News | 2001年5月28日 03:00 PM 更新 |
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420万画素CCD搭載のデジタルカメラ Allegretto M81 |
東芝は,420万画素CCD搭載のデジタルカメラ「Allegretto M81」(PDR-M81)を発表した。同社によると,コンパクトタイプで420万画素CCD搭載は世界初という。従来のデジカメユーザーだけでなく,銀塩コンパクトカメラ購入者層の取り込みも狙うなど,幅広いユーザーをターゲットにした製品だ。「400万画素搭載で300万画素機並みの価格を実現し,多彩な撮影モードで誰にでも美しい写真が撮れる」(同社)のがコンセプトとなっているという。
Allegretto M81の映像素子は,1/1.8型の420万画素CCD(有効画素400万)で,最大解像度は2400×1600ピクセル。光学2.8倍ズームレンズ(35ミリフィルム換算で35-98ミリ相当)を搭載し,画像補完処理機能搭載のデジタル2.2倍のズームと併用して6倍ズーム撮影が可能だ。通常のオートモードのほか,ポートレート(人物),風景,スポーツ,夜景などシーン別のセレクトモードを搭載している。より自然な色再現性を得られるという新開発の「オートホワイトバランス制御」を搭載。最長約3分の音声付き動画撮影も可能となっている。
絞り優先AE/シャッター速度優先AEのほか,マニュアル露出にも対応。フォーカスの距離を指定できる毎秒7.5コマの16画面マルチ撮影や,最速0.8秒間隔で最大3コマの連写が可能となっている。6種類のホワイトバランスや,ISO100/200/400の3段階切り替え式感度設定など,簡単撮影だけでなく積極的な画作りにも対応した機能を搭載している。ファイル形式はJPEG(DCF準拠,DPOF対応)で,エプソンが提唱するPIM(PRINT Image Matching)に対応している。動画はAVI形式,音声はWAVE形式となる。
記録メディアにはスマートメディアを使用し,PCと接続するインタフェースにはUSBを備える。メニューを見なくても操作できるように,ストロボや画質の切り替え,消去ボタン,セルフタイマーなど使用頻度の高いボタンは独立させている。「簡単操作と高画質を両立させることで,入門機としてもハイエンド機としても対応できる。幅広いユーザーに使ってもらいたい」(東芝広報)という。価格はオープン価格で,7月中旬の発売予定。市場では7万円を切る実売価格を想定しているという。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | Allegretto M81 |
映像素子 | 1/1.8型420万画素原色CCD(有効400万画素) |
記録画素数 | 最大2400×1600ピクセル(静止画),最大320×240ピクセル(動画) |
レンズ | 35-98ミリ相当 |
絞り | F2.9-F4.8 |
記録メディア | スマートメディア(128Mバイトまで対応) |
ファイル形式 | 静止画:JPEG,DCF準拠,DPOF対応,動画:AVI,音声:WAVE |
シャッタースピード | 1/1000〜1/2秒(メカニカルシャッター併用) |
ホワイトバランス | オート,屋外晴天,屋外曇天,蛍光灯1〜2,白熱灯 |
撮影感度 | ISO100/200/400相当 |
液晶モニタ | 1.5型低温ポリシリコンTFT液晶 |
インタフェース | USB |
電源 | 単3アルカリ電池4本(付属),単3充電池(ニッケル水素,リチウム)も使用可能 |
本体サイズ | 107(幅)×71(高さ)×47(奥行き)ミリ |
重量 | 約240グラム(本体のみ) |
価格 | オープン価格(予想実売価格6万9800円) |
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