News:ニュース速報 2002年6月3日 05:46 PM 更新

ヤマハ、44倍速書き込み対応CD-R/RWドライブ 記録面に描画も可能

ヤマハから最大44倍速ライト対応CD-R/RWドライブが登場した。記録面に簡単な絵などを書き込める

 ヤマハは6月3日、44倍速書き込み対応のATAPI内蔵型CD-R/RWドライブ「CRW-F1」を7月下旬に発売すると発表した。CD-Rメディアの記録面に文字や絵を描画できる「DiscT@2」(ディスクタトゥー)技術を搭載したのが特徴。オープン価格。


 記録方式に「Full CAV」を採用。メディアの回転数を一定に保ちながら、ピックアップの移動とレーザー出力の変化により高速書き込みを行う。書き込みは最大44倍速、書き換えは最大24倍速、読み込みは最大44倍速。CD-RWへの書き換えには「PARTIAL CAV」方式も採用した。


「DiscT@2」の描画例

 新製品はCD-Rメディアの記録面に文字や絵を描画できる「Disk T@2」技術を搭載する。「Disk T@2」は同社が2月に発表した(2月15日の記事参照)技術。Full CAV技術を利用し、レーザー出力とメディアの回転、ピックアップ位置を高精度に制御することでCD-Rメディアの記録面に絵や文字を描画する。またCD-Rメディアに通常のデータ記録を行った後、未使用部分を使用して、ディスク記録内容のメモや日付などを印刷することもできる。

 同社独自の音楽データ記録方式「Advanced Audio MASTER」を搭載。記録時に線速度を1.4ミリ/秒に高速化することで、再生時の音質を低下させるジッター値を下げる。また従来の「Audio MASTER」技術では、書き込み速度が4倍速に固定されていたが、新たに1倍速と8倍速にも対応した。

 次世代CD-RWフォーマット規格CD-MRW(Mt.Rainier)に対応したほか、CD-RWメディアに取り入れた曲順を編集できる「CD-RW Audio Track Edit」機能も備えている。

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