News 2001年8月30日 09:24 PM 更新

日立,ハイビジョン対応プラズマTV「WOOO」を発表(2)

 同社は今年4月に,ハイビジョン解像度を持つ32V型のプラズマTV「W32-PD2100」を,さらに6月にはBSデジタルハイビジョンプラズマTV「W32-PD2100」を相次いで発売している。

 同社の調査による今年のプラズマTV市場は,今年第1四半期(1〜3月)が5000台だったが,同社が新製品2機種を発売した第2四半期(4〜6月)には1万台にまで拡大している。これも同社に言わせると「日立のプラズマTV新製品が,市場を牽引したから」だ。

 愛用者カードによると,20代未満から60代以上まで幅広い年齢層に購入され,職業も会社員が47%と半数近くを占めている。「流行に敏感な人や高額所得者だけでなく,普通のユーザーがプラズマTVを買っている」(同社)。

 さらに愛用者カードでは,設置場所の調査も行われた。ブラウン管TVユーザーの調査では,65%がコーナーに設置しているのに対して,プラズマTVでは壁沿いに設置しているケースが61%となっているなど,薄型サイズのプラズマTVならではの結果が表れている。


壁沿いに設置できるのも,薄型のプラズマTVならでは

 WOOOシリーズは,BSデジタル内蔵37V型のW37-PDH2100のほか,42V型のBS HDTV対応プラズマディスプレイTV「W42-PDH2100」と,37V型のプラズマディスプレイTV「W37-PD2100」が同日発表されている。実売予想価格はW42-PDH2100が90万円前後,W37-PD2100が70万円前後となっている。

 今回の新製品によって,今年4月に発売した32V型と合わせて32V,37V,42Vと3種類の画面サイズのラインアップがそろったことになる。同社では,32V型を「アーバンシンプルライフ派の都市生活者にジャストサイズ」,37V型を「ワンランク上を求めるラグジュアリーライフ派のゆとり生活者にモアリッチサイズ」,42V型は「デジタルホームシアター派のシアターサイズ」と,サイズごとにそれぞれターゲットユーザーを設定している。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 W37-PD2100 W37-PDH2100 W42-PDH2100
画面サイズ 37V型 42V型
対角サイズ 950ミリ 1060ミリ
画素ピッチ 0.81×0.45ミリ 0.9×0.51ミリ
アスペクト比 16対9
最大輝度 650カンデラ/平方メートル 750カンデラ/平方メートル
視野角 160度以上
画素数 105万画素(1024×1024ピクセル)
最大表示色 1677万色
消費電力 315ワット 360ワット
サイズ 1142(幅)×651(高さ)×254(厚さ)ミリ 1233(幅)×713(高さ)×300(厚さ)ミリ
重量 34.3キロ 38.8キロ
価格(実売予想価格) オープン(70万円前後) 同(80万円前後) 同(90万円前後)

関連リンク
▼ 日立製作所

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[西坂真人, ITmedia]