News 2001年5月22日 11:00 AM 更新

オリンパスが,人気のC-1に3倍ズーム機能を搭載したデジカメ新製品

オリンパス光学工業は5月22日,3倍ズーム搭載の小型軽量デジタルカメラ「CAMEDIA C-1 Zoom」を発表した。発売は6月中旬で,4万9800円。


3倍ズーム搭載のCAMEDIA C-1 Zoom

 C-1 Zoomは,コンパクトサイズのデジカメ市場で「発売以来,コンスタントな人気」(同社)というC-1に,35ミリカメラ換算で38〜114ミリ相当の3倍ズーム機能を装備したスタイリッシュなデジタルカメラ。C-1と比べて幅2ミリ,厚さ1ミリ(高さは同じ)というわずかなサイズ増で3倍ズームの搭載を実現している。「初心者には必要十分な解像度」(同社)という131万画素1/3.2型CCDや,F2.8(38ミリ時)で7群8枚の明るいオリンパスレンズを採用するなど,エントリーユーザー向けながら十分なスペックを備えているという。また,8MバイトのスマートメディアやUSBケーブルなどを同梱し,購入してすぐ使えるオールインワンパッケージとなっている。価格は4万9800円だが,市場では4万円を切る実売価格を想定しているという。

 「日常的にどこへでも気軽に持ち歩ける」(同社)というコンセプトに基づいている厚さ35ミリの小型フラットボディは,同社コンパクトカメラと同様にレンズバリアをスライドさせると電源が入る仕組みを採用。リチウム電池のほか,単3形乾電池も使え,どこでも入手可能な電源に対応している。ボタンを最小限に抑えた操作系と合わせて,初心者でも気軽に撮影ができるという。タマゴ型のレンズバリアをアクセントにしたボディは,男性にも女性にも受けるようにユニセックスなやカラーデザインを採用したという。

 露出制御やピント合わせはすべてオートだが,露出補正は+/-2EV(1/2ステップ)まで可能だ。実像式の光学ファインダーと,1.5型TFT液晶ディスプレイも装備している。記録画素数に640×480ピクセルを選択した場合でも,131万画素をフル活用して高画質記録を実現する「TruePic処理」を搭載している。また,カメラの前部に貼ることができる専用シール(1200円)もオプションで用意している。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 CAMEDIA C-1 Zoom
映像素子 1/3.2型131万画素CCD(有効125万画素)
記録画素数 1280×960ピクセル(SHQ/HQモード),640×480ピクセル(SQモード)
記録方式 JPEG(DCF準拠,DPOF対応)
レンズ 5〜15ミリ(35ミリカメラ換算で38〜114ミリ相当),F2.4/4.3,7群8枚(非球面レンズ2枚含む)
測光方式 CCDによるデジタルESP方式
露出制御 プログラム,露出補正(+/-2EVまで,1/2EVステップ)
シャッタースピード 1/2〜1/1000秒(オートのみ)
ホワイトバランス フルオートTTL,プリセット(晴天/曇天/電球/蛍光灯)
ファインダー 光学実像式(オートフォーカスマーク)
液晶モニタ 1.5型TFTカラー
記録メディア スマートメディア(128Mバイト対応)
電源 リチウム電池(CR-V3)×1,単3形(ニッケル水素,ニカド,アルカリ)×2,ACアダプタ(別売)
サイズ 112(幅)×62(高さ)×35(厚さ)ミリ
重量 185グラム(電池とカード別)
価格 4万9800円

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[西坂真人, ITmedia]

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