News | 2001年7月2日 02:29 PM 更新 |
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米MicrosoftがリリースしたWindows XPのRC1 |
米Microsoftは先週末,「Windows XP」のRC1(リリース候補第1版)をベータテスター向けにリリースした。
同社は6月18日の記者向け説明会で,6月中にRC1の開発を終了させ,7月4日までに配布を行うと発表していた(6月19日の記事参照)。同社は今週中にインストール後180日間の使用期限が付いたRC1をテスターやプレビュープログラム参加者に発送する。
Microsoftは,社内およびベータテスターからのフィードバックをもとにRC2を中間リリースとして出しながら,製造工程向けリリース(RTM)へと作業を進める。
ベータテスター向けにリリースされたRC1は,機能やビジュアルの面では6月初旬にリリースされたバージョンとさほど変わりはない。しかし,さまざまなバグが取り除かれ,パフォーマンス的にも若干向上しているようだ。ベータ2と比較すると,メモリ消費量,パフォーマンスの両面で改善されている。
一時話題を呼んだMP3 CODECは,結局RC1でも取り除かれたままだ。Microsoftは一時的にMP3 CODECを,Widnows XP付属の「Windows Media Player 8」(WMP8)に搭載していたが(ただし56Kbpsまでしかエンコードできない機能限定版),これを最近のビルドでは取り除いていた(6月14日の記事参照)。
しかし,サードパーティ製のMP3 CODECを排除する措置は採られていない。サードパーティ製MP3 CODECを組み込み,適切にレジストリに登録すれば,WMP8の設定画面でMP3をCD録音用CODECとして選択できるようになる。
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サードパーティ製のMP3 CODECを組み込むことはできる |
以前,本サイトで報告した無線LANのサポートは,初級者向けの若干の変更が施され,近くの基地局やアドホックネットワークを発見するとダイアログがポップアップし,リストの中からどのネットワークに接続するかを選ぶようになった。暗号化が行われていなければ,そのまま無線LAN向けの特別な設定を行わずにネットワークに接続できる。
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