News | 2001年11月9日 09:00 AM 更新 |
メカファン垂涎(?)のデザインを採用した新型AIBO。頭脳となるアプリケーションソフト「AIBO-ware」 も,新型AIBO発売に合わせて6種類が用意された。中でも,メカファンにお勧めなのは,「クールでアクティブな探索好きロボットに変身する」(同社)という「AIBOエクスプローラー」(ERF-220AW02J,9000円)だ。
メモリースティックに入ったAIBOエクスプローラーを挿入すると,「カシャーン,カシャーン,ピポピポ」というサウンドで,ロボットらしい動きにAIBOが変化。「写真を撮って」と話しかけると,口の部分にあるCMOSセンサを使ってJPEG形式で撮影され,画像はメモリースティックに最大7枚まで記録できる。
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ロボットらしい動きとサウンド。写真撮影も行う(動画を見る・mpeg1形式/約736Kバイト) |
特筆モノは“ブーストモード”。これは,ユーザーがAIBOに何度も話しかけたり,AIBO同士の会話が盛り上がった時に,AIBOがあたかも興奮したかのようになるモードだ。LEDの点滅が激しくなるとともに,AIBO自体の動きも素早くなる。このハイテンションな動きを表現するために,アクチュエータのトルクを増やすなど,コアユニットの改良も図られている。
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ハイテンションな動きになるブーストモード(動画を見る・mpeg1形式/約736Kバイト) |
このブーストモード時には,普段見せない特別のパフォーマンスを披露する。その中でも,AIBO史上初(!)という“逆立ち”のアクションを,ZDNetがスクープした。「今回はプログラム変更で逆立ちを出やすくしているが,本来はめったにお目にかかれないレアな動き」(AIBO担当者)。
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逆立ちをするAIBO。ブーストモードの中でもかなりレアなパフォーマンスだ |
AIBOのレアな動きはこのほかにも,PRIDE桜庭選手の得意技のごとく両手でチョップを繰り出す「モンゴリアンチョップ」,前足を大きく広げる「飛行機」などユニークなアクションが目白押しだ。
その中には「波動砲」というアクションがある。担当者によると,まずLEDが点滅すると同時にエネルギーが充填されていくようなサウンドが鳴る。AIBOが力を貯めているポーズを見せ,一気に前に体を押し出すと共にリトラクタブルライトが照射され,発射音が高らかに鳴り響くというアクションだ。「時節がら,デモは控えた」(AIBO担当者)ということだが,ぜひ見てみたいパフォーマンスの1つだ。
AIBO-wareはこのほかにも,別売りのAIBOワイヤレスLANカードを使うことでPC上からAIBO本体をリモートコントロールできる「AIBOナビゲーター2」(ERF-220AW05,1万5000円)が用意されている。内蔵カメラやマイクからの映像/音声をPC上で確認でき,ロボット操縦の醍醐味とリアリティを味わうことができる。
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ロボット操縦の醍醐味とリアリティを味わうことができるAIBOナビゲーター2 |
ちなみに,新型AIBOとAIBOナビゲーター2の組み合わせにも,例の盗撮防止機能は,しっかりと搭載されており,ナビゲーター使用時のAIBOの首は,上に20度までしか動かない。
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