News 2001年10月26日 10:41 PM 更新

1枚15秒の高速プリント。画質は……!?――使い切りデジカメ(プリント編)(1)

使い切りデジカメ「撮ってもEG」レビューシリーズの最終回。実際にプリント端末による出力を行い,出来上がった画像を「写ルンです」の写真と比較してみた。

 「購入編」「性能比較編」と続けて,使い切りデジカメ「撮ってもEG」のレビューを行ってきた。最終回は,実際にプリント端末による出力を行い,出来上がった画像を「写ルンです」の写真と比較してみた。

 プリントを行った場所は,三省堂書店の神田本店。今回,撮ってもEG の本体は「デイリーヤマザキ渋谷3丁目店」で買ったが,プリントと合わせて取材も行いたかったので,忙しそうなコンビニは避けた。プリントサービスは本体購入店でなくても可能で,テスト販売を行う6店全てで受け付けている。

 三省堂書店神田本店には,1階中央のレジカウンタにプリント端末が設置されている。発売初日はオープンと同時に売り切れになったという同店。その後もコンスタントに売れているという。

 「毎日夕方には入荷分を売り切ってしまう。客層はほとんどが男性で,30〜40歳代が中心になっている」(同店)。

 早速,プリントを始めてみる。撮ってもEG を店員に手渡すと,専用工具で本体右側のツメが折られ,隠されていたUSB接続端子が出てきた。

本体右側のツメを折ると,USB接続端子が現れる

 専用ケーブルでプリント端末と接続すると,自動的に 撮ってもEG へのアクセスが行われる。プリント端末の画面では,24枚を一度にプリントするモードと,プリントしたい画像と枚数が選択できるモードを選ぶことができる。

プリントしたい画像と枚数が選択できるモードも用意

 プリント作業中に端末が一度フリーズして,起動画面を見ることができた。画像処理はPC(エプソンのエンデバーシリーズ?)を利用しているようで,アプリケーションはWindows 98上で動いている。

普通のPCを使い,アプリケーションはWindows 98上で動いている

 1枚のプリントに要する時間はわずか15秒。ストップウォッチで計測してみると,24枚+インデックスのプリント時間は6分24秒だった。接続の作業を含めても,10分以内でプリント作業が終了してしまう。本体料金にはプリント代も含まれているので,支払いの手間もいらない。この迅速なシステムは,非常に便利だ。

わずか6分少々という短時間でプリントが終了する

 さて,画質はどうだろう。同条件で撮影した 写ルンです の写真と比べてみた。

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