News | 2001年12月20日 05:42 PM 更新 |
日本デビットカード推進協議会は12月20日,今年のJ-Debit取引金額が3000億円に達したことを記念したセレモニーを東京・渋谷のシブヤ西武で開催した。会場には,J-Debitイメージキャラクターであるヒロコ・グレースさんとASIMOのレンタル事業用モデルが登場,2人(?)で仲良くJ-Debitの利用実演を行った。
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ヒロコ・グレースさんやASIMOも登場したJ-Debitの利用実演 |
この実演の設定は,ヒロコ・グレースさんがシューズショップで靴を購入するというもので,靴を選んだヒロコさんが郵便貯金カードで支払うことを店員に告げると,J-Debit端末を持ったASIMOが得意のインテリジェント・ウォークで登場。自在歩行技術や音声動作命令対応など機能向上が図られた新型ASIMOは,人間が普通に歩くようなスピードでスムーズな2足歩行を披露した。
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ヒロコ・グレースさんが購入した靴の支払いをJ-Debitで行うというデモ |
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レンタル事業用の新型ASIMO |
一度目のデモでは,J-Debit端末をASIMOが落としてしまうハプニングもあったが,2度目はしっかりとヒロコさんに端末を手渡し,スムーズ(?)な即時決済をアピールした。
「プライベートでも,よくJ-Debitを利用しています」というヒロコさんは,馴れた手つきで端末にカードを通し,数秒で支払いが完了。最後は,ASIMOがヒロコさんに“ありがとうございます”とお辞儀をしてデモは終了した。
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馴れた手つきで端末の操作を行うヒロコさん |
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お辞儀をするASIMOに,ヒロコさんもゴキゲンの様子 |
J-Debitは,手持ちのキャッシュカードで買い物や支払いができる即時決済システム。1999年1月よりサービスを開始した。新たな申し込みや金利・手数料,年会費などが不要なうえ,専用端末を使ってその場で暗証番号を入力したり金額の確認ができるため,セキュリティ面でも安心なのが特徴だ。
3000億円という金額は,同協議会が2001年の年間取引金額目標として掲げていたもの。昨年(2000年)の年間取引金額1472億円だったので,一気に2倍強も取引が増えたことになる。
同協議会の事務局長の小池浩氏はセレモニーの挨拶で「約1800の金融機関のカードが約1200の取引加盟店で利用できる利便性と,約100の情報処理センターによるスムーズな即時決済などによって3000億円を達成できた。ショッピングだけでなく宅配サービスやタクシー,病院と,利用シーンも広がっている」とJ-Debitの取引増加について説明した。
3000億円達成を受け,同協議会では「J-Debitクリスマスチャリティ」を実施する。12月20〜25日の期間にJ-Debitを利用すると,1回につき10円が日本赤十字社に寄付され,障害者福祉活動などに役立てられるという。寄付金は同協議会から出されるため,利用者の負担はない。
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