News 2001年1月12日 09:52 PM 更新

携帯電話の選択基準は,1位デザイン,2位ディスプレイの大きさ──ガートナー調査結果

携帯電話を選ぶときはデザインが最優先。年輩になるほど「重さを気にする」という結果が出た。PDAと携帯電話が統合されたデバイスを求める声は少ない。

 日本ガートナーグループは,1月10日,iモードに代表されるインターネット接続携帯電話に関する日本のエンドユーザー調査結果を発表した。

 それによると,現在のモデルを選択した理由は,デザイン,ディスプレイの大きさ,カラー画面が大きな要素となっている。また,82%が買い替えの経験があり,その理由はインターネット利用を強く意識したものだった。

年代別にみたインターネット接続携帯電話の選択理由

 この調査は,インターネット接続携帯電話とPDAに関する需要動向を分析するために行われたもの。日本在住の16歳以上,64歳までの個人を対象に,2000年11月に行われた。有効回答数は1000。

 携帯電話選択の理由は,グラフのように年代によって大きな開きがある。19歳以下のユーザーは,デザイン(78.9%),ディスプレイ(63.2%),カラー画面(47.4%)を選択基準にする比重が高い。

 逆に「重さ」という選択理由は,19歳以下では15.8%しかなかったのに対し,年代が上がるにつれ上昇していく。ガートナーでは,通話のための「コミュニケーションツール」として利用してきたユーザー層と,文字・画像情報も伝達できる「コミュニケーションアクセサリ」と位置付けているユーザー層の分離が見られた,としている。

 調査対象の82%が買い換え経験があり,「iモードが欲しかった」(26.8%),「インターネットができるから」(10.6%),「電子メールができるから」(5.7%)など,インターネット利用を強く意識した理由が挙げられていた。

 先日,電気通信事業者協会(TCA)が発表した事業者別契約者数でも,インターネット接続携帯電話の契約者数は月間約300万人ずつ増加している。インターネットを利用するツールとして携帯電話が捉えられてきているという見方を裏付ける結果といえよう。

 電池寿命に関しては,40%弱が「満足していない」と答えている。ガートナーでは,カラー化・大画面化,インターネットアクセスによる消費電力増大が,携帯電話の新たな問題点としている。

PDAと携帯電話を統合する必要はない

 PDAに関する調査も同時に行われた。PDA購入の選択基準としては,重さ,カラー画面,デザインが重要視される結果となった。PDAでのインターネット利用は,68%が利用経験がないと回答している。

 また,PDAとインターネット接続携帯電話が統合したデバイスを求める声は少なく,ガートナーは,「日本ではPDAとインターネット接続携帯電話で分極化した別の市場が形成されていく」と予想している。

 海外では,Handspringの「Visor Phone」など,携帯電話とPDAが統合されたデバイスの発表が始まっているが,少なくとも日本のユーザーはそれほど魅力を感じていないようだ。

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[斎藤健二, ITmedia]

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