News | 2001年1月12日 09:18 PM 更新 |
第1種通信事業者であるアイ・ピー・レボリューション(IPR)は1月12日,当初予定を3カ月繰り上げ,2月中旬より光ファイバー網を利用したインターネット接続サービスを開始すると発表した。スループットが最大100Mbpsの法人向けと,最大10Mbpsの集合住宅向けという2種類のメニューを提供する。IPRは,ソフトバンクグループのインターネット・インフラ事業統括会社であるソフトバンク ネットワークスの100%出資子会社。
集合住宅向けのサービスは,10Mbpsで月額4900円と価格をNTT東西地域会社の試験サービス(月額1万3000円)の半分以下に設定。NTT東西の本サービス開始時の料金引き下げを見込んで,競争力のある価格付けを行った。なお,サービスの利用には終端装置使用料金(月額1200円)が必要となり,合計では6100円/月となる。
IPRのサービスメニュー | ||
対象 | 企業 | 集合住宅 |
速度 (ベストエフォート型) | 100Mbps | 10Mbps |
月額料金 | 9万8000円 (最大72ユーザーで共有)/19万8000円(最大12ユーザーで共有)/98万円(占有タイプ) | 4900円 (終端装置使用料として月額1200円が必要) |
IPRのサービスは,バックボーンにGlobal Accessが保有する光ファイバー網を使用。Global Accessは都内地下鉄構内に光回線を敷設しており,そこから企業テナント/集合住宅までの回線をIPRが敷くことになる。サービス提供エリアは当初,東京都の港区・新宿区・渋谷区・中野区の一部を予定している。
IPRでは,同日よりサービスの申し込み受け付けを開始。なお,詳細なサービス地域や初期費用などの詳細は,IPRカスタマーサポートセンター(TEL:03-5798-3494)に問い合わせとのこと。また,同社Webサイトから電子メールで問い合わせることも可能だ。
ソフトバンクグループには,ネットワークインフラ事業を手がける会社として,無線接続サービスのスピードネットやxDSL事業者のエックステージがあるが,どちらもまだ試験段階で,最後発のIPRが最初に商用サービスを開始することとなった。
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