News:ニュース速報 | 2002年7月29日 02:43 PM 更新 |
オリンパス光学工業は7月29日、2007年3月期までの中期経営計画を発表した。映像システムカンパニーはデジタルカメラ世界市場で2割のシェア獲得を目標に掲げ、主にデジタルカメラのブランド力強化を図り5年間で200億円の投資を行う。
映像システムカンパニーはカメラ関連を扱う社内カンパニー。商品や生産技術は国内で開発し、製造は中国で行う「中国発ビジネス」がフィルムカメラで成果を上げたのを踏まえ、これをデジタルカメラにも展開。品質向上とコストダウンを両立させる。
ディーラーとの連携を深め、SCM(サプライチェーンマネジメント)システムを部品ディーラーや販売ディーラーまで拡大して市場にスピーディーに対応する体制を構築する。
また「オリンパス」ブランドの強化を掲げ、特にコンシューマへのインパクトが大きいデジタルカメラ分野を軸に、今後5年間で200億円の積極投資を実施。デジタルカメラのトップブランドとしての認知を高める。
これらにより世界市場でデジタルカメラ20%、フィルムカメラ市場で25%をシェアを持つ具ローバルブランドに成長させたい考え。
全体の目標では、2007年3月期の連結売上高は8700億円と2002年3月期の1.6倍、連結営業利益は1200億円と同2.8倍、ROEは16%を目指す。
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