を入力しずらい」ことを挙げるという。新型ザウルスではキーボードを搭載することで,快適な入力環境を提供する。
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新ザウルスは,コンビニなどでのコンテンツ配信も視野に入れている |
携帯電話に対するアドバンテージは,メールに書類を添付できること。オプションのデジタルカメラカードを装着して写真を添付することも可能だ。メールも仕分けできる。
CEATEC JAPANでは,パステルカラーなどの魅力的なボディカラーのものも参考展示されていたが,今回発売されるのはメタリックシルバーのみ。液晶は3.5型の反射型でフロントライトを備える。
新ザウルスの価格は5万円を切る程度。発売日は12月15日となる。
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