News:ニュース速報 | 2002年7月29日 06:50 PM 更新 |
KDDIとKDDI研究所、東京医科歯科大学医学部附属病院は7月29日、光無線装置とPCを利用した遠隔医療実験を実施したと発表した。
内視鏡の高画質動画を離れた病院の専門医などにリアルタイムに伝送することで治療に役立てるのが狙い。通信端末として一般のPCを利用することで、従来と比べ安価で汎用性の高い遠隔医療システムが実現できるという。
実験は7月26日に実施。同大学と武蔵野赤十字病院をネットワークで接続。消化管内視鏡で撮影した動画をPCで送受信した。
同大学とKDDI大手町ビル間は150Mbpsの光無線装置で、同ビルと同病院間は研究開発用ギガビットネットワーク「JGN」を利用して接続した。端末のPCではWindows用動画配信ソフト「DV Live!」で、DV画質の内視鏡動画を伝送した。
実験の結果、伝送された動画の品質は遠隔医療に十分利用可能と判断した。皮膚科や外科などにも応用範囲を広げ、国内外の病院を結んだ遠隔医療ネットワークの構築も検討する。また同社と同大学で新技術の商用化も図っていく。
関連記事
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.