News 2000年11月24日 10:29 PM 更新

2足歩行ロボット? やっぱりザクでしょ

記憶の良い人ならすぐ思い出すはずだが,2足歩行ロボットといえば,やっぱりバンダイのザクだ。

 もう半年以上も前のことなので,覚えている人は少ないかもしれないが,バンダイも2足歩行のロボットを開発している。それは,ホンダやソニーのように人間との共存を視野に入れたパートナーロボットなどというものではなく,まさにロボットそのものと言える「ザク」だ(3月17日の記事参照 )。


バンダイブース。ザクはいなかったが,BN-1や昆虫ロボットのデモには大勢の来場者が集まっていた

 ただ,「ROBODEX2000」のバンダイブースには,ネコ型ロボットの「BN-1」や昆虫タイプの自律型ロボットが出展されているのだが,残念ながらザクの姿はどこにも見あたらない。やはり,パートナーロボットではないからだろうか? などと考えながら,バンダイブースの担当者に聞いてみると「春のおもちゃショーにはまた出展する予定」とのことだった。


2足歩行するザクのラジコン。これは今年3月の東京おもちゃショーに参考出展されていたもの

 担当者によれば,「ザクは既に研究段階から,量産段階へと移行している。現在は,製品化するにあったっての調整を進めている最中」という。2足歩行はもとより,BB弾を発射するマシンガンや,液晶ディスプレイ付きのリモコンなど,機能面では3月のおもちゃショーから変更はないもようだ。発売時期については,「2001年夏頃を予定している。価格は5万円程度」(同担当者)としている。

ザクでOPEN-Rを採用?

 また,バンダイでロボット分野の研究開発を行っているというこの担当者は,ソニーの「SDR-3X」について,「衝撃的だった。早く手に入れたい」と興味シンシン。特に,AIBOやSDR-3Xを構成するアーキテクチャの「OPEN-R」については,「あくまで個人的な意見だが」と断った上で,「ザクでも使ってみたい。非常に完成度が高く,自前でシステムを全部作るよりも,その方が効率的だ」と力強く話した。

 「あれだけたくさんのアクチュエータを使うと,とても手が出せない値段になるので(ソニーはSDR-3Xについて“乗用車1台分”としている),最低必要限に抑えることになるだろう。だが開発者としては,アクチュエーターをふんだんに使って,リアリティに溢れる動きをするガンダムを作ってみたい」(同担当者)

 OPEN-Rは,学習や自律行動を実現するソフトウェア,歩行や姿勢制御などを行うミドルウェア,ならびにハードウェアの仕様を定義。ソニーの独自OS「Aperios」を基盤とする。脚部や頭部といったパーツを交換したり,ソフトウェアモジュールで機能を追加したりできるのが特徴だ。ソニーでは,OPEN-Rのライセンスビジネスを展開するとしている。

 ともあれ,来年夏発売予定のザクは既に量産化に向けて順調に開発が進んでいるため,今からOPEN-Rが採用されることはない。ただ,「ザクの売れ行きによっては,新型モビルスーツも開発しやすくなる」(同担当者)というから,まずは初代ザクを購入するとしよう。

関連記事
▼ ザクにCCDカメラを搭載するバンダイ
▼ 「今後10年間は間違いなくロボットの時代」──ソニー土井常務,ロボットの未来を語る
▼ 動画で見るROBODEX2000──ソニーSDRやホンダASIMOのムービーがたっぷり
▼ ソニーの小型2足歩行ロボットは“サッカー小僧”

[中村琢磨, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



Special

- PR -

Special

- PR -